ベイ四駆、円駆!! 22
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第22話 決戦!!!!!!!
間違いない、磁竜の斜め後ろの烈鳳鋼が磁竜に引き寄せられている!?
「どうなってるんだ!?」
「あははは・・・・!!」
噛切!?
噛切が突如笑い出しこちらを不敵に横目で見る
「教えてやろう、今、磁竜のリングバンパーの中には、鉄粉ではなく球体の磁石が大量に仕込まれている!!」
「な、どういうことだ!?」
「今、他のマシンのリングバンパーには鉄粉が仕込まれている、つまり、磁竜のリングバンパーと引き合うという事なのさ!!」
な・・・!?
だから烈鳳鋼が引き込まれているのか!!
だけど!
磁竜がダッシュパネルに乗った!ここから上り坂だ!引き込まれる力が坂の角度で弱くなる!!
「ふふ、運がよかったね・・・」
磁竜を間に挟む格好になりながらも豪零刃の後ろまで来る、が、壁沿いに右カーブを曲がったところで豪零刃がリングバンパーjの回転の勢いで一気に加速していく・・・
・・・ここまで全部振り切って来い、ってか・・・
「癪に障るね、だが、先に・・・」
「お前だ!」
「お前だ!」
俺と噛切の声が響く!互いに相手のマシンを見据える俺と噛切の声が響く!
烈鳳鋼が後ろ、磁竜が前を走る、だが、どうする?
烈鳳鋼の真ん前に磁竜、だがこのままだと引き込まれて・・・いや・・・
磁竜がダッシュパネルに乗り、続けて烈鳳鋼が乗って加速!
加速は烈鳳鋼の方が速い、なら、
「このまま突っ込め、烈鳳鋼!!」
烈鳳鋼がまっすぐ磁竜に突っ込み、磁竜が噛みつきリングバンパーで受け止める、
「馬鹿め、このままかみ砕いて」
左三六〇度トンネル付きカーブに入り、烈鳳鋼と磁竜が壁にぶつかる!
そこで烈鳳鋼のリングバンパーが上下反転回転!磁竜を巻き込み、ねじるように回転させる!!
「な、なにー!?」
コーナーを抜けたあたりで磁竜を一直線先に吹っ飛ばす
「く、くそ!」
磁竜が着地したところで、烈鳳鋼は磁竜を弾きつつ先へと加速していた!!
俺は少し先にいる噛切を見据え
「じゃあな、お先ー」
だが、噛切は俺を見ずに磁竜だけ見据えて
「まだ逆転できる、走れ、磁竜!!」
言った
そうして、右二回のカーブの後、ウェーブカーブを抜けたところ、後ろでウェーブカーブの中央部を磁竜が喰っていく中で豪零刃に追いつく、
「ようやくここまで来たぜ」
二台がジャンプ!右カーブ後に三周目に入る
さぁ、ここから行くぜ!!
ダッシュパネルで加速していくが、豪零刃、さすがに抜かせない!
「ギアを変えてきたんでな・・・」
このコース構成だと上り坂に強いタイプのギアか・・・
そのまま下り坂で走り込む
純粋に・・・カスタマイズの勝負!!
左三六〇度トンネル付きカーブで豪零刃が先のまま互いに外側を回る!
そこだぁああああ!!
気流の氷山を上下反回転リングバンパーで砕きつつ後ろから一気に豪零刃を横に吹き飛ばしながら抜く!
「まだだ!!」
が、コーナーの中スピードだけで烈鳳鋼を弾いて抜き返して来る!
えげつないな・・・
次いでコーナーを抜けての右カーブ二回、そこで下り坂からのジャンプ!
「飛べ!!烈鳳鋼!!」
烈鳳鋼と豪零刃が飛ぶ!上部の磁石ベルコンの勢いを受け、一気にゴール地点の方に、
ここで後ろに行かせられたら、少なくとも、気流の氷山の影響で勝ち目は薄い、
飛んだ距離は・・・烈鳳鋼の方が長い!豪零刃の左前に着地!
そのまま右カーブ!ラストストレート!!
「行っけぇええええ!!」
「行っけぇええええ!!」
そのままゴールを突っ切った・・・
マグネットリングバンパー カスタマイズパーツ09
中に粒上の磁石が数多く仕込まれたリングバンパー!
その力で相手を引き寄せ、吹き飛ばせ!!
エンクレーシングスタンダード、カスタマイズパーツ09、マグネットリングバンパー
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