オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

オリジネイトスター/21

オリジネイト・スター 21
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 俺たちは飛行機で研究所跡に飛び、アストは地上より戦車で向かう・・・
 「ねぇ!大丈夫なの!?前は吹っ飛ばされたじゃない!」
 一緒に乗るふくらはぎを地につけるようにして座っているマホの声、
 「問題ない、こいつがあれば・・・」
 「ガッシャーン!!パーティカルゾディアックチェーンジ!!黄道の力を得し、粒子の戦士・・・ゾディアック、パーティカァアアアル!!」
 胸の円状のが回るように光り中央の星が輝き・・・
 俺が右手を前に出して粒子を放つと、重力異常が瞬く間に正されていく・・・
 その様子は、おかしかった気流が普通に流れていくことで分かる・・・
 マホが目と口を閉め忘れたように開け
 「すごい・・・」
 「行くぞ、マホ!」
 そうして俺とアストとマホは突入・・・
 
 崩落してがれきだらけの研究所跡の前で、飛行機と戦車が解ける・・・
 「それでは、私たちはできる限りサポートしますね、飛行機や戦車で突っ込んでマザーブラックホールが暴走でもしたら困りものですからね・・・」
 確かに・・・
 S-NN301の意見に心の中で賛同し
 「行くぞ!!」
 俺たちは研究所跡の内部に突入、そこでは、ビクドグとブレイザがいた・・・
 「お前らだけか?バットラーはどうした?」
 ブレイザが慇懃無礼に両手の平を両肩で上に広げ
 「さぁ、いつの間にか消えていましたよ、それより、これを見てください・・・」
 と、あいつらの後ろから今までに封印してきたダークマターたちが・・・?!
 「な!?そいつらをどうやって!?」
 「バットラーさんが見つけてきてくれましたよ、あんなところに隠していたとは・・・」
 げっ!?あの場所見つかったのかよ!?
 「どこに隠していたの・・・?」
 「はっはっはっ!聞いて驚いてください、銀行の貸金庫に保管してあったのです!!」
 「はぁ!?」
 マホの明らかに驚愕と馬鹿にするのが混じった声・・・
 そして、俺に怪訝な目を向ける
 「あんた、いったい何考えてるのよ!!」
 思わず微かにマホを見返す俺
 「いや、だって、他に思いつかなかったし、」
 「おかげでこの軍団を形成できたというわけです、さらに、はぁあああ!!」
 「はぁああああ!!」
 両手を上げ気合の声と共にブレイザとビクドグの体に金色の下から分かれるようなラインが!?
 そして、両手を下げて俺達を見据え、
 「これこそ、マッドダークマター!!」
 「これこそ、マッスルダークマターだ!!」
 そして互いに顔を向け
 「マッド」
 「マッスル」
 「どっちでもいい、どうするんだ?」
 アストの声に俺は答える
 「ブレイザを頼む、俺は、それ以外を・・・」
 「ああ、やってやる、強化されていようと、ブレイザは俺がやる」
 「ふたご座、乙女座、射手座、ムゥウウウンエンフェレェス!!白き射手と月の力、精緻の戦士、ムーンエンフェレス!!」
 「その姿でどうにかできると?強化したのと戦ったはずでしょう?」
 「どうかな?こうすれば・・・」
 すると、刀の根元を腕と十字を切るようにウォッチに重ね、そこにウォッチのコスモスターが集まっていく・・・
 「ほう・・・?」
 ブレイザの感心するような重い声に不敵にアストがブレイザを見る
 「同じ重さならスポンジよりも鉄塊の方が大きさも、攻撃力も、防御力も違う、だったか?」
 「なるほど、あなたも馬鹿ではないということですか、面白い・・・!」
 俺が粒子の剣で向かってきたダークマターの軍団を斬り始める
 次々と斬られていく中
 「おっと」
 粒子の剣を受け止めた者がいた・・・
 「俺の相手をしてくれよ、今度こそ!」
 ビクドグだ!
 「はーっはっはっ!」
 髪の毛が向かっていくが、それをアストはやすやすと斬り裂いていく・・・
 「っちぃ、これなら!」
 ブレイザが今度は髪の毛をまとめて一気に鞭のように振り抜く!
 が、それも思い切り左手で受け止め・・・
 「見えた!はぁああ!!」
 一気に駆けだす
 「この!」
 他の髪の毛を伸ばし邪魔しようとするが、それを的確に斬り裂いていき・・・
 「な・・・なぜだ!?私も強化されているはずなのに・・・」
 「エネルギーがきちんと行き渡っていない・・・分析で分かった、髪の手入れはきちんとしておくべきだったな・・・」
 「な・・・そんな?!」
 「はぁ!!」
 一気にブレイザを斬り裂く!!
 「サジタリアスストライク!!」
 刀が弓に!?
 「悪いが、この距離まで近づかねばいけないと分析で出ていてな・・・」
 「何!?」
 「その核、撃ち抜かせてもらう!!」
 ブレイザの胸部に向かい一気に弓を引き絞り、放つ!!
 「サジタリアスアロー!!」
 こっちも決めるか・・・!
 粒子を右拳に集中させる・・・!
 「今のお前は速さも分析力もない、つまり、俺の速さには対処できないということだ!!」
 途端に、ビクドグの姿が掻き消える・・・
 「どうかな?今の俺は、力が有り余ってるんだよ!!」
 渾身の力を込め、地面を叩く!!
 すると、あたりに衝撃波が走り、
 「うぉっ!」
 地面からの揺れと衝撃波により、ビクドグの動きが止まる、そこにすかさず鎖鉄球を投げつけ巻きつけ、その胴体を止める
 「しまった!」
 「はぁああ!!」
 そこに走っていって拳を叩きつけ
 「がはっ!」
 さらに蹴りつける!!
 「ぐはっ!!」
 「とどめだ!!」
 「ガッシャーン!!パーティカルゾディアックフィニッシュ!!」
 十二の武器を召喚して右腕を外側に振るい一気に竜巻のように振り回してダークマターの軍団を全てクリスタルに帰しつつ、武器達が最後にはビクドグの周りを囲んで突き刺さり
 「そんな・・・こんな・・・終わり・・・」
 一気に飛翔し、粒子を込めた右足で飛び蹴りを放ち叩きつける!!
 「がぁああああ!!」
 ビクドグが爆発してクリスタルと化し、俺はそれを回収する・・・
 他のクリスタルは・・・回収してる時間が無い!
 「行くぞ!マホ!アスト!!」
 「くくく・・・もう行くんですか?」
 ブレイザ!?
 顔だけ俺たちの方に向け仰ぎ倒れるブレイザを俺たちは見る・・・
 「残念ですね、この星の終焉が見られないとは・・・この状況だと、私を復活させるより封印を破ってこの星を滅ぼす方が先でしょうからね・・・」
 「そんなこと、俺達がさせない!」
 「おや?あなたはそれでいいでしょうが、」
 ブレイザが今まさに矢を放ったアストを見る
 「アストさん、あなたはどうですか?」
 「何?」
 嫌な予感がほとばしるのを感じるアストの声・・・
 「この研究所の地下にとある人物を幽閉しているんですよ・・・」
 「何?!」
 「ああ・・・確かに生体反応が・・・」
 本当かS-NN301!
 「俺の分析機にも・・・」
 「その人の名前・・・なんて言いましたかね・・・ああ、富久庭、明」
 「な・・・俺の・・・妹?!」
 「ええ・・・コスモスターを抜き取るために連れてきて監禁していたんですよ、ですが、もう関係ないですね、あなたは世界を救うのですから、もっとも、その戦いの余波で地下が崩落してもしりませんがね・・・ほっほっほっほっ・・・」
 ブレイザが消えていく・・・
 「・・・」
 「アスト」
 俺が見ながら呼びかけると、アストの視線が下がり迷っているのが手に取るように見て取れた・・・
 「俺は・・・俺は・・・」
 「行って来い」
 「何!?」
 アストが跳びのいたように俺に顔を向けた
 「世界ぐらい、俺が一人で救ってやる、お前は、お前がやるべきことをするんだ」
 「・・・だが・・・」
 「大丈夫だ、申し訳ないと思うなら、迷う暇はないだろ、とっとと妹さん救って、応援に駆けつけてこい、そういや、本名聞くの忘れてたな、戻ってきたら聴かせてくれよ」
 「・・・聞く耳と命はきちんと残しておけよ?」
 「ふっ、わーってるよ」
 「・・・すまない!!」
 アストがどこかへ駆け出していく
 
 ・・・妹が生きていた・・・
 ずっと死んだと思っていた、でも、生きていたんだ!!
 分析に従い地下通路を走る、右手に見えた光放つ部屋、あそこだ!!
 「明!!」
 部屋に入るなり、俺は変身を解く、
 「ああ・・・お兄ちゃん・・・」
 そこには、確かにあの頃より髪と身長が伸び、やつれ、白衣を着て、机横の円パイプ椅子に力なく座っているものの、妹が確かにそこにいた・・・
 「よかった、無事だったんだな!さぁ、帰ろう、もうお前を離しはしない!」
 「そんなの要らないよ」
 「何!?」
 なんだ、様子がおかしい?生気のない目が視点を捉えず、まるで狂気に震えているように見える
 「もうこれで・・・何も失わずに済むんだ・・・」
 立ち上がった明が右手に持っていたのは、極太の注射器にたくさんの黒い球体が合わさり液体と化したようなものを入れたもの・・・
 「なんだ、それは・・・」
 「これ?これで私は永遠を生きるの、この世界がなくなったって・・・ダークマターとして・・・!」
 「何を言ってるんだ!?」
 明がいきなりその注射器を首筋に刺して自身に液体を注入!
 「やめろ!!」
 途端に黒い液体に包まれ、明が大きくまっすぐなポニーテール備えたような女性型のダークマターと化す!
 「はぁあああああ!!」
 俺は遅く首を横に振りながら否定する・・・
 「そんな・・・そんな馬鹿な・・・」
 「さぁ、滅してあげましょう、お兄ちゃん・・・」
 そんな・・・妹がダークマターに・・・
 くそ!こんな時あいつみたいにダークマターを封印できたらまだ・・・
 俺は・・・どうしたら・・・
 「ピピロピピピロポ」
 変身が解けそばにいたL-NN302の方に俺は思わず顔を向ける
 「何?!もしかしたら、どうにかできるかもしれない!?」
 L-NN302が電子音で俺に教えてくれる・・・
 「ピピロピピロポ」
 「わかった、ダメで元々だ!!」
 「チェンジ!!プレーンドアストォオオ!!星天の力秘めし闇にありて光宿す戦士、プレェェェェエエンドアストォオオ!!」
 「ふたご座、乙女座、射手座、ムゥウウウンエンフェレェス!!白き射手と月の力、精緻の戦士、ムーンエンフェレス!!」
 変身し、明を見据える、
 ・・・絶対に助け出す!!
 「ああ、やっと戦ってくれる気になったのね・・・お兄ちゃん!!」
 明の左手の振り下ろしを必死に後ろに避け、続けての右手の振り下ろしを右に避ける!
 「分析はまだか!!」
 「ピピロピピロポ!!」
 すると、目の前に緑の画面と明のダークマターの前面図と側面図とともにいくつか光る部分が出てくる
 「なるほど、これがダークマターと化している部分、それから」
 点が三つ表示される・・・!
 「ここを狙えということか!!」
 「真面目に戦ってよお兄ちゃん!!」
 続く右こぶしを大きく後ろに避ける
 すると、動きが止まりながら俺を失望で見降ろすように見る・・・
 「ねぇ、真面目にやってんの?いつもそうだよね・・・私とカードゲームやるときも手加減してさ・・・」
 「俺はお前に手加減したつもりはない!いつもお前の方が強かった、それだけだ、だが、今だけは、お前より強い兄であることを願う!!」
 カシ!
 俺の弓が十字に割れ、赤と白の面を持つ、十字弓に!?
 左上と右下の面が赤に、左下と右上の面が白に染まっている・・・
 そうか、これで狙えってわけだな!!
 「サジタリアスストライク!!」
 まず、弓矢をつがえ、向かってくる妹に、右肩中央の一点を狙って矢を解き放ち、撃ち貫く!!
 「がはっ!」
 目標に当たってひるんだ!!
 「サジタリアスアロー!!」
 さらにウォッチを押す!
 「サジタリアス・コンストレーション・フィニッシュ!!」
 ひるんでいる間に左腿中央に二発目を放ち、二点目もヒット!
 「これで最後だ・・・」
 「ムーンエンフェレスフィニッシュ!!」
 一気に走り込み、渾身の力を込め、飛び蹴りを放つ、それは胴体中央の目標点を確実にとらえ、ダークマターの部分を妹より分離させながら、壁まで飛び、爆発、消滅させた
 「明!」
 変身が解けながら、妹に駆け寄り、そのくずおれる体を抱きとめる・・・
 「明!明!」
 明がうっすら目を開け・・・
 「お兄ちゃん・・・私は・・・」
 そう、何かを言いかけて意識を失う
 「明!」
 「ピピロピピピロポ」
 俺はまたもL-NN302に顔を向ける!
 「何!?気絶してるだけ!?そうか、よかった・・・」
 と、後ろのロボットに話しかけた時、ふと背後の壁の下が目に入った、
 そこには、先ほど妹だったダークマターが、水晶に封印されていたのだった・・・
 
 プレスマシン、ダストファイヤー、バイオエレクトリックがL-NN302と合体!
 「ムーンエンフェレスタァアアンク!!」
 プレーンドアスト、ムーンエンフェレス、ブレイザ、バットナーのミニフィギュアも付属!乗せて遊べる!!
 DXムーンエンフェレスタンク!!
 
 DXサンジャスティスジェットもよろしく!!
 
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