バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

ベイ四駆、円駆!!/21

ベイ四駆、円駆!! 21
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 

 
第21話 決勝戦、スタート!!
 
 「この五人か・・・」
 スタートラインで、一番左の氷聖がつぶやく、
 「まさか、全国大会決勝にまで行けるなんて・・・」
 その右の蛇色がそう続けた・・・
 「ま、俺は当然ここに来ると思ってたけどな!」
 俺の左隣の卵貴地は自信満々だ・・・
 「・・・お前らを潰すには最高の舞台だな・・・」
 一番左の噛切が敵意満々で言葉を発す、
 「だけど、お前らには負けねぇからな!!」
 中央の俺が大声で宣言する、と、スタート上のシグナルが赤く光る、
 緊張の一瞬、そのまま右のシグナルに赤が点灯していき、
 緑に変わる!!
 「スタート!!」
 リングダッシャーが叫んだ時には、全員その手を離し、マシンを発進させていた!!
 出遅れた!?
 烈鳳鋼が一番後ろ、前には渾卵乱丸、他はもっと先!
 「おっと、先には行かせないよ?」
 卵貴地の頬の表情筋と喉に力を軽く入れた挑発的な表情と声
 このロングストレートの後は上り坂、だだ、その前に渾卵乱丸が立ちはだかる!
 でもな・・・
 そこにあったのは横一直線のダッシュパネル!
 坂にも一定間隔で置かれている、
 このダッシュパネルで坂を上り切らせようという算段だろう、
 おっし!
 ダッシュパネルに乗ったところで、一気に速度を出し、渾卵乱丸を抜いていく!
 「な!?今までより早い!?」
 今度は卵貴地の驚きの声と目を見開いた少し驚いた表情、
 タイヤにギアが仕込まれ、後ろに空転せず、前には空転するタイプのホイールだ!
 これなら、ダッシュパネルを今まで以上に生かせる!!
 そのまま一気に下り坂になりながら右カーブ!
 「おや、追いついたね?」
 冷静に烈鳳鋼を、コースを走る烈鳳鋼を見る蛇色の言葉、
 そして、烈鳳鋼の先にいたのはウロボロス
 そのままロングストレート、だが、互角!
 左三六〇度トンネル付きカーブだが、追いついたまま
 「どうやら、抜けないようだね?」
 「いいや!」
 蛇色の落ち着いた声を否定する俺のいれないように注意していたのに少々気合の入りすぎた声、
 ・・・ホイールの影響がカーブにまで来ている・・・
 右壁に付いたリングバンパーの回転が着実にスピードアップに貢献していき、ウロボロスに追いつき弾き追い抜いていく
 「く・・・」
 蛇色がひるむようなうめき声しながらも、烈鳳鋼はそのまま右カーブからのウェーブカーブ、下りながらのロングストレートからジャンプ後右カーブも何とかコースから出ずにストレート、
 おっし!磁竜に追いついた!
 「ふふふ・・・」
 なんだ?噛切が笑って・・・?
 あ!烈鳳鋼が磁竜に吸い寄せられてる!?
 
ギアウェイホイール カスタマイズパーツ08
前に回るホイールで、ダッシュパネルの力を確実に受け取れ!!
これを使ってより速い加速を行える!!
エンクレーシングスタンダード、カスタマイズパーツ08、ギアウェイホイール
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――