バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

ハーフビースト:ハーフヒューマン/14

ハーフビースト:ハーフヒューマン 14
 
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14
 
 「こうだ!!」
 一番最初に来た牛を足払いでこかせる!
 そのまま前に倒れた半牛を下で盾にしながら上に蹴り飛ばしてビーバーにぶつけつつ
 来たガゼルが下に角を向けてくるものの両手で体を少し浮かしてわざとガゼルの角で滑って上に浮きつつ
 次いできたキリンの首を右手で掴んで回転しつつその足を落ち始めたビーバーと牛にかけ掴み、一回転しつつ下にぶん投げる!
 二者は進行方向に落とされ止まれないキリン巻き込みつつ倒れ、いつの間にかこっちを見ていて目を見開き呆気にとられるガゼルに一気に近づきその腹に狼ブロウを叩き込み気絶させた・・・
 パチパチパチ・・・
 「おみごと、俺が手を出すまでもなかったな・・・」
 言ったのはいつの間にか少し遠くで様子を見ていたカミキリムシのおっさん、
 俺はそちらの方を見つつ苦笑い、ま、スマート過ぎて手を出したくてお出せなかっただろうけどね♪
 「ははは、ただの思い付きですよ、で、ボスの居場所は?」
 そう言って倒れ込む全員に声をかけるが、返事は無し・・・
 ・・・しゃあない・・・
 俺は諦めで苦笑いが消えながら再度カミキリムシのおっさんに向かい、
 「とりあえず、ここの施設適当に歩いて人を探しません?」
 「そうするか、その前に、警察にも一応連絡しておこう・・・」
 返すカミキリムシのおっさんも、少し冷めたように顔から力が抜けていた・・・
 
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