バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

マグナムサッカー/8

マグナムサッカー 8
 
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 8
 
 ゴォオオオオオル!!
 砲弾ごとボールがゴールに突き刺さり、砲弾が爆発、ゴールよりボールが飛び出し、
 慌ててゴールキーパーがボールを取る、
 ちくしょう!あんなのありかよ!!
 「審判!!」
 「問題ありません」
 ドローンからの冷たい声、
 ちくしょう!!
 と、フィールドから二人の視線・・・
 「愚痴ってる暇は無いぜ」
 グレネー・・・
 左口端を上げた得意顔で励ましてくれえる
 「今がチャンスだ、あんなデカい援軍が来て浮足立たないわけがない、隙をついて冷や水ぶっかけてやろうぜ!」
 ランチャも冷静な顔で発破をかけてくる
 「ああ、そうだな!」
 戦車がゴールに密着してる、とはいえ、それ用にパーツが付いてるわけでもないから存外隙間がある・・・!
 サイドまでボールを持っていければ勝機は・・・ある!
 いくぞ、ドリブルだ!!
 俺はついてくるよう周りに目配せし、顔を敵ゴールの方に振り、跳んで胸元でボールを取り、右方よりラインを上げていく!
 が、敵チームは誰も来ない、代わりに来たのは・・・
 ズドン!!
 戦車からの砲撃だ!
 そう来るのはわかってた!!
 砲塔の狙いが付いた瞬間に速度を上げた俺の後ろで砲弾が爆発!
 さらに、俺は左方のフィールド中央で砲弾に巻き込まれないかまごつく敵チームの方に突撃しつつその頭の上を跳びこすようにボールを蹴りながらアサルトライフルで撃って勢いを増しさせ軌道修正、
 反対側を同じくゴールに向かって走るランチャの前にボールが届く!
 そこに向かって砲台が回り、
 俺が敵チームを中央突破!ランチャの後ろに着いた俺の方にパスが返されてくる!
 さらに、砲台がこちらに回って来たところでさらに足に力込め走り前線を上げつつもう一回ランチャに戻す!
 俺の前にいたランチャはすでにゴールの横に到達、 
 ゴールキーパーは敵チームの集団少しゴール側方向からランチャの方に走っているものの直線距離にある戦車の角が邪魔で少し回ったりして遅れている!!
 ランチャがそのままゴールへのロブキック!
 俺はランチャとゴールキーパー&敵チームの間に入ってゴールをサポート!
 
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