バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

マグナムサッカー/3

マグナムサッカー 3
 
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 3
 
 フィールドを交換し、後半が始まる・・・!
 ピイイイィィー!!
 会場に響き渡る笛の音、
 今度は向こうは真っ先に一気に撃って来るが、こちらはワンテンポ遅れて撃つ、
 監督からの指示だ、
 ボールの上を狙って放たれた銃弾は思惑通りボールを斜め下、敵ゴール側に弾く、
 「上がれ上がれぇ!!」
 監督の声に俺は前にいた軍人たちと共に走る、
 走りながらボールを撃ち、確実に相手の方に転がす!
 と、ヘルメットに黄色迷彩の敵チームの一人がいきなり左横から出て来てボールを足で地面と挟み止める!
 一瞬で凍り付くフィールド、
 敵にしろ味方にしろ、銃で撃つのはご法度、イエローカード・・・!
 しかし、ボールを止めた男も動けない・・・!
 ヘタなドリブル、もしくばロングパスでもすれば銃弾で軌道を変えられ奪われる可能性がある・・・!
 だからこそ、フィールドが動かないのだが・・・
 もっとも、手が無いわけじゃない・・・いや、足か・・・
 俺は気取られないように男の前から大きく左手側に回り込んで横から後ろまで歩き
 「おっとごめんよ」
 足でボールをこちらに蹴って奪い取りつつ敵ゴール中央より右を狙いシュート!
 ダメ押しでマグナムに持ち替えてボールに撃ち込み、
 ボールはゴール右側に一直線、中央いて避け撃ったゴールキーパーを素通りし二発目のゴールを決めたのだった・・・
 
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