バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

オリジネイト番外 オリジネイト・ヘッドリオ/9

オリジネイト番外 オリジネイト・ヘッドリオ 9
 
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第9話 上層の景色・・・
 
 「まったく・・・」
 どさくさに紛れて上層街の物陰に入り変身を解く、
 にしても、ここが上層か・・・
 中層と同じく建物の壁は白いが清潔感が有り、なによりも日がきっちりあたっているため明るく、なによりも周りを見れば背景に遠くまで見える草原と右側の海、奥には地平線と海が見え、晴れ晴れとした雰囲気の町並みが広がっている、
 が、そこでいくつかの軍事施設があるのが気にかかる、
 白くて周りの建物に溶け込んでいるが、
 兵士がたくさんいるのでよく見ればわかるのだ、
 「さて、それよりも問題なのは・・・」
 私は大きく上層中心部を見る、
 そこには低い堀に大きな白い円状の建物が見える、
 八方の白く低い塔にそこを繋ぐカーブしたのぞき穴付きの塀を兼ねた二階建ての廊下・・・
 やはり、あそこに何かあるか?
 ま、堀の外側に近づくのくらいはいいだろう・・・
 ん?気配・・・
 気が付き後ろを振り向こうとしたときには、
 私の首筋に衝撃が走り、意識を失っていた、
 顔が左を向き背の方に左目で青空を背景に黒ずくめで、頭に頭巾と黒い額当てを付けた相手が衝撃が来た方に立っているのを視界に捉えながら・・・
 「これがあの侵入者の男の関係者か・・・?」
 
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