バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

ラブティアエブリバディ!!/17

ラブティアエブリバディ!! 17
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
f:id:OirenW:20210517183052p:plain
 
第17話 白き輝き、覚醒、ラブティアエブリディ!
 
 目が覚めた時、私は白い天井を見上げていた・・・
 「大丈夫ですか、舞日さん!」
 泳弧さん・・・?
 覗き込んできた泳弧さんの顔・・・
 「よかった、目を覚ましましたのね」
 「舞日ちゃん!」
 「舞日ちゃん!」
 「リーダー!」
 「みんな・・・」
 そこには五人全員がいた・・・
 そう、五人全員が私の顔をのぞき込んでいたのだ・・・
 「私どうして」
 「あの弓のエネルギーに耐えられなかったんだよ」
 とベッドの下より声が!
 見てみると、私の鞄よりエディが顔を出してきていた
 そして今気づいた、この白い鉄パイプに真っ白のシーツのベッド、
 ここは・・・病院の病室か・・・
 「どこであんなもん出来たのかは知らないが、どうやら、お前さんを使い手として選んだみたいだぜ?」
 「でも、私は・・・」
 あの弓一発撃っただけで気絶して・・・
 「そんな顔すんなって、すぐ使いこなせるようになるさ、だが、今はよしておけよ、またこんな状況になったら敵わんからな」
 「う・・・うん・・・」
 私は戸惑いながら首を縦に振ったのだった・・・
 その後行われた検査の結果は何の問題も無し、
 怪物を見たショックか何かだろうと言われ、翌日には退院していた・・・
 ・・・この弓がねぇ・・・
 自宅のベッドに寝っ転がって弓を持ち上げ見る私、
 白い弓にしか見えない・・・
 そして、もう一方の手に持ったカードを見る、
 冬・・・冬ねぇ・・・
 冬を・・・春、夏、秋と共存・・・
 そう言えば明日は・・・
 ・・・
 「というわけで、クリスマスパーティでーす!!」
 いえ~い!
 私の部屋の居間でクリスマスパーティが開かれていた、
 飾られた緑のクリスマスツリー、
 机の上には鳥の丸焼きや色とりどりのテリーヌやコーンポタージュなどのみんなが持ち込んだ料理や苺の乗った白いホールショートケーキやオレンジジュースが並び、
 私達はそれを囲んでいた、
 「リーダーの退院祝いもかねて、パーっとやりましょー!!」
 と、左前の彩虹ちゃんが笑顔など浮かべジュースを入れたコップ振り上げ楽しそうに音頭を取る
 「というか、彩虹ちゃん、仕事とかいいの?」
 彩虹ちゃんが楽しげな雰囲気残したまま私に目線を向ける
 「たまたま今年は出られただけよ、すぐに行くわ」
 ありゃりゃ、ま、当然か、大人気アイドルだもんね・・・
 「そっか、じゃ、プレゼント交換先にしちゃおうか!」
 「ふふふ・・・いいわね」
 右前の泳弧さんが笑う
 そうして、プレゼント交換をする、
 私の手元に来た赤い小型の包みを開けると・・・
 「これ、アーケードのカード?」
 たくさんの衣装やキャラクターが描かれたカードだ、無機質なプレイヤーカードも一応入っている
 「リーダーに行ったんですか?」
 あ、彩虹ちゃんのプレゼントだったんだ・・・
 彩虹ちゃんが私の方を見ている・・・
 「というか、言っちゃうんだね・・・」
 「あ、テレビ番組とかだと言わないと盛り上がらないんでつい・・・ところで、この墨絵セットは誰のですかね?」
 全員が泳弧さんの方を見る
 「・・・皆さんが持っていなそうなものを選びました」
 ですよね・・・
 「あの!リーダーは何を入れたんですか!」
 「ん?私は・・・」
 ぐわぉおおお!!
 彩虹ちゃんの質問に答えようとしたところに聞こえたこれは
 「怪物の声!!」
 外に出て住宅街を走り、ビル街との合間の大十字道路を塞ぐようにそれはいた、
 急いで変身!
 「ラブティアチェンジ!ラブティアエブリディ!」
 「ラブティアチェンジ!ラブティアスペイント!」
 「ラブティアチェンジ!ラブティアエッグヨーク!」
 「ラブティアチェンジ!ラブティアミステリパ!」
 「ラブティアチェンジ!ラブティアアイポップ!」
 「チェンジ!ラブティアエブリディ!サマー&オータム!!」
 「チェンジ!ラブティアスペイント!アンブレラ&ローラ―!!」
 「チェンジ!ラブティアエッグヨーク!グロロッフ&ヘルフィネス!!」
 「チェンジ!ラブティアミステリパ!マジック&ラッキー!!」
 「チェンジ!ラブティアアイポップ!ファッショナブル&リズミング!!」
 「どうも、皆さん」
 あれは、ヤミリクル!生きてたの!?
 怪物の左側に現れたそれは、私達を見ながら闇の波動を発し。
 そして、怪物がパワーアップして闇のオーラを纏いながら大きくなり、私達はその波動で体が押し付けられる!
 そして、ヤミリクルが厳かに私達の方を見据え・・・
 「さぁ、あの弓矢を出しなさい・・・」
 ん?怪物の体が光が反射しているように見える?
 「このメタリックコーティングで攻撃を反射してあげるわ!!」
 メタリックコーティング?
 でも、あの弓矢の力を制御できればどうにかできるはず・・・
 ・・・冬・・・クリスマス・・・元旦・・・節分・・・そうだ!
 冬のカードをタッチディに!
 「チェンジ!ラブティアエブリディ!ウインター!!」
 浮き上がるように立ち上がる基礎フォームの端に白い雪のような縁が付き、上に白い毛玉の付いた白ぶち桃色の帽子が付く
 軽く右手を振るうと辺りに雪が舞い、怪物の凍らせる
 「こ・・・これは・・・」
 ヤミリクルが怪物を見て目を見開き驚く
 「しかし、すぐに元に戻る」
 その言葉を証明するかの如くに氷にひび割れが入り始める・・・
 「大丈夫、冬は・・・聖なる物!」
 聖なるものという認識によって・・・
 タッチディにカードを3枚!!
 サマー、オータム、ウインター!!
 「チェンジ!ラブティアエブリディ!サマー&オータム&ウインター!!ラブティアエブリディ、フォーシーズン!!」
 初期のフォームにピンクの宝石頂く金のティアラ
 ドレスのフリルに左半身が緑の葉、右半身が枯れ葉のような装飾が並び付き、
 ところどころの白のラインに大きな聖なる翼
 そして、弓矢を呼ぶと、手元に弓矢が飛んでくる!
 それを構え・・・               BGM:ラヴティアエブリバディ
 「馬鹿め!メタリックコーティングで跳ね返してくれる!!」
 「今の私達にそんなものは意味が無い・・・」
 「フォーシーズンアロー!!」
 放たれた四季の色した矢は怪物に止められる、しかし・・・
 「はぁあああ!!」
 私の気合の一言であっさりと破り貫通、
 ロングボブカットの少女が私の前に・・・
 「大丈夫、皆でゲームをする機会、自分からやりたいって言いましょう、勇気をもって!」
  優しく抱きしめる
 「ヨクボゥ、カイホゥーーーーー!!」
 ・・・怪物が消えた後、ヤミリクルもいなくなっていた・・・
 それを見回し確認した私は安堵して、皆を振り返りこう切り出す
 「さぁ、パーティを続けましょう!!」
 
                               CMの後は、
    皆で自由にメロディとリズムと振付けを付けて、歌って踊ってみよう!!
 
                      弓を弾いてエネルギーチャージ!
                          矢先が七色に輝き・・・
                               離すと・・・
                          フォーシーズンアロー!
                             セリフを話すよ!
               さらに、カードタッチすることで台詞が変化!!
                     聖弓ホーリーエブリバディアロー!
              エブリバディラブティアフィフスカードセットも!
 
                         ♪毎日、毎日突き進め!!
                           どんな時でも全力全開
                        欲しいもの狙って狙い撃て!
                           君と僕の思いを・・・
                         未来に届け叶えるんだ!!
                        ラヴティアエブリバディ!!
                         ♪~~~~~~~~~~~
                            日常がつまんない?
                      そんなことないよ一緒に遊ぼう!
                           どんな願いも叶うよ!
                         誰にも迷惑か・か・らない
                                だ・か・ら
                                  一緒に
                              毎日過ごそう!
                           君の毎日私達が・・・
                          楽しくしてあげる~~~
                        ラヴティアエブリバディ!!
                         ♪~~~~~~~~~~~
                        ラヴティアエブリバディ!!
 
            エブリディだけに負担をかけるわけにはいかない・・・
              私ができることは?この先に行くためには・・・?
         第18話 宝石の水の輝き、覚醒、ラブティアスペイント!!
                  次回も、ラヴティア、エブリバディ~!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――