バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

ハーフビースト:ハーフヒューマン:ヒーローズ/15

ハーフビースト:ハーフヒューマン:ヒーローズ 15
 
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15
 
 「初めまして、ヴァンバットと言います」
 黒ずくめで中身はタキシードか?
 だが、綺麗なかっこしててもやってることは止めなければ!
 「住民の皆さん、あいつの相手は俺がします、消火活動をお願いします!!」
 ヴァンバットが別の住人に向おうとするのを、
 俺は突進して両肩を抱え込むようにして止める!
 「この!」
 ヴァンバットはその右足爪を俺に突き出し蹴る!?
 痛みと衝撃に思わず話してしまう俺!
 いったん離れるも改めて俺の方に振り返り俺を見降ろすヴァンバット
 「致し方ありません、まずはあなたから・・・」
 ヴァンバットがこちらに突進してくる!
 右拳を叩き込み
 「おっと」
 その翼を羽ばたかせ空に飛ぶ!?
 な・・・!
 上空で翼動かしホバリングし冷静を装いながらほくそ笑むヴァンバット、
 「ふふふ、どうしたんです?蝙蝠が空を飛ぶなんて常識でしょう?」
 そりゃそうだが、やりづらいな・・・
 「行きますよ?」
 右足を突き出してこっちに向かって来る!
 「はっ!」
 ヴァンバットの蹴りと俺の拳がぶつかり、ヴァンバットが吹き飛ばされる!
 ヴァンバットの両目が驚愕でか急速に見開かれる
 「なっ!?効かない!?」
 空を飛ぶ利点はいくつもあるが、
 幾らなんでも真正面から蹴りを入れていく意義は無い、
 「それならばこれなら?」
 と、今度は高速で左手指を叩き込んできた!?
 俺は両腕でガード!
 カウンターされないようにか素早く上にヴァンバットは離脱し、
 「これならば!」
 さらに蹴り飛んできて俺にガードされ上に離脱!続けて左手指を突き出し攻撃してきてまたも俺にガードされ上に離脱!
 俺は何とかガードしきり
 ・・・そろそろかな?
 「とどめだ!」
 ヴァンバットが左手を振り上げ突っ込んでくる!
 スタミナが切れて来たのか動きが遅い!
 「大驚声」
 俺の大声に、ヴァンバットはとうとう落ちた、
 吹き飛ばされるように背から、
 おーおー、手の指とかがけいれんしてら・・・
 ・・・蝙蝠は暗闇を飛び超音波を使う関係上、耳もいい・・・
 それがあだになった・・・
 ん?サイレンの音・・・?
 もしかして、消防団が来たのか!?
 
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