バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

ハーフビースト:ハーフヒューマン/13

ハーフビースト:ハーフヒューマン 13
 
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13
 
 な!?半牛と半ガゼルが左の方より光差すエントランスの向こうから足音立て歩いてくる・・・?
 「どうして俺達が来ると・・・?」
 「監視カメラって知ってるか?」
 牛の言葉に納得する
 ああ、どこかに仕掛けた監視カメラで見られてたのか・・・
 半牛と半ガゼルが俺達の前で止まる
 「さて、何しに来たのかな?」
 ガゼルの余裕ある言葉に、俺は口を開く
 「ああ、これ以上関わらないで欲しいって苦情入れに来たんだよ」
 「うちの闘技場もな、お宅らに迷惑してるんだ、見に来たり参加するのはいいが、スカウトされるのは迷惑だ、よそでやってくれってな」
 俺の言葉の後にカミキリムシが続ける、
 そんなことになってたのか・・・
 「残念ながら・・・それは無理だな・・・」
 右左、ガラスと鉄フレームの壁端の橙の石の柱の陰からさらに足音出して歩いてきたのは、キリンのやつと・・・
 半分青いスーツを着た眼光鋭いおっさん兼半ビーバー
 「残念ながらこの数だ、お前らを更生させてやろう・・・」
 半ビーバーの余裕ある言葉・・・
 二人が半牛と半ガゼルの外側で立ち止まり、改めてこちらを向く
 「カミキリムシのおっさん、やれるか?」
 「無論、こうはなりたくなかったがな・・・」
 俺はすかさずに半ビーバーに向かい出来る限り威勢よく
 「じゃ、俺達が勝ったら、ここのボスの居場所教えてくれる?ボスと直接話着けるよ」
 半ビーバーの右目じりと右口端が不敵に上がる
 「いいだろう、そのほうがボスも喜びそうだ・・・」
 薄々感じてたけど、ここのボスも武闘派か・・・
 「クロスタックル!!」
 いきなり牛とガゼルが左右外側に跳んでタックルしてくる!?
 さすがに同じ場所から二度はやらないか!?
 ガゼルの方が少し遅くぶつからないようにもなってるし・・・
 「ネックバベル!」
 キリンが正面に移動しから竜巻のように来る!?
 「ビーバーの跳躍!!」
 半ビーバーが俺達の後ろに回り上から大跳躍から前歯を開いて落ちてくる!?
 この場合は・・・!?
 
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