マグナムサッカー 4
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そのまま試合は終わった・・・
「調子には乗らない方がいい、今回は国内試合だからな・・・」
「だな、これが国外試合になると・・・」
そう言われたのは試合後のロッカールーム、
左隣のランチャとその先のグレネーのロッカーから何かを取り出しつつ言葉、
国外試合だと何なんだ・・・?
確かに、向こうは同じ国の別チームだが・・・
数日後、飛行機に乗った先、まさしく荒野と言った感じのスタジアム、
一枚岩の上の砂地のようなコートに岩山のような観客席、
もちろん、岩山の部分は外見のみ、観客が座る部分はしっかりとした椅子であるが・・・
こちらと共に敵チームが横並ぶ、岩の荒れ地の迷彩と同じ柄の半球状のヘルメットを着こんだ軍服・・・
東国のチーム、うちの国とは隣国だが、隣国というのは領土が隣接している関係上大別して二つに分かれる、
即ち、非常に仲がいいか、非常に仲が悪いか、
もちろん、うちは、非常に仲が悪い、
国が二つできた後、いや、その以前より、狭いが長い河で分かたれた二国は、
領土を争い数々の戦争を引き起こしてきた、
というのは、うちの国の歴史、いや、小学生の社会の授業において10数えられるほど早いうちに教えられる、
前時代ではいの一番に、と言っても過言ではなかったらしい・・・
故に、この戦いだけは負けるな、
とは、ここに来る前に司令官から賜った言葉だ・・・
まったく、実質初戦で大勝負かよ・・・
ピイイイィィー!!
笛が鳴り向こうチームが前と後ろに別れ、選手の半分がボール前で壁となりつつレーザーサイトでボールを狙い撃ちその分壁になった選手が前進してくる!?
これは・・・銃で撃ったら反則なルールを逆手に取った肉壁作戦!?
だが、甘い!!
俺は一気に中央の選手の間に近づき、選手の体の横にアサルトライフルを挟みボールを撃つ!
そうして勢いが相殺されボールは上に行く!
おっし、この状況なら肉壁たちは移動しないと銃で撃ちづらいからその人数分はこっちが有利!
予想通り大量の弾丸に打ち上げられたボールは向こうに移動していく!
慌ててここを離れる前線の選手たち!
前線を上げる俺達のチーム!
おし、このままいけばボールを押し込める!
ゴールにボールを送るチャンスをうかがい、俺は狙いを定め、
いきなり光が辺りを包んだ
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