バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

世界との邂逅、神との再邂逅 ダブモン!!29話/33

世界との邂逅、神との再邂逅 ダブモン!!29話33
 
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 33
 
 全てが消え去り、女神が落ちる、
 翼はヘタレ、鎧は消え、すでに消え去りそうだ・・・
 「女神」
 と、女神が力無く顔を半分あげ、右人差し指が俺を指す、
 一瞬、邪悪な力が俺の腹辺りに宿り、すぐに消える・・・
 なんだ?一体・・・?
 俺は思わず自分の腹を見
 「あなたに一生付きまとう呪いをかけたわ・・・」
 え・・・?
 女神の声に思わず消えそうな女神を見る、その長い髪が、弱り切った表情を隠していた・・・
 「私が消えることで世界の石化や人や魔族の制限の呪いは消える、だけど、最後にこの呪いは残すわ・・・」
 「いいさ・・・」
 俺はいつの間にか言葉が突いて出ていた、
 だが、その後は女神に向かってはっきりと言う
 「いいさ、付き合ってやる、一生かけてお前の考えに!!」
 女神が驚いたように顔を上げる、その顔はまるで・・・
 だが、すぐにその顔は消え大口を開け
 「あははは・・・あはははははは!!」
 どこか暗闇を含ませた笑い声をあげ、体が透け、ついに消えて行った・・・
 と同時に、空間が歪み、崩壊を始め、上からなぜか瓦礫など降ってくる!?
 「まずいぞ良星!」
 「早く逃げよう!」
 「俺も賛成」
 「相棒に賛成」
 「悠長にしてんな、埋まるぞ!!」
 兎白、鼓動、カンテーラ、フリィジア、イグリードの慌てる声を聞き、
 俺達は背後に振り返る、
 もちろん、出入り口は無い
 って、この疑似宇宙空間に閉じ込められたんだっけか!?どこに逃げれば・・・
 「元の世界の気配がする、こっちだ!!」
 そのままカンテーラが前に飛ぶのを、
 俺達はそのまま急ぎ追っていくだった・・・
 
世界との邂逅、神との再邂逅 おわり
 
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