バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

より暗い道、暮れへの道か夜明けへの道か・・・ ダブモン!!25話/15

より暗い道、暮れへの道か夜明けへの道か・・・ ダブモン!!25話15
 
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 15
 
 歩く中で見えてきたのは、左側に猫系の肉食獣のような大きな仮面を飾った中央に三角屋根の塔のような物が一体化した同じくこちらに三角が向く三角の屋根の家というか教会のような場所、
 いや、あの大きな仮面、何らかのダブモンを模したものだと思うんだけど・・・
 「中央には作らないのかしら?」
 「交通の邪魔になるからだろ」
 あ、なるほど・・・
 先行く良星のつぶやきに思わず納得する
 周りには犬やら蜥蜴やら蛙やらそれ以外やらの仮面をつけた老若男女の魔族の面々が、
 草やら毛皮やらで体を覆う様に作った上着を着ている
 おそらくは、様々なダブモンを模したものだ、
 気になるのか周りを見ながらも中央を横切る仮面も衣装も付けていないシャツにズボンやスカートなどのいわばよく見るかっこうの魔族も少数ながらいる、
 大きな荷物を背負っていたりするところを見るとこの村の魔族ではなくたまたま通りがかっただけなのが多いのだろう・・・
 そして、通路を除いた外側には出店だろう、色とりどりの小型商店が並んでいる、仮面から丸いお菓子から首飾りから等々の商品が乗った様々な四角い台に周り四隅の柱、上に台と同じ大きさの布屋根だけで作られ奥に村の人々だろうか、彼らと同様の仮面と衣装をつけた大人の魔族がそれぞれの出店にいる、
 出店は見て回ってみたいが、そんな余裕は無い、
 ・・・今までもそうだったし・・・
 「それでは、中央の方へ・・・」
 
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