バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

ラブティアエブリバディ!!/8

ラブティアエブリバディ!! 8
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第8話 連鎖と対戦と・・・
 
 「誰かいい対戦相手いないかしら・・・?」
 なぜか学校の廊下で実鈴ちゃんがぼそりとつぶやいた
 「何が?」
 「うわっ!?」
 他人に聞こえているとは思わなかったのか、私の背後からの声にいきなり驚き振り返る実鈴ちゃん、
 目を大きく見開き今にも心臓が飛び出さんという表情だ・・・
 「き・・・聞いてたの?」
 「ちょっとだけ」
 「・・・」
 実鈴ちゃんがこちらを疑わし気にしかししっかりと見てくる・・・
 「今度の日曜日、空いてる?」
 「空いてるけど?」
 「・・・」
 またも見てくる・・・
 「・・・一緒に・・・遊んでくれない?」
 日曜、実鈴ちゃんに言われ、一緒に実鈴ちゃんの家に行く、
 実鈴ちゃんの部屋に入ると、温かな雰囲気にそこでは紫色の絨毯にベットの掛布団にカーテン、
 学習机に本棚の上やベッドの枕元に丸い色とりどりのまんじゅうのような生き物のぬいぐるみが置かれているのが特徴的だ
 「そ、それじゃ・・・タッチディ・・・出して!」
 落ちもの連鎖パズルのダウンロード対戦を行うも・・・
 つ・・・強い・・・
 「ううん、楽しい・・・!」
 実鈴ちゃんはいい顔してるけど・・・
 でも、私は・・・ねぇ、思わず実鈴ちゃんの方をのぞき込み
 「ええっと、ハンデ戦、してもらっていい?」
 「ええ・・・でも・・・」
 実鈴ちゃんが眉をしかめた嫌な顔をする・・・
 「だって、私、連鎖とかできないもん・・・」
 「へ・・・?」
 目を開けた少し驚く顔をする実鈴ちゃん
 「実鈴ちゃん6連鎖とか平気でやってくるし」
 「う・・・」
 今度は少し引いて動きが止まる
 「そもそも、意図的に3連鎖とか出せたらもうそれ中級者だよ」
 「ぐ、ぐ」
 歯を食いしばりかけたショックを受けたような表情・・・
 「格ゲではコマンドで必殺技出せるようになったら中級者だよ」
 なぜか実鈴ちゃんが目を見開きさらにショックを受けたような顔をする・・・
 「仕方無い・・・」
 そうしてもう一度やり始める
 「よし勝った!!」
 「ううむ・・・」
 「どうしたの実鈴ちゃん」
 ぐぉおおおお!!
 外から怪物の声!?
 「私は強い!私と戦え!お前らなんて叩き潰してやる!!」
 「な・・・これは・・・」
 実鈴ちゃん・・・?
 声が聞こえた外の方を見て目を見開き固まっている・・・
 「行くよ、実鈴ちゃん!」
 「あ・・・うん・・・」
 急いで家の外に出て
 「ラブティアチェンジ!ラブティアエブリディ!」
 「ラブティアチェンジ!ラブティアミステリパ!」
 怪物が暴れて当たりの建物を壊していく・・・
 実鈴ちゃんの顔が青ざめている
 「あれは・・・私・・・?友達に対戦してもらえない・・・私・・・」
 実鈴ちゃんの目が決意を秘めたものに変わる
 「大丈夫私に任せて、舞日ちゃんは下がってて、絶対に手を出さないで!」
 それから、怪物との戦いが始まる、
 「チェインスパーク!!」
 「ぐはぁ!!」
 怪物がひるむ、
 「このお!」
 怪物が実鈴ちゃんに一撃を加える
 そして、実鈴ちゃんは立ち上がり・・・
 「じゃあ、もう私は戦わないわ」
 「なぜだ!平和を守る戦士じゃないのか!?」
 「だって、負けるのはつまらないもの、あなたもそうじゃないの?勝てなかったらつまらないんじゃないの?」
 「そ・・・それは・・・」
 「じゃあ、どうすべきかはわかるでしょう?」BGM:ラヴティアエブリバディ
 「う・・・うぉおおお!撃て、撃てぇええええ!!」
 「エーイレースライトニング!!」
 そして、実鈴ちゃんの攻撃が決まり、
 光の中に実鈴ちゃんとツインテールの少女の姿が映し出される・・・
 「ね、ハンデ付けましょ?ハンデ付ければ、練習しながら仲良くできるわ、それに、最終的には、ハンデを付けるか付けないかで、自分の方で勝敗を決めているのよ・・・」
 そして、実鈴ちゃんが少女を抱きしめ・・・
 「ヨクボゥ、カイホゥーーーーー!!」
 怪物が浄化し消滅していく・・・
 ・・・そして、後日・・・
 「よし勝った!」
 私は実鈴ちゃんにまたも例のゲームに勝つ、
 「でも、最近ハンデ戦ばっかじゃない?」
 「ふふふ、実は10ハンデを付けているのよ」
 「10ハンデ?相手に知らせない、相手に絶対勝てなくなるけど、実質勝ちのところまで持っていくと通常の勝敗数とは別カウントの10点星がもらえるのもちろん、相手にも勝ち星が行くわ」
 「じゃ、次は実鈴ちゃんと泳弧さんだね、私達は観戦モードで見てるから」
 「負けませんわ」
 「ふふ・・・素人なんかに負けるはずないじゃない・・・」
 が・・・その後・・・
 「うっぎゃ~!!なんでハンデ外しても勝てないのよ!!」
 「うふふ、これで十連勝ですね!」
 笑う泳弧さんとのけぞりすぎてひっくり返りかける実鈴ちゃんがいた
 「絶対、おかしい!おかしい!おかしい!!」
 実鈴ちゃん駄々っ子みたい・・・
 「うふふ・・・」
 泳弧さん余裕の笑みだ・・・
 「今度こそ絶対、勝ってみせるからねぇ~!!!!!!」
 実鈴ちゃんの真上に向かっての叫びがこだました・・・
 
                               CMの後は、
    皆で自由にメロディとリズムと振付けを付けて、歌って踊ってみよう!!
 
                  色々なコスチュームと私達を組み合わせて
                       可愛い消しゴムにしちゃおう!
           私達の私服に制服、ラブティアのコスチュームもあるよ!
                     ラブティアコスチューム消しゴム!
 
                          ♪~毎日歌って踊ろう!
                           友達と一緒に遊ぼう!
                        毎日を~楽し、も、う~!!
                              エブリバディ!
                             あなたの夢は何?
                       つらいこともあるかもしれない
                          それでも負けないために
                             歌って(歌って)
                             踊って(踊って)
                              毎日楽しもう!
                            勉強はつらいかな?
                       でもゲームだと思えば楽しい!
        毎日楽しんで勉強して経験値貯めてテストという名のボス戦だ!
                         君ならきっとハイスコア!
                            体育はつらいかな?
                       でもゲームだと思えば楽しい!
        毎日楽しんで運動して経験値貯めて運動会という名のボス戦だ!
                           君ならきっと一番さ!
                        さぁ、楽しくなってきた~!
                       どんなつらいことも楽しもう!
                             歌って(歌って)
                             踊って(踊って)
                              毎日楽しもう!
                       つらいことも楽しんじゃおう!
                   ラヴティア、エブリバディ~・ィ~!!
 
                    あ!ゲームの更新データが来てる!?
  でも、妖精の国は乗っ取られてて、ゲームの更新なんてできないはずだよね?
                       これって、どういうこと~!?
                       次回 第9話 更新データの裏
                  次回も、ラヴティア、エブリバディ~!!
 
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