バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

ラブティアエブリバディ!!/16

ラブティアエブリバディ!! 16
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
f:id:OirenW:20210517183052p:plain
 
第16話 ジャンクの謎の弓と強き想い!
 
 「リーダー!今後はどうすればいいでしょうか!?」
 「うん、とりあえず落ち着こうか・・・」
 怪物と戦った数日後、私の家の私の部屋、皆で円座を囲んでの会議、
 で、そこで彩虹ちゃんがまっすぐな期待の眼差しで少し微笑みが入るほどの表情でそう言ってくるのだ・・・
 「舞日リーダー大変ですね」
 右手にいる私をリーダーに推薦した張本人の泳弧さんが煽ってくる
 「リーダー!」
 調子に乗って左前の君子ちゃんも煽る
 「まったく・・・」
 そのさらに左の実鈴ちゃんは顔に力無き呆れ顔・・・
 「リーダー!話は終わりましたか!」
 なんでこの子はこんなにリーダーリーダー言ってくんの?プライドのあるアイドルでしょ・・・?
 「ええと、とりあえず、情報交換かな、私達の事情を話すから、その後、彩虹ちゃんの事情を話して」
 「私は、ある日突然、イントがアーケードゲーム機から現れて、怪物と戦っていたら向こうに行ける時が来て、行ってカードを手に入れて戻ってきて・・・」
 「私達と同じような感じか・・・」
 そうだね泳弧さん!
 「リーダーたちの方は?」
 「似たようなもんだよ、ある日いきなりエディが現れて、怪物と戦っていたら向こうに行けて、カードを手に入れて・・・」
 「そうですか・・・」
 「エディと・・・ええと、イント?何か意見ある?」
 円座の中央にいる妖精ズに話を振る
 「そうだなぁ・・・ラブティアが五人もいるんだから、妖精界に攻め込めないかなーって」
 「無理だな」
 少し上を見て考えつつのイントの意見をエディが冷静な表情で否定する
 「あの怪物が山といるんだぞ?まだ、一段階欲しい・・・」
 「妖精界に行けるのですか?」
 泳弧さんが妖精ズの方を見て話を聞きながら目ざとく違和感を見つける
 エディが泳弧さんの方を見上げ
 「五人の力、十枚のカード、全ての力を集中させれば結界を破ることはできると思う、だが・・・」
 「怪物の力が強い・・・と?」
 「そういうことだ、せめてカードをもう少し・・・」
 「それならば、いい案があります!!」
 彩虹ちゃんが期待に満ちた目で少し得意げに笑みなど浮かべながら大きく声を上げたのだった・・・
 「ええと・・・ここは?」
 「ホビーショップです!!」
 ビルの一室、袋詰めや箱詰めなどのたくさんのカードがそこここの木の机の上でプラスチックのカゴに入れられ並べられた白い店内・・・
 さらに奥には色々な玩具やゲームが木の棚に並べられていた・・・
 私達はそこで分かれてカードを探し
 「これ、冬のカード・・・?」
 野ざらしのカードストレージから見つけたのは冬のカード、
 同じカードがたくさんあるのだが、その中でこれだけ何か違う気がする・・・
 「カード一枚一円特価(ただし、五百円以上お買い上げの場合のみ)か・・・」
 カゴに書かれた張り紙を見ると私の小遣いでも買えるようだ、もっとも、五百枚もカードを買う気は無いが・・・
 他に何かいいのは無いか・・・?
 周りを見ると、棚に並んだホビー系のジャンクアイテムの方に目が行った・・・
 「で、それを買ったんですか?」
 約束の時間が過ぎ集合したホビーショップの入ったビル前・・・
 泳弧さんがそう言って力の抜けた少しあきれ顔で話しかけてきた
 「だって、安かったし・・・」
 「別にいいんですけど、どうする気です?」
 「とりあえず飾る」
 まぁ、それ以外ないですよね、といった感じで見てくる泳弧さん
 ぐわぉおおお!
 怪物の声!?
 声の聞こえたビル正面を真っ直ぐを見ると先の方にビル街の町中に怪物が!
 「ラブティアチェンジ!ラブティアエブリディ!」
 「ラブティアチェンジ!ラブティアスペイント!」
 「ラブティアチェンジ!ラブティアエッグヨーク!」
 「ラブティアチェンジ!ラブティアミステリパ!」
 「ラブティアチェンジ!ラブティアアイポップ!」
 新しく買ったカードをタッチディに近づけるが反応しない、
 ううん・・・私の勘は外れかぁ・・・それなら!
 「チェンジ!ラブティアエブリディ!サマー&オータム!!」
 「チェンジ!ラブティアスペイント!アンブレラ&ローラ―!!」
 「チェンジ!ラブティアエッグヨーク!グロロッフ&ヘルフィネス!!」
 「チェンジ!ラブティアミステリパ!マジック&ラッキー!!」
 「チェンジ!ラブティアアイポップ!ファッショナブル&リズミング!!」
 っつ!
 左腰元の新しく買った弓が熱い?気のせいだろうか・・・?
 「サマー&オータム、バースト!!」
 「アンブレラ&ローラ―、バースト!!」
 「グロロッフ&ヘルフィネス、バースト!!」
 「マジック&ラッキー、バースト!!」
 「ファッショナブル&リズミング、バースト!!」
 怪物に当たり、中にみつあみを垂らした髪型の少女が・・・
 私は近づき抱きしめ・・
 「大丈夫、ボードゲームも楽しいよ、皆でしよう!」
 「ヨクボゥ、カイホゥーーーーー!!」
 「まだよ・・・」
 怪物が消えた瞬間、目の前に闇のスーツを纏った女性が現れる!?
 あなたは、ヤミリクル!
 「実力を付けてしまったみたいね、それなら・・・少し遊んであげるわ」
 そう言った瞬間、ヤミリクルから発せられる闇の力が私達の体を上から押さえつけてくる!?
 思わずうつぶせに倒れる私達!!
 う・・・動けない!?
 「さぁ、どうしたの?」
 見上げるヤミリクルのサングラスの奥の目が怪しく細まった・・・気がした、
 あれ・・・左腰のあたりが熱い・・・?
 な・・・何、弓が・・・光ってる!?
 私は立ち上がりつつ、弓を構える
 「何よ、それは・・・」
 弓の外装がはがれ、矢先と弓の両端にハートの宝石となっていてピンクの線が入ったキューピットの弓矢のような弓矢一体型の白い本体があらわとなる・・・
 そして、ヤミリクルに矢を引き、放つ
 矢と共に放たれた強烈な光とヤミリクルの悲鳴を聞きながら、
 「きゃああああ!!」
 矢を撃った反動で倒れ込み、私の意識が途切れた・・・
 
 
                               CMの後は、
    皆で自由にメロディとリズムと振付けを付けて、歌って踊ってみよう!!
 
                      弓を弾いてエネルギーチャージ!
                          矢先が七色に輝き・・・
                              離すと・・・?
                     聖弓ホーリーエブリバディアロー!
 
                          ♪~毎日歌って踊ろう!
                           友達と一緒に遊ぼう!
                        毎日を~楽し、も、う~!!
                              エブリバディ!
                             あなたの夢は何?
                       つらいこともあるかもしれない
                          それでも負けないために
                             歌って(歌って)
                             踊って(踊って)
                              毎日楽しもう!
                            勉強はつらいかな?
                       でもゲームだと思えば楽しい!
        毎日楽しんで勉強して経験値貯めてテストという名のボス戦だ!
                         君ならきっとハイスコア!
                            体育はつらいかな?
                       でもゲームだと思えば楽しい!
        毎日楽しんで運動して経験値貯めて運動会という名のボス戦だ!
                           君ならきっと一番さ!
                        さぁ、楽しくなってきた~!
                       どんなつらいことも楽しもう!
                             歌って(歌って)
                             踊って(踊って)
                              毎日楽しもう!
                       つらいことも楽しんじゃおう!
                   ラヴティア、エブリバディ~・ィ~!!
 
                  病院で目覚め、私は弓の力に翻弄される、
               そして、四つの力をまとめる、最後の答え・・・
             第17話 白き輝き、覚醒、ラブティアエブリディ!
                  次回も、ラヴティア、エブリバディ~!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――