バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

オリジネイト番外 オリジネイト・ヘッドリオ/19

オリジネイト番外 オリジネイト・ヘッドリオ 19
 
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第19話 兵士の変貌・・・
 
 砕かれた魔石が砕かれていない部分ごと粒子となり兵士の体を取り巻き、その身体に入り込んでいき兵士の体が変貌していく・・・
 円を分けてそれぞれ左右反転したような銀の緩やかなラインが左右対称に大仰しく刺々しい黒い鎧が頭から全身を覆い纏ったようなその姿、
 右手には盾を兼ねたような巨大なガントレット、右手には手首より前に向かい銀の両刃の刃が生えていた・・・
 それがこちらに顔を上げる、兜の横一文字の目出し部分から垣間見える中身も青く光る液状の何かと化している・・・
 「残念ながら、侵入者は排除させてもらう、行くぞ・・・!」
 妙に響く奇妙な声を発しつつ両刃を突きつけ突進してくる!
 この!
 キマイラの炎の拳を叩きつける!
 刃を外側にずらしてこちらに刃がかすり、
 「っつ!」
 痛みが走りつつも拳が当たる!
 だが、兵士の方は動じない!?
 「おらぁ!!」
 ガントレットの拳が来る!?
 慌てて左腕で防ぐ!が、衝撃が大きい!!
 やはり、私のように魔力のスーツで体表を覆って可逆の影響に抑えてるものでは、
 体そのものを改造して不可逆に力を使うものでは戦闘能力で大きな差があるか!?
 他のは・・・これ!
 「セイントォ~!セイントォ~!セイントッロボッットォ~!!」
 後ろに下がりつつ姿を変えパペットより光弾を連射!!
 「効かん効かん効かん!!」
 防ぐ気配も無く真っ直ぐ突っ込んでくる!?でも、油断しすぎだ!!
 パペットより光の剣!袈裟懸けに最大出力で叩き斬っていく!
 これ以上の威力の攻撃は他に持たないが・・・これはもろに決まった!!
 「その程度ぉおお!!」
 ガントレットで無理矢理殴られ弾かれた!?
 くそ!もう他に手は・・・手は・・・
 ・・・一か八か・・・か・・・
 「とどめだぁ!!」
 いきなり両刃で上より叩き斬ってくる!?
 最大出力の光弾をぶつける!
 「無駄だと言っているぅうううう!!」
 だが、一瞬部屋中を光が覆い、
 その間にすれ違いざまに後ろに回り込む!
 「その気配、読めているぞぉおお!!」
 兵士が後ろに振り返り、こちらに向かって来る、
 でも、もう遅い!!
 すれ違いざまにパペットで兵士の一部をかじり取っていた!それを魔石にし、パペットの額に蓋開けセット!!蓋を閉め透明な蓋ごと押す!!
 「バ、バババババババグバババババババババグドババババババババババグドト」
 なんだ!?
 
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