より暗い道、暮れへの道か夜明けへの道か・・・ ダブモン!!25話08
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「ええっと・・・」
「この時期は魔王様に奉納するための祭りをやっていての・・・」
困惑する私達に対し、仮面の魔族は淡々としゃべり始める・・・
「そのうちの一つにカードバトルがあるのだ、いつも強力な魔道具を付けた者同士がパートナーのダブモンを使うのだが・・・どうじゃ?」
ううむ・・・
「いつも同じメンツではどうにもな、村外から来た人には積極的に参加してもらっているのじゃよ」
続ける仮面の魔族に対し、私達は顔を見合わせ・・・
フリィジアが口を開く
「何かごねられても嫌だし、ちゃっちゃと受けたら?」
鼓動が眉を困ったようにひそめた顔で
「それなら・・・どうしよう・・・」
ここは・・・!
私は少し胸を張り、
「順番があるし、私がやってもいいわよ?」
「おお!受けてくれるか!!」
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