バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

ラブティアエブリバディ!!/11

ラブティアエブリバディ!! 11
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第11話 泳弧さんの人生への問答!
     誕生!ラブティアスペイントローラ―!!
 
 私は、私の部屋のベッドに寝転び、右手に持つカードを何気なく上に上げ見ていた・・・
 ・・・どうにか脱出できたはいいものの、その後、ゲートは閉じていけなくなってしまった・・・
 「ちくしょう!ゲートが開かねぇ!!」
 エディのその時の悔しそうな顔と言ったら・・・
 「ねぇ、このカードって何なの?」
 「知らん」
 「知らんって・・・」
 平台の上で背を向けふてくされるエディが投げやりな返し言葉を出す
 「誰かが作っているのか知らないが、いつの間にかあったりする、色々なデータが入ってるもんで、皆が保管したり調べてたりしてたんだ、ま、妖精は戦う力持たないからな、少しでも力になれればと渡したんだろ」
 ううむ・・・
 「それよりももう寝ろ、明日も学校だろ?」
 そうなんだよね、周りに怪しまれないように、学校には行かないと・・・
 と、まぁ、ところ変わって学校で、私の席に制服姿の四人集まり
 「そういうわけでさ、みんな、どう思う?」
 「一度変身して試してみましたが、新しいカードに反応が無いのです」
 泳弧さんが机右隣りから立って私を見る
 「同意、どうやって使うのこれ?」
 君子ちゃんは正面で膝を床に着けやる気なさそうに両腕を一直線に机に付けその上に顎を乗せて私を見ている
 「あの時は無我夢中だったもんねぇ・・・」
 実鈴ちゃんはすぐ右で立ちながら呆れた声を上げつつ視線が力なく上に行っていた・・・
 「とりあえず、皆がいろいろやってみる、っていうのでいい?」
 「そうですわね」
 「それでいいよー」
 「っていうかそれしかないじゃない・・・」
 そう、四人して合意し、解散した・・・
 ・・・
 「それで・・・?なぜ水泳部にいるのです?」
 「体験入部!」
 ところ変わってここは以前も来た学校設置のプール、そのプールすぐ横、私は水着、泳弧さんも水着、二人して向かい合って立っている
 「とにかく、新しいことをしようと思って!」
 「はぁ・・・」
 泳弧さんが力ない目で呆れかため息かわからないような息をつく
 「それで、泳弧さんと同じことをしようと思って!」
 「はぁ・・・」
 泳弧さんが呆れる中でプールに入り私も背泳ぎをやってみる、が・・・
 「ゴボゴボゴボ・・・」
 出来ない・・・水中に沈む
 「ああもう・・・」
 泳弧さんがプールに入って泳ぎ近づいてきて
 「いいですか、背中を水に預けるように・・・」
 そうして教えてくれた、
 「おお!行ける行ける!!」
 泳げる泳げる!!
 「まったくもう、私は行きますからね・・・」
 「あ、待ってください!」
 ・・・そうして美術室に・・・
 「・・・どうしてここにいるんですか?」
 「体験入部!」
 本日二回目の問答を繰り広げる
 そして、皆が見守る中でキャンバスを横に並べ睨む・・・
 「あの子・・・」
 「泳弧様にいったい何の・・・」
 後ろから何か聞こえる中で・・・
 キャンバスを睨み、長い時間が過ぎる
 と・・・
 思わず泳弧さんの真っ白なキャンバスを見て・・・
 「そういえば、泳弧さんは何か書かないんですか?」
 「・・・今は何も思い浮かびません・・・」
 泳弧さんはただ静かにキャンバスを見ている・・・
 それなら・・・
 私はキャンバスに思いつく限りに描く、
 赤、黄色、青、紫、橙・・・
 と、泳弧さんが私と私のキャンバスを見て驚いたように目を見開き、
 私と同じように描きだす!?
 ・・・段々、泳弧さんの表情が柔らかく変わっていく・・・?
 ざわっ・・・
 周りがざわつく中で私達は絵を描き終え、下校していく・・・
 ぐおぉおおおお!!
 あれは、怪物の声!?
 「ラブティアチェンジ!ラブティアエブリディ!」
 「ラブティアチェンジ!ラブティアスペイント!」
 さらに、
 「チェンジ!ラブティアエブリディ!サマー!!」
 「チェンジ!ラブティアスペイント!アンブレラ!!」
 「サマーズ、ネット!!」
 「アンブレラショット!」
 が、私達の放った技は、怪物の大きな絵筆の一振りに押されてかき消され、
 泳弧さんが開いた傘の裏に二人して隠れるも、押されていく・・・
 「どうしよう、このままじゃ・・・」
 「いいえ、私達は負けません・・・さぁ、傘に一緒に力を・・・」
 「え・・・はい!」
 傘を一緒に持ち、エネルギーを集中・・・一気に相手の絵の具を左右に斬り分け水ながらを発射!
 「なにぃ!?」
 そのまま怪物に向かって行きぶち当たる!
 「ぐわぁああ!!」
 私は思わず泳弧さんの方を見て、
 「こんなことよく思いついたね!」
 「ええ、だって教えてくれたでしょう?」
 泳弧さんが怪物を見たままどこかすがすがしく話しだす
 「え?」
 「時には新しいことに向かって行くことに大事だと!」
 「あ・・・うん!」              BGM:ラヴティアエブリバディ
 と私が頷くと同時に互いの腰元が光り出し、
 それを取り出してみると、これは・・・新しく使えなかったカードだ!
 「これは・・・」
 「今ならいけますね?」
 泳弧さんの言葉に応えるように私は泳弧さんの方を向き、思い切り首を縦に振る!
 「はい!」
 互いにタッチディに光るそのカードをかざす!
 「タッチ!」
 「タッチ!」
 「チェンジ!ラブティアエブリディ!オータム!!」
 「チェンジ!ラブティアスペイント!ローラ―!!」
 服に緑の葉から枯れ葉のようなフリルになり!
 泳弧さんの方は傘が大型の手持ちローラーとなる!
 「オータム、エブリディ!!」
 「ローラードペイント!」
 振るう杖の先から出る秋の力と振り下ろすローラーからの大量の水が怪物にぶつかり、
 光の中に泳弧さんとオールパックの髪に水中眼鏡を額に付けた少女が映る
 「あなたの実力なら大丈夫、さぁ、描きましょう思うがままに、批判されたっていいじゃない、スタート地点はみんな一緒よ・・・」
 泳弧さんが少女を抱きしめ
 「ヨクボゥ、カイホゥーーーーー!!」
 そして、下校前、校門にて互いに顔を向き合わせ・・・
 「ありがとうございました」
 泳弧さんからの第一声、でも・・・
 「私何もしてないよ?」
 「いいえ、水泳と絵だけやっていればいいと考えていた私に変化をもたらしてくれました」
 「ねぇ、泳弧さんて、水泳と絵の二つをやってるんだよね?」
 「ええ」
 「その、訊きにくいんだけどさ、どっちが本腰っていうのあるの?一緒にやってみてわかったけど、どっちも本気っぽかったけど・・・?」
 「アスリート年齢って知ってますか?」
 「え?」
 「とりあえず、30までは水泳を主にやっていこうと思います、それで、その後は絵を・・・」
 「そうなんだ・・・」
 「アスリートというのはどうしても年齢で限界が出てしまいますから、水泳を限界までやって、その後は水泳と縁を切るわけではないんですけれども、絵を中心にやっていきます」
 「へぇ・・・?」
 「変ですか?」
 私は慌てて首を横に振る
 「ううん!人生設計しっかりやってるなぁって、泳弧さん凄いよ、私、何も決めてないんだから!」
 泳弧さんが口元に手を当て軽やかに笑う
 「うふふ、ありがとうございます」
 「あ・・・あははは・・・」
 「うふふ・・・」
 こうして私たち二人は笑い合うのだった・・・
 
                               CMの後は、
   皆で自由にメロディとリズムと振付けを付けて、歌って踊ってみよう!!
 
                      カードをタッチディにタッチ!
      パワーアップ!ラブティアエブリディ!サマー!さらにオータム!
                  新しい力でラブティアをパワーアップ!
                      スペイントもパワーアップ!!
              ラブティアパワーアップカードセットファイル!
                      さらに、新しい形態が・・・?
 
                         ♪毎日、毎日突き進め!!
                           どんな時でも全力全開
                        欲しいもの狙って狙い撃て!
                           君と僕の思いを・・・
                         未来に届け叶えるんだ!!
                        ラヴティアエブリバディ!!
                         ♪~~~~~~~~~~~
                            日常がつまんない?
                      そんなことないよ一緒に遊ぼう!
                           どんな願いも叶うよ!
                         誰にも迷惑か・か・らない
                                だ・か・ら
                                  一緒に
                              毎日過ごそう!
                           君の毎日私達が・・・
                          楽しくしてあげる~~~
                        ラヴティアエブリバディ!!
                         ♪~~~~~~~~~~~
                        ラヴティアエブリバディ!!
 
                あの二人が一緒にいる?めずらしいなぁ・・・
        気が合うのかな?合わないのかな?ちょっと様子見てみよっか?
                第12話 君子ちゃんと実鈴ちゃんの歩き方!
               誕生!ラブティアエッグヨークヘルフィネス!!
                     ラブティアミステリパラッキー!!
                  次回も、ラヴティア、エブリバディ~!!
 
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