霊奴の廃坑 ダブモン!!18話06
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「いったぁ・・・」
「いててて・・・」
「痛いよ~」
「どうなってんのよ・・・」
降りて行った先では、一階分ぐらいある下の地面で、四人が尻打ち痛がっていた・・・
そこにそれぞれの相棒が行く
フリィジアが兎白の元に緊張した顔で急ぎ飛び
「大丈夫!?」
「大丈夫だよフリィジア」
兎白がフリィジアに痛がる表情を安心した表情に変え返事をする
イグリードが鼓動にゆっくりと飛び行き、鼓動の前で両腕を組んで止まり
「おいおい、これぐらいで音を上げないよな?」
「上げないけど痛いもんは痛いよ・・・」
鼓動がイグリードを見上げ、力を戻しつつの顔で応える
ウィルピーが速く四葉に近づく
「大丈夫ですか?」
「大丈夫だけどさ、わかんなかったの?いつもは誰か察知するのに・・・」
四葉がウィルピーを見上げての眉を少し下げた疑問顔で訊き返す
それを相棒が聞いて二人の方を見て
「それは俺も思った、カンテーラ、どうだ?」
こちらを見つつの相棒からの質問に答える
「済まないな、相棒、この辺りの黒い力が色々邪魔してるんだよ、お前らは・・・」
俺は言いながら他の三体のダブモンを見回す、フリィジア、イグリード、ウィルピーも俺の方を見返しつつ
「同じく」
「だな」
「ッス」
と、同意する
ん?後ろから黒い力の塊の気配が・・・
後ろを見ると、さっきの黒髪白服の少女がすぐそこの十字路の右側から顔半分だけ見せ覗き込んで頬上げ笑い、右方に向いてそちらに逃げていく!?
・・・どうやら、あいつを調べなければならないらしい・・・
俺は少女に向かって飛ぶ!
「おい!カンテーラ!?カンテーラァア!?」
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