バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

オリジネイト・スター/19

オリジネイトスター 19
 
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 サーキットを一番で走り込む・・・
 そしてピットに
 「すごい!調子いいじゃないですか!!」
 「なんか、いやな予感がするんだ、調子よ過ぎて、な・・・」
 「気のせいですよ!」
 「そうだといいんだが・・・」
 「ふぉっふぉっふぉっ・・・」
 な!ウォッチに反応が!!
 
 ダークマター!!
 ビル街を向こうに臨む広場で、筋肉質でこわもてで赤い目をした人間の男のような姿をしたダークマターがいた!!
 「チェンジ!!ミスリル・スターァアアアア!!聖なる銀の鎧を身に纏いし闇に光をもたらす存在、ミス・リル・スターァアアアア!!」少ししつこい位のデシタルウォッチの男の声
 「チェンジ!!プレーンドアストォオオ!!星天の力秘めし闇にありて光宿す戦士、プレェェェェエエンドアストォオオ!!」
 「がんばって!」
 後ろから呼んで合流していたマホの声、
 「はっ!」
 「がはっ!」
 拳を叩きつけると、いきなりひるむ
 「とあ!」
 アストが蹴りを叩きつけると、やはり後ろに後退する、
 何だこいつ、ずいぶんと弱いな・・・体からなんか電撃が流れてるようにエネルギーが漏れてるし・・・
 「一気に決めるぞ」
 「おい!何か様子が変だぞ!?」
 俺は左手のアストのいうことに顔向け抗議する!
 アストは俺の方に顔を向け、
 「これ以上被害を出したいのか?」
 と一蹴、
 「っち、仕方ない・・・」
 互いにダークマターの方を向き、ウォッチを押す!
 「ミスリルスターフィニッシュ!!」
 「プレーンドアストフィニッシュ!!」
 俺の右足に星型の光が宿り飛び蹴りを放つ!
 同時に、アストの右拳に十字の角を内側に丸くして端を尖らせたような四光星の光が宿り、ダークマターにたたきつけられていく!
 その反動で後ろに跳び着地、前方でダークマターが爆発する・・・
 「よし、これで・・・」
 「グォオオオオオ!!」
 な・・・なんだ!?
 ダークマターより暗黒が吹き上がったと同時に、下に長い五角形のケフェウスの星座が空に浮かびあがり、ダークマターが浮かび上がって暗黒と融合、
 巨大で大きな五角形の先から鱗に首を覆われた首を伸ばした男の顔持つ姿と化し、その目からビーム出しビルを攻撃する!
 「な・・・一体どうなって」
 「おい!」
 「はーっはっはっ、やりましたよ!」
 左手から聞こえた声の方をアストと共に見ると、そこにはブレイザが!?
 「どういうことだ!!」
 「私の実験結果ですよ、膨大なエネルギーを入れることで、ダークマターの殻を破り、巨大化できるのです、もっとも、再生に時間がかかるようになりますがね、そんなことは些細な事でしょう」
 「再生!?そうか、同じ奴が何度も出てきていたもんな!」
 やはり、アストは同じ奴と何度も戦っていたのか・・・
 「ま、あなた方にはどうにもできないでしょうので、私はここで」
 「おい!待て!!」
 ブレイザが自身を球状の髪の毛で包み、解けたと思ったらもうそこには誰もいなかった・・・
 「くそっ!どうすればいいんだ!?」
 「どうするもこうするも、行くしかないだろう!」
 「何!?」
 アストが顔を俺の方に向ける
 「正気か!?」
 「お前こそ正気か?ダークマターに復讐を果たすんじゃなかったのか?」
 「・・・ああそうだ、俺はすべてのダークマターを滅ぼす!!」
 「まずはこれだ!」
 「蟹座、魚座水瓶座!!チェンジ!!マキュリーィイイブレーーーーイド!!その吹き出す水はただただ薄く、鋭くッ、水刃により灰燼に帰す剣の使い手・・・マキュリーィィィイイイブレーーーーイド!!」
 「獅子座、蠍座みずがめ座、チェンジ!!マーズフレイマーァアアア!!ゴミと敵を灰と焼き尽くす地獄の業火・・・マァアアアズフレイマーァァァアアアアアア!!」
 俺が水の剣を限界まで伸ばして叩きつけ、
 アストが精いっぱい火炎放射を射程を目いっぱい伸ばして浴びせるも、全く効いた様子はない・・・
 「アクエリアスストライク!!」
 「アクエリアスストライク!!」
 俺とアストの肩に円筒状のバズーカが出現する!
 「まずは俺だ!!」
 アストが思い切りバズーカのトリガーを引いて玉を発射しぶち当てる!!
 大爆発が起きあたりが火炎に包まれるも、やはり、効いた様子は無い・・・
 「しゃーねーな!!」
 俺もバズーカをぶっぱなす!すると、当たったところから水の大爆発が起き、あたりの火災を鎮火した・・・
 「アクエリアスバズーカ!!」
 「アクエリアスバズーカ!!」
 「効いてない・・・?」
 「一気に行くぞ!!」
 「アクエリアス・コンストレーション・フィニッシュ!!」
 「アクエリアス・コンストレーション・フィニッシュ!!」
 俺たちが同時にバズーカを放つと、火と水、二つが混ざりながらダークマターのそばまで行き、大規模な水蒸気爆発を引き起こす!!
 だが、堪えていない・・・
 「くそっ!これでもダメか・・・」
 「どうする・・・?」
 「お待たせいたしました!」
 「ピピロポポロポ」
 金色のロボットが飛んできて、もう一方の白に青ラインのロボットが移動してくる・・・
 「ちょうどいい、お前たちの知恵を貸してくれ!」
 「お前らの分析能力なら、何かわかるんじゃないのか!?」
 「私が見たところによると、あなた方の今の力ではかないません」
 「ピピロププロプ」
 「何!?」
 「どうにもできないというのか!」
 アストがロボットの首をつかむ!!
 「し、しかし、私の分析は・・・ん?そのウォッチは・・・」
 S-NN301がなぜか首掴む手の手首についたアストのウォッチを見る
 「あ・・・これがどうした!?」
 「ここに内封されているエネルギーを全て開放すれば、どうにかなるかも」
 「確かに、今までの人々が託してくれたコスモスターがここにはある、でも、どうやって?」
 「そ・・・それは・・・」
 「とにかくやればいいんだろう!!」
 すると、アストがめちゃくちゃにメモリを入れ始めた!
 「おい、何やって・・・」
 すると、メモリを出す際に出す幻影が後ろにたまっていく・・・
 プレス機、ゴミ焼却場、発電機・・・
 確かにこれなら・・・ええい!このままだとたくさんの人が犠牲になっちまう!!
 俺もメモリを破れかぶれに入れ、背後に幻影が溜まっていく・・・
 ツインアームショベル、ウォーターカッター、リニアモーターカー・・・
 と、俺が召喚したそれらがS-NN301に集まり一体化していく・・・
 「ど、どうなってるんです!?」
 リニアモーターカーを機首に、ウォーターカッターを後ろから水吹くエンジンに、ツインアームショベルが両翼を翼のような配置に動かし合体、飛行機が完成し飛び立つ!!
 「お・・・おい、何なんだこれ・・・」
 同時にアストの方も、ロボットが巨大化し、プレス機を前面に、ゴミ焼却場が胴体に、発電機を後ろに背負った戦車とか、戦車の各所より水蒸気を噴き上げる!
 「え・・・えええ・・・・」
 と、飛行機が飛んできた!
 「あ!俺の飛行機!!」
 その上に急いで飛び乗ると、そのままダークマターの方に向かっていく・・・
 「これどうなってんだ!」
 「いやいや、すごいでしょう、私の飛行制御技術で飛んでるんですよ」
 声が聞こえたのは機首の方、そこには、S-NN301がリニアモーターカーの運転席の中で気楽にハンドルを握っているのが見えた
 「お前が運転してたのか!」
 「ええ、その通りです、ああ、今の状態なら、サンジャスティスにも変身できますよ、ここに乗る限り私達と一体化しているようなものなので!」
 「うさんくせーな・・・」
 と言いつつも試してみる
 すると、上に誰かが舞い降りてくる・・・
 「お前、バットラー!」
 こんな時に・・・!
 バットラーが飛行機の上に着地、
 「グレイザさんから予想外の事態に陥ったと聞きましてね、援護させてもらいに来ました・・・」
 「面白れぇ!相手になってやる!」
 俺はその拳を叩きつけようとするも、瞬く間に上に飛ぶ
 「ほっほっほっ!こうすれば攻撃は届くまい!」
 「高度を上げろ!!」
 すると、一気にバットラーに近づいていく、
 「な!?」
 さらにバットラーは高度を上げようとするも、すぐに追いつき、地に倒れ伏す!
 「く・・・くそ!!」
 「これで空には逃げられないな!はぁあああ!!」
 右拳、左拳は間一髪で避けられたが、その後の突き出しのキックがヒット!そのまま弾き飛ばす!
 「はぁああ!!」
 そこから追撃の走り込み蹴りで上より完全に遠くに弾き飛ばした!
 「戻ってくる前にデカブツをしとめるぞ!」
 「双子座、獅子座、射手座、サァアアアアアン、ジャスティイイイス!!太陽のようにあたりを照らす温かな心とを正義を持つ戦士・・・サァアアアアアン、ジャスティイイイス!!」
 あ、本当だ、サンジャスティス、なれたわ・・・
 「はーっ!」
 下の方では、アストが乗った戦車から伸びたプレス機の中央より炎を吐きかけ続けてプレス機に感電させた電撃を体当たりでぶつけ、前方のプレス機を開けて前進し、ダークマターをそのプレス機で挟んだりしている、
 さすがに足止めにはなっているが・・・
 「行くぞ!すべてのエネルギーを集めろ!」
 「いいぜ、やってやる!!」
 ウォッチを押す!
 「サンジャスティスフィニッシュ!!」
 「ムーンエンフェレスフィニッシュ!!」
 俺たちのエネルギーを集め、俺とアストは刀より斬撃を飛ばし、刀を弓にして一気に矢をつがえ、放つ!
 その連撃を受け、ダークマターは消滅、
 俺は宙を飛んできた水晶を回収する・・・
 「これなら・・・あそこも突破できるかもしれない!!」
 は!?
 アストが粒子研究所跡地に向かっていく!!
 ええい!
 俺も一気に追いかける!!
 「正気か!?」
 「当たり前だ!!お前も付き合え!!」
 正面より通行止めの横がA字型の黄色と黒のバリケードが横一直線に置かれた封鎖を突破し、一気に研究所跡に対して突っ込む!
 「もう一度!!」
 「しゃーねーな!!」
 再びウォッチを押す!
 「サンジャスティスフィニッシュ!!」
 「ムーンエンフェレスフィニッシュ!!」
 渾身の斬撃と弓矢を放つ!!
 が、あえなく弾き飛ばされ、続けて突っ込んだ俺達も吹っ飛ばされたのだった・・・
 
 痛みが響きながらも、何とかゴールポストを駆け抜ける・・・
 そして、ピットに戻ると、眉を下に曲げた心配顔のコウが背後のおやっさんと共に出迎えた、俺は痛みに耐えながらもバイクを止める、
 「大丈夫ですか?怪我してるのに無理して、腕とか縫ったんでしょう?」
 「このぐらい平気だ、レースに出場できないことの方が怖い、イチチ・・・」
 思わず痛む右上腕を左手で押さえる・・・
 「なに無茶をしておるのやら、そのうち体が動かなくなるぞ?」
 「かもな・・・」
 だが、こいつらに迷惑はかけたくない・・・
 しかし、だ、ここまでやってあの重力異常を突入できないとは・・・
 一体どうすればあの中に入れるんだ・・・?
 
 ツインアームショベル、ウォーターカッター、リニアモーターカーが合体!
 「サンジャスティスジェェエエット!!」
 さらに中にS-NN301を搭載可能!
 ミスリルスター、サンジャスティス、ピクドクのミニフィギュアも付属!乗せて遊べる!!
 DXサンジャスティスジェット!!
 
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