オリジネイト番外 オリジネイト・ヘッドリオ 18
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第18話 倒した・・・
以外とあっけなかったな・・・
まさか、四体相手にこうもうまく戦えるとは・・・
「まて!」
いきなりの正面からの声!?
階段を降りてきたのは若い男の兵士一人!?
上層部外壁辺りで見た格好そのままだ・・・
まずいな・・・切り上げて戻るか?
いや、変身したままならどうにか・・・
それにしても、何かおかしい・・・?
「おい!これは魔石か!?」
兵士が私の前に落ちていた怪人の残骸である黒い魔石を取る、
そういえばあの兵士・・・そうだ、私に話しかけてきた・・・!?
「これもこれもこれもだ!」
言いながら順番にそのそばのにある魔石三つも取る、
・・・まどろっこしい、少し眠って・・・
「これで俺も強力な存在になれるってわけだ・・・」
ん?なんだ!?
兵士が背を伸ばして左手に魔石四つを抱え右手の籠手を脱ぐと、そこにあったのは真っ黒い、手・・・!?
そして、私の方を見据え、右口端を邪悪にゆがめる・・・
「悪いなお嬢ちゃん、こんな手に改造されたのに、俺に回す魔石は無いって言われててさ、ずっとこんな機会をうかがっていたんだ・・・!」
私を見ながら黒い手で魔石四つを無理矢理握り、握り砕く!
まさか・・・あの手は!?
「やめろ!お前の体が戻らなくなるぞ?!」
「もう遅い!これで兵士たちを見張る日々からおさらばだぁ!!」
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