バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

忍者マウンテンサイクリングレース/2

忍者マウンテンサイクリングレース 2
 
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 2
 
 遭難者のはるか上を跳び越えつつ、
 その先に合った木を手で持って速度を落としつつ着地、
 胸に手を入れ、スマホを取り出し、画面を指で押して番号を入力しとある場所にかけ、出来る限り小声で、
 「あ・・・もしもし、忍者マウンテンサイクリングレース事務所ですか?選手の輪蔵です、コース上に遭難者を発見、地元の集落にそれとなく連絡を・・・場所は・・・はいわかりました、対処、お願いします」
 これで大丈夫だろう、
 さすがに必要も無いのに人の命を奪うこともない、
 こちらはレースを再開しよう
 自転車にまたがりこぎ直していく、
 と、いきなり目の前に円状の光が照らされ、地割れが見える!?
 いや、これは・・・
 そのまま俺は地割れの上を走る!!
 これはトリックだ、
 電灯の中央に地割れと同じような黒い紙をはり、目の前を照らす、
 すると、暗闇の中に地割れが浮かび上がるという仕組み、
 と、いうことは・・・
 後ろよりプロペラと車輪の音・・・
 後ろを一瞬見ると、後続の一人の忍びと、その向かって右そばにドローン・・・
 ぬうぅ、まずいな、ドローンに特攻されればこちらが足止めを喰らってしまう、
 ならば、先手必勝!
 私は前輪を上げたウィリーから前輪を大地に叩き込み強引に跳躍、
 そのまま両手で大きく自転車を横にまわし大風を起こす
 風遁、二輪団扇
 忍者の方は風にあおられても少し速度が落ちる程度だが、
 ドローンの方は吹っ飛んでいく
 「あっ!俺のドローン!!」
 忍者がドローンの方に顔を向け思わず声を出していた
 ふ、簡単に攻略される装備を選ぶとは、まだまだ・・・
 その動揺の隙に着地した拙者は一気にこぐ力を込め、森の山道で簡易的に土に線が掘り描かれたゴール地点に到達したのだった・・・
 
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