バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

疾走、荒野の向こう/15 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン10話 疾走、荒野の向こう15
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「うっ、これは・・・」
 黒い台地を抜けた先、そこにあったのは、黒く高い山々の先からマグマが流れ落ちる火山地帯、
 当然のごとく空は火山の先から噴出する煙によって黒く染まったまま、
 そして・・・
 「熱い・・・」
 またも熱気が襲い掛かってくる、ううむ、砂漠の時もきつかったけど、それにもましてきつい・・・
 「どうやら、天然の火山のようだな、どうにかして溶岩を流すルートを確保、さっきの海まで流しているに違いない」
 天然の火山って、溶岩流れてる天然の火山って、明らかな危険地帯じゃねーか、よくこんなところにレース場設置したな、
 「溶岩に巻き込まれる前に、早い内に抜けてしまおうよ」
 「同感だ」
 ん、あれは・・・?
 見えたのは、岩とその内部に溶岩が流れているような特徴的なカラーリングの車、
 「ほう、追いかけてきたのがまさか乱入者とはな、うむ、噴火しそうな相手だな・・・」
 「ああっと、あれは、乱入者!」
 響いた声に聞こえた上の方を見ると、そこには明らかに浮いている空色の実況飛行機械!
 「ど、どういう事でしょうか、解説者さん、今現在四位ですよ、これに勝てば三位です!?」
 「よほど運が良かったんでしょうね~」
 その解説さっき聞いたぞおい!
 「邪魔が入ったな・・・」
 ほら、前の方の火山カーも呆れてるし!
 「だが、実況があったほうが溶け燃えるというものだ・・・」
 は・・・?
 「さぁ、そっちのスピードも落ちてきてるぞっ、そろそろじゃないかっ!?」
 ま、まぁ、景色が過ぎ去る速度も落ちてきてる感じはするけど・・・
 と、デッキケースにカードが回収されてシャッフルされつつ飛び出してデッキケースの右側に置かれ山札となる!
 やっぱり来たか!ここ死ぬほど熱いし、そんなんばっかりだけど、いっちょやるか!
 山札からいにさよご枚、カードを右手で引き、左の手に移して手札にし、
 チャージゾーンに向かって
 「リチャージ!」
 「燃えて来たーッ!」
 「おおっと、インフェルノ・フローバー選手の燃えて来たーッ!いただきました!」
 「正直うざいですねー」
 いや、別に僕はどっちでも、って考えてる場合じゃないか、
 続けて、山札から右手で一枚カードを引き、
 「ドロー!」「これは・・・」
 右手にカードを持ったまま、左手からカードを一枚引いて両方相手に見せ、宣言!
 「僕はフィッシュフライ・タルタルの効果を発動!手札の闘魂ロボット研究工場食堂日替わりセットをトラッシュに送り、山札から三枚引く!!」
 左手の方から目の前に銀色で少し太身の魚が泳いでくる、
 あれは・・・いしもち!!
 そのいしもちに上から包丁が飛んで行き、その頭を切り落として、次いで前の方から少し右身の方を一気に切り裂き、続けて、反対側から返す刃で少し左身の方も切り裂いて一気に三枚に降ろす!
 そこで左右の切り身に塩コショウがかかり、卵とボールが現れたと思ったら卵がボールにぶつけられてひびが入れられ、卵がボールの上に移動して、
 パカッ!!
 っと、卵が割られて中身がボールの中に入り、さらに、小麦粉と水が入れられて、
 突然箸が現れ、ボールの中をかき混ぜ始めた!
 チャチャチャチャチャチャ!!
 そしてそこで、卵のかきまぜられたボールの中に先ほどの、いしもちの左右の切り身が入れられて、
 卵がたっぷりと付けられた後引き上げられ、その上に四角のパン斤が出現、パン斤が包丁によって縦横無尽に切り刻まれる!
 ザシュ!!ザザザザシュシュシュシュ!!
 パン斤は切り刻まれて卵が付いている切り身の上に降り注ぎ、そのすぐそばに油の張られ下に火の付いた黒い大鍋が現れて、
 その中に切り身が放りこまれる!
 ジュウウウウウ!!
 油のいい音が響き渡り魚の切り身が揚げ色に染まって行く・・・
 ううむ、おいしそうな見た目だ、残念ながら匂いとかはわからないが・・・
 すると、上に大きな緑の葉っぱの乗った四角くて青と白で波が描かれた皿が現れた、あの緑の葉は大葉か、
 そこで箸が鉄の大鍋の中に入れられて、中から切り身が取り出され、その皿の上に置かれ、
 その左手の方に白色で、中に炊き立て白ご飯が盛られた椀が、右手の方に内赤外黒で中にわかめと豆腐の濃い色の味噌汁が入れられた椀が置かれて、
 左手奥の方にたくあんときゅうりの漬物が短冊切りされ置かれた白い丸い小皿が出現、
 次いで手前の方に、左手前に箸置きがある状態で赤い箸が現れ、
 その箸が宙に浮いていしもちの天ぷらの一つを掴み、僕の方に持ってきて
 ゴッ!
 カーディンのフロントガラスに阻まれ、消滅した!
 うう・・・もったいない・・・
 「はっはっはっ、揚げ燃えているんじゃ、本当に燃えてるとは言えないなぁ~!!揚げ燃えるより溶け燃えようぜ、さぁっ、本当に燃えてるかい!?溶けてるかい!?」
 「燃えたら危険だ!揚げてもいない、溶けてもいない!!」
 「カーディン、真面目に答えなくていいから・・・」
 「はっ、そうだな!」
 ったく・・・
 と、それよりも、フィッシュフライ・タルタルの効果で、山札から三枚、引くっ!!
 で、今引いたカードはセルフディフェンサー アーミー・ド・タンク・バルク!、砲撃!!タンク・バーング!!、機工原・引き割りタッパ、
 残りの手札は、バトルマシンズ ワイルドハンド、マシングラシスオード、バトルマシンズ サポートエナジー、マシングラシスオードギグ!
 よし、セルフディフェンサー アーミー・ド・タンク・バルクを1番に裏側で置いて、残りを一気にチャージゾーンに裏側で置き、
 「セット!」
 「さぁ、燃え溶けて行こうじゃないのぉおおお!」
 「オー!」
 「オー!」
 「オ・・・オー」
 「やんなくていいから!」
 本当にもう・・・あの飛行機械の声につられなくていいっての・・・
 ま、それよりも、右手で1番に裏側で置いたカードを表に!
 「オープン!セルフディフェンサー アーミー・ド・タンク・バルク!!」
 「燃え溶けよぉおおおお!!」
 ズドォオオオン!
 げ、いきなり右手向こうの火山が噴火した!そして、大きな火山弾の一つがこっちに飛んでくる!
 そこに後ろから砲撃が飛んできて、デカイ火山弾を撃ち落とす!
 ズバン!
 火山弾は向こうのインフェルノの方に向かって行き、なんと、人型に広がって両足を地に着け止まった!
 それは、体に火山岩をまとい、体中にマグマ流れる存在、
 その右手にはなぜか鉄のスコップが握られている、
 もしかして、あれで火山を噴火させたのだろうか・・・まさか・・・
 と、そこに僕達の前に砲撃が来た方向の右手後ろから戦車が前進して来た!
 砲塔が上に付いた、緑の迷彩四脚キャタピラ戦車!
 すると、戦車の後ろのキャタピラが前下から両足を後ろに伸ばすように展開つつ内側に移動して両足となり、
 前の方のキャタピラも曲げていた両腕を伸ばすように変形して両腕となりながらその端を両手のように広げて地に着け戦車全体を上に上げ、
 さらに、戦車の前部が前に倒れ、倒れた方の上に頭が出てきた!それは、無骨な四角い兜をかぶり真面目そうな白い鋼の顔と赤い瞳を持ち、
 体には四肢の後ろの方にキャタピラを持っていて
 続けて、背中の砲塔が右肩の方に横滑りして移動し、正面の火山弾の奴に向く!
 よし、とりあえず、右手でバルクのコストを表に!
 表にしたのはマシングラシスオードギグ!
 緑の画面では向こうの円匙掘炎隊 ショベル・マグマルア、ショベ・・・、いや、マグマルアのコストはどうなってる?円匙掘炎隊 炎投塊場、円匙掘炎隊 削炎蜂起、円匙掘炎隊 削炎投蜂!?三つとも発動出来るカード・・・!?
 と、いきなり、前とは別の左手奥の方の火山が噴火!火山弾が二つ飛び出してきて、マグマルアの左右に着弾した!
 そして、その火山弾から誰かが出てきた!
 それは、マグマルアよりも同型で小型だが、マグマルアの左手側のほうが小さめのショベルを持っていて、右手側の方がつるはしを持っている!
 さらに、それらがマグマルアと一緒に一瞬、マグマをまとったように容積が増え赤くなり、瞬時にして溶岩の流れを血液の様に残したまま冷え固まり、装甲が少し増した!
 これは・・・円匙掘炎隊 削炎蜂起、円匙掘炎隊 削炎投蜂を1番と2番に設置しつつそのコストとして円匙掘炎隊 スコッパー・ラバーナルと円匙掘炎隊 ツルハッシャー・プルームルを指定しこちらは2番と3番に召喚、さらに円匙掘炎隊 炎投塊場を発動させその効果で全体のパワーを引き上げたのか!
 と、マグマルアがスコップを振り上げこちらに向かってきた!
 今だスコッパー・ラバーナル、スコッパーとツルハッシャー・プルームル、ツルハッシャーを呼び寄せた火山弾は火を上げ、辺りに炎を広げている、
 あの火山弾の方をバルクが見て警戒している、下手に突っ込んでも火山弾の炎で戦闘が止められてしまうだろう、簡単に砕けるものでもないだろうし、
 だが、その間にもマグマルアはこっちの方に向かって来る!
 バルクがその肩の砲塔から砲弾を発射!マグマルアに直撃する!
 が、マグマルアはそれでも向かってきてスコップを振り上げ振り下ろす!
 バルクはなんとか両腕でそれを受け止めるも、マグマルアに続いてスコッパーとツルハッシャーも来る!
 バルクは左腕でマグマルアを押して引き離しつつ後ろに下がる!
 ぐ・・・やはりこれしか、無い!
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表にしつつ宣言!
 「僕は機工原・引き割りタッパを発動!相手の方がモンスターゾーンにあるカードの数が四枚多いので場所替え、スキップ、裏戻し全ての効果を発動する!引いて、バルク!」
 突如、バルクがあたりに砲弾を連打!
 ズバンズバンズバン!ズバンズバンズバン!
 辺りを煙で巻いていき、自分は右肩の砲塔を背中に戻しつつ両腕を思い切り曲げて足を左右に広がせながら関節を逆方向に回らせて頭を真下に下げながら胸部が上の方に来て前に倒れ完全な戦車に戻り、
 そのままバックして下がって行った!
 が、それを見逃す三体ではなく、それぞれの獲物を手にバルクに向かって行く!
 だが、バルクの砲塔が的確に狙いを定め、
 ズバンズバンズバン!
 何とかその胴部に撃ち込んで行く!
 一様に足を止める三体、しかし、その目つきは僕達の方を見て、隙あらばこちらに来ようとしているように見える、
 ええい、続けてこいつだ!
 「僕は砲撃!!タンク・バーング!!の効果を発動!2番のスコッパー・ラバーナルをトラッシュに送る!」
 バルクの砲塔がスコッパーに狙いを定める!
 が、そこにマグマルアとツルハッシャーがスコップとつるはしを振り上げ殴り掛かってきた!
 これをバルクは、砲塔を向けるのをやめ、ロボットに戻りながら右手と左手で二体の武器を根元で受け止め防ぐ!
 ドガッ!
 が、さすがに二体一はきついのか徐々に押され始めた!
 バルクは何とか左手の方に受け流そうと体を傾け、
 ズバン!
 そこで砲塔から砲弾を発射!砲弾はまっすぐにスコッパーに向かい、スコッパーはあわててこれを左手側に避ける!
 おしい!
 その様子にスコッパーの方に気が行くマグマルアとツルハッシャー、
 そこでバルクが力を発揮し、一気にマグマルアとツルハッシャーをスコッパーの方に放り投げ、スコッパーにぶつけた!スコッパーがずっこける!
 ズバン!
 刹那、スコッパーの体に穴が開いていた、マグマルアとツルハッシャーを放り投げた次の瞬間にはそれらの隙間を縫って砲弾を発射していたのだ!
 よおし、この調子だと相殺は無いな!
 続けて、チャージゾーンのカードを右手で二枚表にしつつ一枚を二番に置き、宣言!
 「僕は、砲撃!!タンク・バーング!!のコストにバトルマシンズ ワイルドハンドを指定しバトルマシンズ ワイルドハンドを二番に召喚!コストには裏戻した機工原・引き割りタッパを使う!!」
 左手手前の方から鉄の左手が飛んでくる!
 一定間隔で丸い穴の開いた四角い鉄骨で手の骨を再現したような大きな鉄の左手、
 見た目はスカスカだが、手首の部分にジェットエンジンが付いていて、大きく火を噴いている、あれで飛んでいるに違いない、
 その鉄の左手が立ち上がろうとするマグマルアとツルハッシャーをその手の平で押して吹っ飛ばしていく!
 しかし、二体は両足で何とか踏ん張り切り、それぞれの獲物で殴り返してきた!ワイルドハンドは上に飛んでこれを何とかかわす!
 さて、ここからだ、計算があってればいいけど、
 円匙掘炎隊 削炎投蜂と円匙掘炎隊 削炎蜂起はそれぞれの影響下に無いパワーを参照した際に0から500、1000から1500、2000から2500の時にスキップの効果を発動させることができる、
 ええっと、まずは、今のワイルドハンドのパワーは二番の円匙掘炎隊 削炎投蜂の影響を受けて300、
 この状況だと、円匙掘炎隊 削炎蜂起の影響を受けて2番戦闘がスキップされる、そのかわり、
 円匙掘炎隊 削炎投蜂の影響を受けて無い状態だと900だから円匙掘炎隊 削炎投蜂は効果は発動出来ない、
 つまり、相殺されない、じゃ、とりあえず、こいつだ、右手でチャージゾーンのカードを一枚表にして、
 「僕はバトルマシンズ サポートエナジーの効果を発動!ワイルドハンドのパワーを300上げる!」
 突如、ワイルドハンドが上からマグマルアとツルハッシャーの方に飛ぶ!
 対して狙われた二体はそれぞれの獲物を手に待ち構える、
 ええっと、これでパワーが600になって円匙掘炎隊 削炎蜂起の影響は受けない、
 そのかわり、円匙掘炎隊 削炎投蜂の影響を受けないパワーは1200になって、円匙掘炎隊 削炎投蜂の効果は発動できるようになる、
 その時、ワイルドハンドの前にスコッパーとツルハッシャーが来た時に着弾して火を噴きあげていた二つの火山弾から大きく炎が吹き上げられ大炎の壁ができる!ワイルドハンドは思わずその動きを止めた!
 やっぱり来た!あの炎で戦闘をスキップされるのか、発動したのは一つだけだけど、もう一つもつられて炎が上がったな、でも大丈夫!右手を前に出し、宣言!
 「僕はバトルマシンズ ワイルドハンドの効果を発動!このスキップを無効化しつつワイルドハンドのパワーを700上げる!!」
 ワイルドハンドが吹き上がった炎に己を握って突っ込んでいく!
 大丈夫かなとも思うけど、一応、これで大丈夫なはず、円匙掘炎隊 削炎投蜂の影響を受けたパワーは1300で円匙掘炎隊 削炎蜂起の発動条件外のはずだ、
 円匙掘炎隊 削炎投蜂の方は発動条件満たしたままだけど、さっき無効化したから大丈夫、なはず、さぁ、どうなる!?
 すると、バルクが砲塔を左手の火山弾に向け、
 ズドン!
 続けて、右手の火山弾にも向け、
 ズドン!
 火山弾を撃つ!火山弾が少しずれ、吹き上がる炎がずれた!
 そこで炎の中からワイルドハンドが少し溶けながらスコッパーとツルハッシャーの前に現れる!
 もしかして、あの砲撃が無かったら危なかった・・・?
 「溶けてるじゃないか!」
 「溶けてますね~」
 「そうですね~」
 ええい、うるさい、マグマ車、実況娘と解説娘!
 だが、溶けたままでもワイルドハンドはお構いなしに己を握りしめ、マグマルアとツルハッシャーに向かって行く!
 身構えるマグマルアとツルハッシャー、だが、そこにバルクが砲撃!
 ズドン!ズドン!
 ひるむツルハッシャーをワイルドハンドが突っ込み吹っ飛ばす!
 そのままワイルドハンドはマグマカーに向かって行く!
 が、それをマグマルアが追いかけ始めた!しかし、バルクが後ろから羽交い絞めにして止める!
 マグマルアはそれを後ろを向きつつ振り払い、左拳を振り上げ突き出す!
 対するバルクも左の拳を握って突き出しぶつけ合う!
 ドガシッ!
 今度はマグマルアの左回し蹴り!
 ガッ!
 ところが、これをバルクは受けつつ右手でその足を掴み、
 バルクが右の口角を上げニヤリと笑う、しかし、マグマルアも同じように笑った気がした、
 次の瞬間、バルクの左右の足を地を這うスコッパーとツルハッシャーがそれぞれ掴む!
 あいつら、まだ動いてる!
 そのままスコッパーとツルハッシャーはバルクの体を伝って、マグマルアと同時にショベル、スコップ、つるはしを振り上げた!
 一方のワイルドハンドはバルクの様子を見て一旦Uターン、その手を開き、マグマルア、スコッパー、ツルハッシャーの獲物を吹っ飛ばす!
 思わず驚く三者、そこでバルクが思い切り両腕を広げて振り回し、吹っ飛ばした!
 吹っ飛ばされた後、バルクを警戒しつつ、自分たちの持ち物に近づいていく三体、
 その間に、バルクが砲塔を溶岩車に向け放ち、同時に、ワイルドハンドもその拳を喰らわせた!
 「うわわわわ!」
 溶岩カーがスリップしていく!
 あわててマグマルアがマグマ車を受け止めた!
 その先は溶岩の川である、さすがにあそこに叩き込むのはきつい・・・
 と、マグマカーをマグマルアが立て直すもどうもスピードが極端に落ちているようだ、
 この隙にワイルドハンドがカーディンの方に近づいていくが、そこにスコッパーとツルハッシャーが立ちはだかる!
 が、バルクの二連射砲撃を受けた後ワイルドハンドに吹っ飛ばされ、
 ワイルドハンドが横に自身を回しつつ斜め上後ろからカーディンを持ちそのまま手首のジェットエンジンふかしカーディンを一気に加速させた!!
 
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疾走、荒野の向こう/14 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン10話 疾走、荒野の向こう14
 
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 「行っけぇー!」
 追い風に後押しされ幾星霜、雪のカーテンをいくつも抜け、その雪幕も薄くなってきた、
 「ぬ、この反応は・・・」
 「どうしたのカーディン?」
 「危ない!」
 カーディンがいきなり右手の方に早寄せする!
 「ちょ」
 ズバン!
 直後、僕達が走っているべき場所に、雷が落ちてきた!
 一筋の、というにはおこがましい電気量の雷である、喰らっていたらどうなっていたか・・・
 いきなりあんな雷が降ってくるなんて、一体ここは・・・
 周りを見てみるとそこは黒い台地、上には黒雲が広がり、それがこの地を余計に黒く染めている、
 さらに、そここに何かのコンクリートの建物の残骸が見える、こんな場所で何をしていたのだろうか、雷から発電する場所か何かだったのか・・・
 「フーッ!」(来たか、雑魚がッ!)
 あれは・・・?
 前方に奇妙な車が見える、黄色や茶色や抹茶色を織り交ぜたような車なのだが、
 様々なそれらの色の古い車を繋ぎ合わせたかの様につぎはぎだらけで、
 左前輪側の黄色の部分が丸かったと思えば右後輪側が四角かったり、中央に抹茶色の部分が配されているかと思えば、右後輪さらに後ろはクリーム色の部分で左前輪より前はこげ茶色だ、
 「フンーッ!」(さぁ、相手をしてやろう!)
 そろそろ、カーディンの速度も遅くなってきたみたいだし・・・
 等と考えている間にも、デッキケースにカードが回収されてシャッフルされつつ飛び出してデッキケースの右側に置かれる、
 それなら、やってやる!
 右手で山札からイチニサンヨンゴ枚のカードを引きつつ左手に移して手札にし、
 続けて、何のカードも置かれていないチャージゾーンに向かい、
 「リチャージ!」
 「ガーッ!」(やってやるかぁ!)
 さらに、山札から右手で一枚カードを引き、
 「ドロー!」
 「ガフーッ!」(いくぞぉー!)
 今引いたのは機鱗の盾、で、残りの手札は・・・
 機原砂風・風波返し、バトルマシンズ サンダースパイクダンプ、マシンリザイディア、原荒高・流元的化、バトルマシンズ バッテリーリクリエイト、この六枚!
 よし、ここは、右手に持つ機鱗の盾を左手の手札に移動し、とりあえず、左手の手札からバトルマシンズ サンダースパイクダンプを右手で引いて1番に裏側で置き、
 さらに、残りの手札をチャージゾーンに一気に裏側で置いて、
 「セット!」
 「ガフンーッ!」(これでどうだ!)
 右手で1番に裏側で置いたカードを表に!
 「オープン!バトルマシンズ サンダースパイクダンプ!」
 「ガガフーッ!」(来い!雷怪径点投 イカズチトウ・シュタイン!)
 
名前:雷怪径点投 イカズチトウ・シュタイン
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2400
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このモンスターが次の戦闘に参加する時
効果:次の戦闘が行われるまで以下の効果を発動する
   ・このモンスターのパワーを300上げる
   ・自分のモンスターゾーンに
    このカード以外にカテゴリ:雷怪硝子球を持つモンスターがいる時、
    次の戦闘に参加する相手モンスターはカテゴリ1とカテゴリ2が無しになる
カテゴリ1:雷怪径点投 カテゴリ2:投兵
テキスト:球を投げる、ただひたすら、休むことなく、
     観客に受けるその心中は?
 
名前:バトルマシンズ サンダースパイクダンプ
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2500
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に参加する相手のモンスターが
        発動タイミング:戦闘前を持っていた時
        このモンスターが次の戦闘に参加する時
効果:この戦闘前、次の戦闘に参加する相手のモンスターは
   戦闘前効果を発動できなくなる
   次の戦闘後、このモンスターのパワーを500下げる
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:電針地運機人
テキスト:走りこんできたそれはあたりに電気を放出、
     マヒした相手を超パワーと棘で一気に打ち倒す!!
 
 右手奥から現れたのは電撃まとうつぎはぎ緑の皮の機械のゴーレム、
 マッシブな体型に緑の皮のかぶった体、中には白い機械が垣間見え、
 額両サイドにネジのような物が見えていて、顔は幾度も修復したのか、錆びたホチキスのような物で幾度も止められた色の違う金属で構成され、腹の部分に鉄の球体が埋まっている、
 と、そのシュタインが腹に右手を当てた後、握り、そこから無理やり長い鉄の棒を引っ張り出してきた!
 一部が繋がるつぎはぎである辺り、中で折りたたまれていた物を無理やり収納していたんだろう、それが取り出す時に磁石か何かでくっつけたに違いない、
 それを一旦地に着け右手を少し離し中ほどに移動させ握り直し、思い切り振り上げ投げてきた!
 そこにダンプカーが割り込み、防ぎ、吹き飛ばす!
 ドガッ!
 そして、ダンプカーの荷台が上に上がりつつその下を足を曲げた状態から思い切り伸ばすように展開させその端から台形の黒い板のような物が上がってつま先となり、続けて、反対側から黒い棘のような物が上がっていた部分が下がるように展開し、踵の部分となり、
 さらに、荷台が下がりつつタイヤの付いた前の方が四角に曲げていた両腕を下に伸ばすよう伸長させ、その端が展開して黒い両手となりながらその両手を地面に付け上半身を上げるように姿勢を変えると同時にその下に両足が入ってダンプカーが立ち上がり、伸ばしていた部分が両腕と両手と変わり、
 そこでダンプカーのコクピットが前に倒れるように胸部まで動いて、コクピットのあった場所に頭が飛び出してきた!
 その頭に付いた顔は口の部分がダンプカーの前の下半分のようになっており、ダンプカーの前部の上を模して造られた兜をかぶって、両手足の関節が白めの鉄色で作られており、その先、両腕と両足の方にはタイヤの付いている部分が配されていて、拳と足先と踵の部位が黒い色で塗装され、その両瞳は黄色い鉱目となっている!
 そして、そのサンダースパイクダンプ、スパイクとシュタインが対峙する!
 っと、今のうちにコストを、
 右手でチャージゾーンのカードを三枚表に!
 
名前:機原砂風・風波返し
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターゾーンに戦闘を行えるカードが無かった時
        ・次に戦闘を行う相手モンスターがコスト3以下の時
        ・自分の手札が1枚も無かった時
効果:次の戦闘のみをスキップする
   ・このカードのコストで表にした、
    カテゴリもしくは名前に「機」「マシン」
    のいずれかの言葉を持っている、
    モンスター・リサイクル・イクイップ・スマッシュ・ハンドカードは、
    表にした時のみコストが1下がる(0より下にはならない)
カテゴリ1:機荒野 カテゴリ2:スピリット
テキスト:風が砂を返す、荒野における気まぐれな風が、大きな砂の波を立てる
 
名前:マシンリザイディア
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のモンスターゾーンにいる
        設置・装備されたカードのパワー以外の要因で
        パワーが変化している
        モンスター1体を指定できた時
効果:設置・装備されたカードのパワーを無視して、
   指定したモンスターのパワーを500まで、
   カードに書かれた値に近づける、
   その後、設置・装備されたカードのパワーの影響を受ける
   ・指定したモンスターの
    カテゴリ、名前に「機」「マシン」
    のいずれかの言葉を持っているモンスターだった時、
    上記の内、近づける値を1000に変更する
   ・このターンと次のターン、これから召喚されるものも含め
    相手のオーバー、ツインズは
    このカードの発動者の相手のモンスターを
    発動条件とした全ての効果も発動出来る、する、
    この際、効果の部分もモンスターを
    モンスター、オーバー、ツインズとして発動する
    この際、オーバーのコストは強度の小数点以下を切り捨てた値で、
    ツインズは総コストをコストとして扱う
カテゴリ1:リペア カテゴリ2:マシン
テキスト:ここをこうして・・・
     ロボットを直す彼らの腕に狂いはない!!
 
名前:バトルマシンズ バッテリーリクリエイト
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:900
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のチャージゾーンにある、
        カテゴリ:バトルマシンズを持つ、
        発動条件、タイミング、コストを満たした
        リサイクルカード1枚を指定できた時
効果:指定したリサイクルカードを発動させる
   この発動時、相殺されたか、発動したかどうか、カードの表裏、
   他のカードの効果いかんは無視し、
   相手は相殺を行えない
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:バッテリー
テキスト:その充電の力で、一度力尽きた存在がよみがえる!!
 
 表にしたのは機原砂風・風波返し、マシンリザイディア、バトルマシンズ バッテリーリクリエイト、
 この三枚、さて、向こうで表になったのは・・・?
 
名前:雷怪径点投 ライナゲ・ヤージョ
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:600
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に参加する相手モンスターが
        パワー800以下の時
        ・自分のチャージゾーンにある、
         カテゴリ:雷怪硝子球もつハンドカードを指定出来た時
        ・相手の1番の場所に戦闘を行うカードが置かれていなかった時
        ・今が1番戦闘でない時
効果:指定したハンドカードをトラッシュに送り、
   ・次の戦闘に参加する相手モンスターを1番に移動させる
   ・相手はこのターン、ハンドカードを発動できなくなる
カテゴリ1:雷怪径点投 カテゴリ2:投兵
テキスト:中継ぎとして登板す、しかし、デットボール、
     三振にはまだまだ遠い・・・
 
名前:雷怪径点投 カミナリナ・バリリ
種類:M モンスター
コスト:0 パワー:300
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に参加する相手モンスターが
        コスト0だった時
        ・次の戦闘にこのモンスターが参加する時
        ・自分のチャージゾーンにある、
         カテゴリ:雷怪硝子球もつハンドカードを指定出来た時
効果:次の戦闘に参加する相手モンスターを相手の手札に戻す
カテゴリ1:雷怪径点投 カテゴリ2:投兵
テキスト:投げるが投げるが、球はうまくならない、なぜか、
 
名前:雷怪径点投 雷経鋭先
種類:S スマッシュ コスト:2
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にカテゴリ:雷怪硝子球を持つ
        このターン効果を発動した自分のモンスターが参加する時
        ・相手のチャージゾーンにある、ハンドカード一枚を指定できた時
効果:相手はこのターン、コストの見せ合いで
   ハンドカードを戻すことができず、
   ・ハンドカードも発動できなくなる
カテゴリ1:雷怪径点投 カテゴリ2:投兵
テキスト:狙い力を溜める、ただひたすらにひたすらに・・・
 
 雷怪径点投 ライナゲ・ヤージョ、雷怪径点投 カミナリナ・バリリ、雷怪径点投 雷経鋭先?げ、向こうに召喚できるカードが二枚もある!?
 と、向こうからいきなり鉄球が飛んで来た!それをスパイクがその右拳を突き出し弾く!
 そして、向こうから何かが走ってきた!
 それは、シュタインと同じつぎはぎの体ではあるものの、こちらは女性のような顔とシルエットを持つ女性型鉄人形、白いユニフォームで身を包み、頭には赤いスポーツヘルメットをかぶり、下に茶色い長いゆるやかな前髪と短めの後ろ髪が見え、足にも同じ赤色のスニーカーをはき、右手にはスマートな鉄の棍棒を握っていて、腹にはシュタインと同様鉄球が埋まっている、
 と、緑の画面でカードが一枚表になった!
 
名前:雷怪径点投 雷係甲期
種類:S スマッシュ コスト:2
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘にカテゴリ:雷怪硝子球を持つ
        このターン効果を発動した自分のモンスターが参加する時
        ・次の戦闘に相手のモンスターが参加する時
効果:次の戦闘に相手のモンスターのパワーを1000下げる
   ・次の戦闘に参加する相手モンスターのパワーが
    0以下だった時、相手のトラッシュに送る
カテゴリ1:雷怪径点投 カテゴリ2:投兵
テキスト:最大級で放った球は、キャッチャーに避けられ、
     ただただ純粋に、スタジアムを多数の観客ごと吹き飛ばす、
     そこに向かって駆けだして行く・・・
 
 雷怪径点投 雷係甲期?なるほど、コスト1の雷怪径点投 ライナゲ・ヤージョのコストか・・・
 
シュタインライーワ
モンスターゾーン 
雷怪径点投 イカズチトウ・シュタイン M コスト:3 パワー:2400
雷怪径点投 ライナゲ・ヤージョ M コスト:1 パワー:600
チャージゾーン
裏:1表:2
 
鋼野 双歩&カーディン
モンスターゾーン
バトルマシンズ サンダースパイクダンプ M コスト:3 パワー:2500
チャージゾーン
裏:2表:3
 
雷怪径点投 イカズチトウ・シュタイン M コスト:3 パワー:2400
 
FIGHT!!
 
バトルマシンズ サンダースパイクダンプ M コスト:3 パワー:2500
 
 スパイクとシュタインが走り出し、互いに右拳を振り上げぶつけあう!
 ドガッ!
 そこに、ヤージョが右手を腹に当ててそこから腹の鉄球の表面の一部分を丸みを帯びた十字のような奇妙な形で取り外すとそれの四端が奥と左右に伸縮するように伸び組み合わさって十字球体を形成、
 それを上に投げると両手のスマート棍棒を振りかぶり思い切りぶつけてスパイクに向かって吹き飛ばして行く!
 これをスパイクは右手で払いのけるように弾き、そこにシュタインが右拳に電撃を溜めつつぶん殴ってきた!
 
名前:雷怪径点投 イカズチトウ・シュタイン
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2400
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:このモンスターが次の戦闘に参加する時
効果:次の戦闘が行われるまで以下の効果を発動する
   ・このモンスターのパワーを300上げる
   ・自分のモンスターゾーンに
    このカード以外にカテゴリ:雷怪硝子球を持つモンスターがいる時、
    次の戦闘に参加する相手モンスターはカテゴリ1とカテゴリ2が無しになる
 
 ええい、これがシュタインの能力か、それなら!
 右手を前に出し宣言!
 「僕はバトルマシンズ サンダースパイクダンプの効果を発動!雷怪径点投 イカズチトウ・シュタインの効果を相殺する!」
 
名前:バトルマシンズ サンダースパイクダンプ
種類:M モンスター
コスト:3 パワー:2500
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に参加する相手のモンスターが
        発動タイミング:戦闘前を持っていた時
        このモンスターが次の戦闘に参加する時
効果:この戦闘前、次の戦闘に参加する相手のモンスターは
   戦闘前効果を発動できなくなる
   次の戦闘後、このモンスターのパワーを500下げる
 
雷怪径点投 イカズチトウ・シュタイン
 
相殺
 
バトルマシンズ サンダースパイクダンプ
 
 スパイクがその右拳に電撃を溜めて振りかぶり、互いにぶつけ合って行く!
 電撃の拳同士がぶつかり辺りに大放電が起きる!
 バリバリバリバリバリ!
 これにはヤージョも一旦後ろに下がって様子を見る、
 ん?画面に何か映った?
 
名前:雷怪径点投 雷断行罵
種類:S スマッシュ コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘に参加する相手のモンスターが
        パワー3000以下の時
        ・自分のモンスターゾーンにいる、
         カテゴリ:雷怪硝子球を持つ
         このターン効果を発動した自分のモンスターを指定できた時
        ・このターン、このカードの発動条件が満ちて、
         間髪入れずに初めて発動できた時
効果:指定したモンスターと次の戦闘に参加する相手のモンスターコストの差によって
   次の戦闘に参加する相手のモンスターに対し、以下の効果を発動する
   3以上:トラッシュに送る
   2:相手のチャージゾーンに表側表示で送る
   1以下:次の戦闘が行われるまでパワーを500下げる
カテゴリ1:雷怪径点投 カテゴリ2:投兵
テキスト:球を投げるだけのロボットなど・・・
     外にすら出られない、
 
 雷怪径点投 雷断行罵?これは・・・
 途端に電撃が量を増す!
 そして、一気にシュタインがスパイクを押し出した!
 っつ、今の状況では、使えるカードは、無い!
 そのままシュタインは腹に右手を当て鉄の棒を握り出し、その棒でスパイクを突いていく!
 スパイクはとっさに背中の荷台を前に出しこれを防ごうとする!
 ガンッ!
 大きな音を立て、鉄の棒を防ぐ!
 次の瞬間、シュタインが鉄の棒を右手側から軽やかに走り抜け、盾の奥からその左拳をスパイクに叩き込んだ!
 
雷怪径点投 イカズチトウ・シュタイン M コスト:3
パワー:2400 パワー合計:2400
 
FINISH!!
 
バトルマシンズ サンダースパイクダンプ M コスト:3
パワー:2500-500 パワー合計:2000 TRASH!!
 
雷怪径点投 ライナゲ・ヤージョ M コスト:1 パワー:600
 
ATTACK!!
 
双歩&カーディン
 
 そこに荷台を持ちつつ吹っ飛ぶスパイク!そこにヤージョがまたも腹から十字鉄球を取り出す!
 スパイクはシュタインの方に注意が言ってるし・・・おっと、これ以上は追撃させないよ、2番戦闘に切り替わったみたいだし、ね!
 右手でチャージゾーンのカードを二枚表に!
 「僕は原荒高・流元的化の効果を発動!向こうでコスト召喚が行われているのでバトルマシンズ バッテリーリクリエイトを3番に召喚し、さらに、スマッシュカードの発動も行われているため、機鱗の盾も発動する!」
 
名前:原荒高・流元的化
種類:R リサイクル コスト:1
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:発動条件の以下の自分のカードは全て
        カテゴリもしくは名前に「機」「マシン」
        のいずれかの言葉を持っているものとする
        ・このターン、相手がコスト召喚したモンスター
         以下のコストを持つチャージゾーンの裏表関係なく
         モンスターを指定できた時
        ・このターン、相手が発動したリサイクル・スマッシュ
         以下のコストを持つチャージゾーンの裏表関係なく
         発動条件と発動タイミングと
         このカードを除いてコストを満たした
         リサイクル・スマッシュを指定できた時
効果:指定したリサイクル・スマッシュをコストを支払い発動させる、
   この時、相手はカードの効果で相殺できず、
   このカードはコストに指定できない、
   ・指定したモンスターを戦闘を行えるカードの置かれていない自分の場所、
    にコストを支払い召喚するかどうか選択できる、
    召喚したモンスターはコストのカードを
    このカードのコスト分共有し、このカード自身もコストとして指定できる、
    支払えなかった時召喚できなくなる
    共有するカードは全ての効果の発動及び召喚等ができなくなり
    ・召喚したモンスターはこのターン、パワー0、効果の発動ができず、
     ターン終了時にトラッシュに送られる
カテゴリ1:機荒野 カテゴリ2:スピリット
テキスト:液体のように変化する砂が、一か所に固まり、岩のようになる
 
名前:機鱗の盾
種類:R リサイクル コスト:0
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:次の戦闘をおこなう相手モンスターが
        以下の条件のいずれを満たした時
        1:コスト1でパワー1000以上の時
        2:コスト1でパワー1000未満の時
        3:コスト3でパワー2500以上の時
効果:次の戦闘のみスキップし、
   満たした条件に応じ、以下の効果を発動する
   2:次のリチャージ時、このカードは裏側表示にならない
カテゴリ1:スケイル カテゴリ2:シールド
テキスト:鉄で何かの鱗を模して作った盾、
     一応頑丈だが、造形を重視して作ったため、弱い時は弱い
 
名前:バトルマシンズ バッテリーリクリエイト
種類:M モンスター
コスト:1 パワー:900
効果の発動タイミング:戦闘前
効果の発動条件:自分のチャージゾーンにある、
        カテゴリ:バトルマシンズを持つ、
        発動条件、タイミング、コストを満たした
        リサイクルカード1枚を指定できた時
効果:指定したリサイクルカードを発動させる
   この発動時、相殺されたか、発動したかどうか、カードの表裏、
   他のカードの効果いかんは無視し、
   相手は相殺を行えない
カテゴリ1:バトルマシンズ カテゴリ2:バッテリー
テキスト:その充電の力で、一度力尽きた存在がよみがえる!!
 
 突如、右手手前の方から六角の盾が現れた!
 上が短く下が長く、中央、左の方から少し斜めの右上に横方向に向いた鉄パイプがいくつも生え、その鉄パイプの隙間からかなり複雑そうなエンジンか何かのような機械が垣間見えながらそれらの周りに多量の金属の鱗が囲うように張られている
 と、その盾がヤージョの鉄球を弾く!
 ガキン!
 さらに、そこに箱が後ろから転がってきた!
 それは、白く四角い本体に黒いふたの付いた箱で、と、その箱を不意にスパイクが掴み、思い切りつぎはぎ車に向かって投げた!
 刹那、白い箱の左右から手が伸びて出てきて、下の方からも両足が出てきて箱のふたの中央が少し空き、そこから両目が覗く!
 そのまま右拳を出し、つぎはぎの車に飛んで行く手足の付いた箱、バッテリーリクリエイト、バッテリー、
 が、そこにヤージョが右手のスマ棍を握ってバッテリーの目前に走り込み撃ち込みこちら側に吹っ飛ばす!
 
雷怪径点投 ライナゲ・ヤージョ M コスト:1 パワー:600
 
SKIP!!
 
双歩&カーディン
 
シュタインライーワ
 
ATTACK!!
 
バトルマシンズ バッテリーリクリエイト M コスト:1 パワー:900
 
 しかし、ここでスパイクが走り込んでバッテリーをキャッチ!
 そのままつぎはぎな車に向かって投げる!
 が、今度はシュタインが右腕を横に出して回転ラリアットし、バッテリーをこちらに吹っ飛ばし、またもスパイクが受け止めた、
 ここでスパイクは考えを変えたのか、バッテリーを地に置き、二体一斉に走り出す!
 前方にはシュタインとヤージョが立ちふさがる!
 と、唐突にバッテリーがスパイクの背中に張り付き、いきなり前に跳び出てシュタインとヤージョに向かって行く!
 シュタインがあわてて右拳を出してこれに対処、バッテリーが吹っ飛ばされる!
 が、そこにスパイクが盾を前に出して突進!シュタインをふっとばしつつ、つぎはぎたる車に向かって行く!
 次いで今度はそのすぐ後ろにいたヤージョがスマ棍を直接スパイクに叩き込み吹っ飛ばそうとする!
 これを盾で防ぐも一旦押されるスパイクだが、
 バリバリバリ!
 盾から放電してヤージョを感電させ、動きを止めた!
 そのまま一気につぎはぎ車に盾ごと突進!!つぎはぎな車をスリップさせる!
 「ガガガーッ!」(なーっ!!)
 さらに、一気に大きく右手側から回ってこっちに向かって来て、そこにシュタインが不意にその右手の鉄の棒をスパイクに投げ貫通させた!
 が、それでもスパイクはカーディンの後ろにまで走り、付き、その盾で電撃交じりに一気に押してカーディンを瞬く間に加速させ爆発!消滅した!!
 「サンダースパイクダァァァアアアンプ!」
 
シュタインライーワ
 
FINISH!!
 
バトルマシンズ バッテリーリクリエイト M コスト:1 パワー:900
 
勝者:鋼野 双歩&カーディン
決まり手:バトルマシンズ バッテリーリクリエイト
     +原荒高・流元的化
     +機鱗の盾
     +バトルマシンズ サンダースパイクダンプ
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 

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疾走、荒野の向こう/14 カードゲーム小説WカードFu

f:id:OirenW:20171009102524j:plain

カードゲームライトノベル Wカードフュージョン10話 疾走、荒野の向こう14
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「行っけぇー!」
 追い風に後押しされ幾星霜、雪のカーテンをいくつも抜け、その雪幕も薄くなってきた、
 「ぬ、この反応は・・・」
 「どうしたのカーディン?」
 「危ない!」
 カーディンがいきなり右手の方に早寄せする!
 「ちょ」
 ズバン!
 直後、僕達が走っているべき場所に、雷が落ちてきた!
 一筋の、というにはおこがましい電気量の雷である、喰らっていたらどうなっていたか・・・
 いきなりあんな雷が降ってくるなんて、一体ここは・・・
 周りを見てみるとそこは黒い台地、上には黒雲が広がり、それがこの地を余計に黒く染めている、
 さらに、そここに何かのコンクリートの建物の残骸が見える、こんな場所で何をしていたのだろうか、雷から発電する場所か何かだったのか・・・
 「フーッ!」(来たか、雑魚がッ!)
 あれは・・・?
 前方に奇妙な車が見える、黄色や茶色や抹茶色を織り交ぜたような車なのだが、
 様々なそれらの色の古い車を繋ぎ合わせたかの様につぎはぎだらけで、
 左前輪側の黄色の部分が丸かったと思えば右後輪側が四角かったり、中央に抹茶色の部分が配されているかと思えば、右後輪さらに後ろはクリーム色の部分で左前輪より前はこげ茶色だ、
 「フンーッ!」(さぁ、相手をしてやろう!)
 そろそろ、カーディンの速度も遅くなってきたみたいだし・・・
 等と考えている間にも、デッキケースにカードが回収されてシャッフルされつつ飛び出してデッキケースの右側に置かれる、
 それなら、やってやる!
 右手で山札からイチニサンヨンゴ枚のカードを引きつつ左手に移して手札にし、
 続けて、何のカードも置かれていないチャージゾーンに向かい、
 「リチャージ!」
 「ガーッ!」(やってやるかぁ!)
 さらに、山札から右手で一枚カードを引き、
 「ドロー!」
 「ガフーッ!」(いくぞぉー!)
 今引いたのは機鱗の盾、で、残りの手札は・・・
 機原砂風・風波返し、バトルマシンズ サンダースパイクダンプ、マシンリザイディア、原荒高・流元的化、バトルマシンズ バッテリーリクリエイト、この六枚!
 よし、ここは、右手に持つ機鱗の盾を左手の手札に移動し、とりあえず、左手の手札からバトルマシンズ サンダースパイクダンプを右手で引いて1番に裏側で置き、
 さらに、残りの手札をチャージゾーンに一気に裏側で置いて、
 「セット!」
 「ガフンーッ!」(これでどうだ!)
 右手で1番に裏側で置いたカードを表に!
 「オープン!バトルマシンズ サンダースパイクダンプ!」
 「ガガフーッ!」(来い!雷怪径点投 イカズチトウ・シュタイン!)
 右手奥から現れたのは電撃まとうつぎはぎ緑の皮の機械のゴーレム、
 マッシブな体型に緑の皮のかぶった体、中には白い機械が垣間見え、
 額両サイドにネジのような物が見えていて、顔は幾度も修復したのか、錆びたホチキスのような物で幾度も止められた色の違う金属で構成され、腹の部分に鉄の球体が埋まっている、
 と、そのシュタインが腹に右手を当てた後、握り、そこから無理やり長い鉄の棒を引っ張り出してきた!
 一部が繋がるつぎはぎである辺り、中で折りたたまれていた物を無理やり収納していたんだろう、それが取り出す時に磁石か何かでくっつけたに違いない、
 それを一旦地に着け右手を少し離し中ほどに移動させ握り直し、思い切り振り上げ投げてきた!
 そこにダンプカーが割り込み、防ぎ、吹き飛ばす!
 ドガッ!
 そして、ダンプカーの荷台が上に上がりつつその下を足を曲げた状態から思い切り伸ばすように展開させその端から台形の黒い板のような物が上がってつま先となり、続けて、反対側から黒い棘のような物が上がっていた部分が下がるように展開し、踵の部分となり、
 さらに、荷台が下がりつつタイヤの付いた前の方が四角に曲げていた両腕を下に伸ばすよう伸長させ、その端が展開して黒い両手となりながらその両手を地面に付け上半身を上げるように姿勢を変えると同時にその下に両足が入ってダンプカーが立ち上がり、伸ばしていた部分が両腕と両手と変わり、
 そこでダンプカーのコクピットが前に倒れるように胸部まで動いて、コクピットのあった場所に頭が飛び出してきた!
 その頭に付いた顔は口の部分がダンプカーの前の下半分のようになっており、ダンプカーの前部の上を模して造られた兜をかぶって、両手足の関節が白めの鉄色で作られており、その先、両腕と両足の方にはタイヤの付いている部分が配されていて、拳と足先と踵の部位が黒い色で塗装され、その両瞳は黄色い鉱目となっている!
 そして、そのサンダースパイクダンプ、スパイクとシュタインが対峙する!
 っと、今のうちにコストを、
 右手でチャージゾーンのカードを三枚表に!表にしたのは機原砂風・風波返し、マシンリザイディア、バトルマシンズ バッテリーリクリエイト、
 この三枚、さて、向こうで表になったのは・・・?雷怪径点投 ライナゲ・ヤージョ、雷怪径点投 カミナリナ・バリリ、雷怪径点投 雷経鋭先?げ、向こうに召喚できるカードが二枚もある!?
 と、向こうからいきなり鉄球が飛んで来た!それをスパイクがその右拳を突き出し弾く!
 そして、向こうから何かが走ってきた!
 それは、シュタインと同じつぎはぎの体ではあるものの、こちらは女性のような顔とシルエットを持つ女性型鉄人形、白いユニフォームで身を包み、頭には赤いスポーツヘルメットをかぶり、下に茶色い長いゆるやかな前髪と短めの後ろ髪が見え、足にも同じ赤色のスニーカーをはき、右手にはスマートな鉄の棍棒を握っていて、腹にはシュタインと同様鉄球が埋まっている、
 と、緑の画面でカードが一枚表になった!雷怪径点投 雷係甲期?なるほど、コスト1の雷怪径点投 ライナゲ・ヤージョのコストか
 ・・・スパイクとシュタインが走り出し、互いに右拳を振り上げぶつけあう!
 ドガッ!
 そこに、ヤージョが右手を腹に当ててそこから腹の鉄球の表面の一部分を丸みを帯びた十字のような奇妙な形で取り外すとそれの四端が奥と左右に伸縮するように伸び組み合わさって十字球体を形成、
 それを上に投げると両手のスマート棍棒を振りかぶり思い切りぶつけてスパイクに向かって吹き飛ばして行く!
 これをスパイクは右手で払いのけるように弾き、そこにシュタインが右拳に電撃を溜めつつぶん殴ってきた!
 ええい、これがシュタインの能力か、それなら!
 右手を前に出し宣言!
 「僕はバトルマシンズ サンダースパイクダンプの効果を発動!雷怪径点投 イカズチトウ・シュタインの効果を相殺する!」
 スパイクがその右拳に電撃を溜めて振りかぶり、互いにぶつけ合って行く!
 電撃の拳同士がぶつかり辺りに大放電が起きる!
 バリバリバリバリバリ!
 これにはヤージョも一旦後ろに下がって様子を見る、
 ん?画面に何か映った?雷怪径点投 雷断行罵?これは・・・
 途端に電撃が量を増す!
 そして、一気にシュタインがスパイクを押し出した!
 っつ、今の状況では、使えるカードは、無い!
 そのままシュタインは腹に右手を当て鉄の棒を握り出し、その棒でスパイクを突いていく!
 スパイクはとっさに背中の荷台を前に出しこれを防ごうとする!
 ガンッ!
 大きな音を立て、鉄の棒を防ぐ!
 次の瞬間、シュタインが鉄の棒を右手側から軽やかに走り抜け、盾の奥からその左拳をスパイクに叩き込んだ!
 そこに荷台を持ちつつ吹っ飛ぶスパイク!そこにヤージョがまたも腹から十字鉄球を取り出す!
 スパイクはシュタインの方に注意が言ってるし・・・おっと、これ以上は追撃させないよ、2番戦闘に切り替わったみたいだし、ね!
 右手でチャージゾーンのカードを二枚表に!
 「僕は原荒高・流元的化の効果を発動!向こうでコスト召喚が行われているのでバトルマシンズ バッテリーリクリエイトを3番に召喚し、さらに、スマッシュカードの発動も行われているため、機鱗の盾も発動する!」
 突如、右手手前の方から六角の盾が現れた!
 上が短く下が長く、中央、左の方から少し斜めの右上に横方向に向いた鉄パイプがいくつも生え、その鉄パイプの隙間からかなり複雑そうなエンジンか何かのような機械が垣間見えながらそれらの周りに多量の金属の鱗が囲うように張られている
 と、その盾がヤージョの鉄球を弾く!
 ガキン!
 さらに、そこに箱が後ろから転がってきた!
 それは、白く四角い本体に黒いふたの付いた箱で、と、その箱を不意にスパイクが掴み、思い切りつぎはぎ車に向かって投げた!
 刹那、白い箱の左右から手が伸びて出てきて、下の方からも両足が出てきて箱のふたの中央が少し空き、そこから両目が覗く!
 そのまま右拳を出し、つぎはぎの車に飛んで行く手足の付いた箱、バッテリーリクリエイト、バッテリー、
 が、そこにヤージョが右手のスマ棍を握ってバッテリーの目前に走り込み撃ち込みこちら側に吹っ飛ばす!
 しかし、ここでスパイクが走り込んでバッテリーをキャッチ!
 そのままつぎはぎな車に向かって投げる!
 が、今度はシュタインが右腕を横に出して回転ラリアットし、バッテリーをこちらに吹っ飛ばし、またもスパイクが受け止めた、
 ここでスパイクは考えを変えたのか、バッテリーを地に置き、二体一斉に走り出す!
 前方にはシュタインとヤージョが立ちふさがる!
 と、唐突にバッテリーがスパイクの背中に張り付き、いきなり前に跳び出てシュタインとヤージョに向かって行く!
 シュタインがあわてて右拳を出してこれに対処、バッテリーが吹っ飛ばされる!
 が、そこにスパイクが盾を前に出して突進!シュタインをふっとばしつつ、つぎはぎたる車に向かって行く!
 次いで今度はそのすぐ後ろにいたヤージョがスマ棍を直接スパイクに叩き込み吹っ飛ばそうとする!
 これを盾で防ぐも一旦押されるスパイクだが、
 バリバリバリ!
 盾から放電してヤージョを感電させ、動きを止めた!
 そのまま一気につぎはぎ車に盾ごと突進!!つぎはぎな車をスリップさせる!
 「ガガガーッ!」(なーっ!!)
 さらに、一気に大きく右手側から回ってこっちに向かって来て、そこにシュタインが不意にその右手の鉄の棒をスパイクに投げ貫通させた!
 が、それでもスパイクはカーディンの後ろにまで走り、付き、その盾で電撃交じりに一気に押してカーディンを瞬く間に加速させ爆発!消滅した!!
 「サンダースパイクダァァァアアアンプ!」
 
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