バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

マグナムサッカー/6

マグナムサッカー 6
 
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 6
 
 試合は順調、とは言い難かった、
 「クソ!スタメン3人落ちはきついぜ!!」
 ランチャが頑張ったものの、向こうの方は隙を見ては押し込んで来る、
 幸い、人数的不利は負わなかったが、こっちは無理な戦法と大量交代で連携がしづらい・・・
 が、互いに得点無しにまで守り切っていた・・・
 そんなこんなで前半が終了し、
 「もう・・・ダメだ・・・」
 ダメージの中で何とか動いていたであろう味方が倒れ、動けるようになっていた俺が交代する・・・
 と、目前にランチャがいる、
 このままだと埒が明かないか・・・
 「おい、ランチャ!」
 俺とランチャは少しの間話し合い、持ち場に戻る
 ピィイイイイイ!!
 開始直後の一斉射撃を何とか相殺しきりボールが上に飛ぶ、
 「そこだ!」
 俺の銃で斜め下に弾き向こうに押し込むもすぐに向こうがこちらに一気に銃撃して立て直し、銃撃の方向性が良かったのか一気に・・・
 あ!またボールがこっちのゴールに飛んできた!?
 俺は慌ててアサルトライフルで弾を撃ち、斜め上に弾くも
 「ゴール前フリーキック!!」
 ドローンの声に思わず脱力する・・・
 「防いですぐに元の陣形に戻るのを忘れるな!!」
 監督の声が飛び俺達がゴール前で壁を作る中で、敵選手たちが来てその一人がゴール前で思い切りボールを蹴る!
 俺達の壁は即座に解散、すぐに四方八方からの銃弾に変わり、
 その中央を無理矢理うちのゴールキーパーが飛んでキャッチ、何とか防ぎ切り、思い切り敵ゴールの方にボールを投げる、
 だが、追随出来たのは敵側の守りに付いて行った三人程度、
 なんとかアサルトライフルで飛ばすも、向こうの方の銃撃押し返される・・・
 と、うちの中のランチャが中央で遅れた、いや、前線全員が、
 まずい!
 ・・・手榴弾が爆発した・・・
 ランチャの前方で!!
 手榴弾が投げ込まれた直後、手榴弾が、相手チームメンバーを巻き込んで
 まさか、本当にやりやがったよ・・・
 ランチャが親指を上げ、こちらにウィンクを送っている・・・
 俺とランチャが後半が始まる前に話した時に言ったこと、
 それは単純に手榴弾が投げ込まれた直後に爆発させることが出来るか、
 というものだった、
 さすがに爆発物を抱えてるんだ、持っている奴は動きが鈍るはず、
 だから、そいつから離れてそれとなくマークしておいてほしい、と言ったのだ、
 そして、それらしい奴はすぐに見つかってランチャは今か今かとチャンスを待っていたわけ、
 遅れたのも手榴弾を投げ込まれそうだったのを見越してか!?
 「おいドローン、今のは反則じゃないか!?」
 俺に啖呵切ったやつが見上げドローンに文句言ってる、
 「ルール違反ではありません、爆発物で誰かが負傷しても問題無し」
 はん!人間相手ならともかくドローンに効くかよ、プログラムが改定されない限りはな!!
 今のうちだ、
 俺は爆風で味方のゴールに飛んでいったボールに一気に近づき大ジャンプして胸で受け、
 そのままドリブルしつつ並走してきたランチャにパス!
 ランチャはそのままスライディングしてきた相手二人を小跳躍で避けきり、再び俺にパスを返してきた、
 俺はそのままゴールの角めがけてシュート!
 「おまけだ」
 キーパーがそっちに飛ぶところでボールとゴールの右上角が重なる方にマグナムを向けてぶっ放す!!
 弾丸はボールのさらに外側に向かいボールを弾きながら反対側に飛ばし、端の方までボールを追ったキーパーを外しながら、
 その間にボールはゴールのど真ん中に刺さったのだった・・・
 そして、その後、キーパーがボール拾って置き直し、多い切り蹴った直後、
 ピイイイィィー!!
 試合は終了・・・!
 
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