バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

マグナムサッカー/16

マグナムサッカー 16
 
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 16
 
 きちんとしたグリーンのコート・・・
 中央に置かれたボール、
 だが、敵チームは明らかに体型が異なっていた、
 身長は少し高い程度だが、灰色の迷彩服にガタイは異様にいい、というか上半身は四角く、足もどこか棒を足のようにくの字に曲げたような・・・
 あれは一体・・・
 「あのチームを見るのは初めてか?」
 ランチャ!?
 いつの間にか右斜め後ろにいたランチャの声に思わず振り返る、
 ランチャは特に力も入っていないいつも通りの表情で敵チームを見たまま口を開く
 「あれは奴らの強化外骨格だ、あれで運動性能を高めている」
 今度はいつの間にか左斜め後ろにいたグレネーの声、もちろん思わず振り返るも、グレネーも特に力の入っていないいつもの少し上から目線のしたり顔のまま
 「だが、前見たのと違うな?最新型か・・・」
 そしてランチャの一言をもらい・・・
 再び俺は敵チームの方を見る
 なるほど、迷彩服の中に強化外骨格を着こんであるわけね、だからあんなに四角く見えるわけだ・・・
 ピイイイィィー!!
 こちら側全員がアサルトライフルをボールに向けた瞬間、
 向こうの選手の一人がボールに突進して奪い去り、俺達の間を駆け抜けていく!?
 う・・・速い・・・さすが強化外骨格と言ったところか・・・
 だが、俺達も負ける気は無い、何か弱点があるはずだ!!
 俺は走り出すも追いつけない・・・
 向こうは高速で右側の選手にパスし、即時の返しのパスから銃弾に負けない勢いのシュートを少し右に放ち、
 そのままキーパーがゴール右中央に飛んでいくボールに両手伸ばし跳躍するもゴールされてしまった・・・
 
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