バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

マグナムサッカー/7

マグナムサッカー 7
 
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 7
 
 これが国外試合・・・
 これは裏のロッカールームでロッカーを前にいよいよもって実感していた・・・
 手榴弾の光と爆発に背中が振るえる・・・
 「おじけづいたか?」
 「ハッハッハッ、今回は俺も肝を冷やしたぜ」
 左方のランチャとその隣のグレネーの煽る声
 こいつらは・・・
 「はっ!だが、俺達の作戦で勝ったぜ!」
 ランチャが俺を見下すように言う
 「いいぜ、次は俺が勝利を勝ち取ってやる!!」
 グレネーの左口端を上げた得意げな笑顔を浮かべる
 軽口を叩きつつ俺達は着替えやらなんたらを済ませ次の国へ進む・・・
 サッカーコートに並ぶ俺達、
 サッカーコートは綺麗にコンクリートで舗装されており、敵側は灰色の迷彩服とヘルメット・・・
 ドローンによりボールが中央に置かれ、
 ピイイイィィー!!
 笛の合図とともに銃撃が一気にボールになだれ込み、上空にボールが飛ぶ!
 ボールが宙に飛んだところで続けざまに全員が宙のボールに銃撃を向けるものの、ボールは銃弾に当たって宙を飛び回るのみ、
 くそ!全員の思惑が絡みついてボールがさまよっていやがる!
 こうなったら、一か八かだ!
 俺は前に出て、敵チームの周りを走り回る!
 視線がこちらに向いて戸惑っているのが見える!
 敵の射線もブレ、ボールが不意に俺の前に落ちてくる!
 ラッキー、ここだ!
 俺のマグナムの一撃が俺の前で落下中のボールを巻き込みゴールに一直線!!ゴールキーパーが前線に外れたゴールにまで押し込む!
 ドッゴォオオオン!!
 そう思った次の瞬間、
 敵ゴールの後ろの壁を粉砕して戦車が飛び出してきてゴールの前に着地!
 俺のボールを弾いてボールに向かって砲撃した!?
 ボールが砲弾に巻き込まれ勢いよく俺達のゴールに飛んでいく!!
 ば・・・馬鹿な・・・戦車・・・!?
 
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