より暗い道、暮れへの道か夜明けへの道か・・・ ダブモン!!25話04
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「リチャージ!」
「リチャージ!」
「ドロー!」
「ドロー!」
「セット!」
「セット!」
「オープン!」
「オープン!」
仮面の魔族が叫ぶのか口を開く!
「オオカナハリ!!」
「ダブモンNo.421、長針の機械部品製図工、オオカナハリ!!」
向こうの前に現れたのは、長い針のような物を付けた背に丸みを帯び六本の細足を地に着けた・・・大きな・・・カナブン?
「ビィオーラ!」
「ダブモンNo.436、光飛の舞台照明係、ビィオーラ」
私の前に現れたのは、三枚に別れたラッパの先を彷彿とさせる広がった花びらを持った光放つ白い花・・・
「『ビィオーラのコストにシャインラエレメンタルパワーとウィルピーキラメントを指定、ウィルピーキラメントを発動し、ウィルピーキラメントの効果で!!このウィルピーキラメントを裏に!!』」
「『オオカナハリのコストにダークマジックエレメンタルとダークシールドエレメンタルを指定!!』」
1番戦闘!!
「とりゃあ!!」
パワー800のウィルピーがパワー1500のオオカナハリに向かって飛んでいく!!
対するオオカナハリが背の羽を広げ、頭の針を向けウィルピーに飛んでいく!
ウィルピーが鍛冶槌で弾き返そうと振りかぶり・・・振るう!!
オオカナハリは慌てて避ける!!
振り返りどこかに飛んでいき・・・
とうとう見えなくなった・・・
あ!上からくる!?大回りしたのかしら?
「『ウィルピーの効果で追加攻撃!!』」
「『オオカナハリの効果で相殺!!』」
いきなりオオカナハリの針先から針が飛んでいく!!
まさか・・・吹き矢!?
「ぐげっ!」
真上から当たったウィルピーの動きが怯みで止まり、
そのまま真正面に来たオオカナハリが一気にウィルピーに突進!こっちに吹き飛ばして来る!!私は思わず受け止めつつ
「でも、2番戦闘!!」(ウィルピー大丈夫?)
ウィルピーの方を見つつ小声で話しかける中ビィオーラから周りに漂う光の塊が大量に表れ、幻想的な雰囲気が漂う・・・
でもこっからなんだよなー、あれの群生地見つけた時はびっくりしたわ・・・
それに見とれる仮面の魔族、
と、突如、光の塊が高速で仮面の魔族に向かっていき、着弾!爆発!!
ちゅどどどど!!
向こうが黒焦げに・・・って程じゃないけど、ダメージを受けた・・・
「ターンエンド・・・」
私の無慈悲な宣言に
「げほっ、げほっ、ターンエンド」
仮面の魔族はせき込みながら軽く握った右手で口を抑えつつ返してくれた、
ともかく、1ダメージ、
こんな感じで進めて行ければいいが・・・
ともかく、ウィルピーを横に置き、ウィルピーを見ながら声をかける
「大丈夫?」
「しばらく休んでます」
「了解」
言いながら再び立ち上がり仮面の魔族と対峙する!
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