バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

ニューロンズ:AI/3

ニューロンズ:AI 3
 
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 3
 
 「ねぇ!どうなってるの!!アラクルとの通信が途絶しちゃって・・・」
 目の前からアミが焦りと心配の入り混じった表情で振り返り話しかけてくる
 「一時的にフリーズさせたがウィルスにかかったまま復旧しやがった!本体はどうなってんだ!?」
 「わ・・・わからないよ・・・」
 「ここから北東に向かってる!北東に何かあるかわかるか!!」
 画面よりボードに乗るエクサスの声、
 にしても、北東か・・・北東に何があるかと言われても、思いつかないし、有るとしたら大雑把すぎて大量に・・・
 「北東・・・?そういえば、アラクルの本体のある会社がここから北東にあるってアラクルが・・・」
 アミが心配顔のまま俺を見て話す、
 本体・・・?
 まさか、復旧プログラムが送られてこないのも、ウィルスに感染した原因も・・・?
 本・体・自・体・が・ウ・ィ・ル・ス・に・感・染・し・て・い・る・か・ら・か!?
 電脳の中に大きなビルが見えてきた・・・
 そこには黒く染まったアラクルが大量にいた、
 間違いない、あそこに本体がいる!!
 ウィルスに感染して理性が無いのが幸いか・・・
 空飛ぶアミのアラクルがその中に入って行く・・・
 まずは、本体をどうにかする!
 と、アラクル達が俺を見つけたのかこちらを向き、右手を振るい無数のサーベルを投げてくる!?
 サーベルを下に下がって避けるエクサス
 「おい!どうすればいい!!」
 「スキャン・・・これだ!!」
 出てきたのはアラクル用の修正プログラム!!
 これをショットガンと混ぜ、転送!!
 「撃て!」
 「了解!」
 転送されたショットガンを放つと、中から癒しの光放つ緑色の弾!
 放射状に放たれた弾丸に当たったアラクルは元の姿に戻りつつ修正プログラムが作用したのか倒れ込み落ちていく
 「これがあれば!」
 ボードに乗ったままアラクル達に連続でショットガンをぶっぱなすエクサス、
 元に戻ったアラクル達が落ちて道が出来る
 「このままにしてもまたウィルスに感染する、まずは本体の元に向かえ、場所は」
 「スキャンした時に分かった、明らかに力の大きいアラクルの反応があったもんな!」
 ボードから降りつつビル一階で両側に開くガラスの自動ドアよりビルの中に入り、そのまま一直線で奥まで行き、
 扉があったら剣で四角に叩き斬り、二つほど扉を斬った先にそれはいた・・・
 まるで簡素なステージのような場所の上にこちらの方に向き空を見て立っている黒いアラクル、
 姿見は感染した他のアラクルと同じなれど大きなパワーを感じる、
 AIの基礎戦闘力は所持するプログラムや繋がる人間の数に大きな影響を受ける、
 さらに、早さは存在している端末やコンピュータの処理速度に由来することも多い、
 つまり、本体のこいつは
 「がぁっ!」
 浮遊サーベルが目にもとまらぬ速さで動き、エクサスを切り裂く、
 本体がこちらを見て意識を向けただけで・・・だ
 「大丈夫か!?」
 「問題無い、こいつを撃ち込めば終わりだ!行くぞ!!」
 エクサスが駆けだす、
 サーベルが幾本も飛んで来る!
 右手の剣と俺の銃からの弾丸と本体の蹴りで浮遊サーベルを弾くもそれでも3本ほどエクサスを切り裂く、
 だが、
 「ここだ!」
 左腕ショットガンで狙い、放たれた弾丸がアラクルの本体に届く!
 キン!
 青いバリアに弾かれた!?
 「ちくしょう!どうすればいいんだ!?」
 こういう時のスキャン・・・
 これは、ビル前の道路を通る車か?
 おし、一か八か・・・
 車と拳を混ぜて
 「行けるか?」
 「やれって言うんだろ?」
 エクサスが跳躍して後ろに下がり、
 剣を消去して右拳で殴り掛かるようにダッシュする!
 だが、先程より速度が上がる!
 その速度に向かい来るサーベルも切り裂かれながらも弾き切り、
 その勢いのまま殴ったバリアに穴を開ける!
 「ここだ!」
 穴から拳を抜いてショットガンを入れ、弾丸を撃ち込む!
 これで・・・
 呻くアラクルの本体、だが、浄化されたのは左半分のみ!?
 「はぁあああああ!!」
 叫びとともの不意にアラクルが浮き、かなりの高さに、そして、上げた右手に巨大砲を召喚した?!
 唐突に現れた巨大砲にビルが崩壊する!
 狙いは・・・エクサス!?
 放たれる巨大な光、間に合わないか!?
 光が晴れた時、そこにいたのは・・・アラクル!?
 半分だけ浄化されたアラクル、まさか、アミのアラクルか!?
 そうか、あそこまで大きな光、ロックをエクサスだけにしてたから、アラクルの裏に入ったことでアラクルで光が遮られた・・・
 「アラクル・・・すまない!」
 エクサスが跳躍する、あんな巨大砲、あらかじめチャージしていたであろう1発目ならともかく、次までチャージがかかるはず!
 車の勢いを宿した右拳を突き出し一気に近づき、
 バリアが張り直される前にショットガンを撃ち込み、
 今度こそ完全に浄化したのだった・・・ 
 
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※この記事は検索エンジン向けタイトルとソーシャルメディア向けタイトルにAIタイトルもしくはそれを調整したものを採用しています