バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

騎士とリザードと案内屋の相棒・・・ ダブモン!!22話/26

騎士とリザードと案内屋の相棒・・・ ダブモン!!22話26
 
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26
 
 「馬鹿な・・・この俺が・・・」
 背中から倒れたチクサンオが頭を上げる、そこにカリトールが正面に回りつつ近づき、チクサンオを見下ろす
 「さ、これで約束を守ってもらおう」
 すると、チクサンオがカリトールを見上げて舌打ちしつつ視線を逸らしながら
 「っち、生誕祭の日ぐらいは会いに行ってやるよ・・・」
 「それでいい」
 「お兄ちゃん!!」
 ウメイルがカリトールに駆けていく、
 そちらに振り返るカリトール
 「もう帰ってくるの!?」
 カリトールがウメイルを見据え
 「ああ、心配をかけたな」
 「いいよ、早く帰ろう!アミマイサメさんも待ってるよ!」
 「アミマイサメの事は負けねぇからな!!」
 「ああ、わかってる」
 と、唐突のチクサンオの声に振り返る余地もなく返し、俺達の方を向く
 「それでは、皆さん、ありがとうございました」
 そう言ってカリトールが頭を下げてくる
 「いいってことよ!」
 「だよな!」
 「それじゃ!」
 「元気でね~!」
 俺、兎白、鼓動、四葉が元気よく返す、と、
 「そうだ、こいつ返すぜ!」
 俺はデッキケースからカリトールから借りたカードを取り出し渡す
 「ああ、わざわざすいません」
 カリトールが左手で受け取る、
 「じゃ、また会う機会があれば」
 「それじゃな」
 「それじゃあね!」
 「じゃあな」
 「ですです」
 カリトールの言葉にカンテーラ、フリィジア、イグリード、ウィルピーが返し
 「またな!」
 「じゃあね!」
 「じゃな!」
 「また!」
 俺、兎白、鼓動、四葉が言葉を重ね、俺達は先を行くために道の方を向き、歩き、飛び出す
 こうして、俺達は青空と緑の草原の牧場から去っていくのだった・・・
 
騎士とリザードと案内屋の相棒・・・ おわり
 
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