世界との邂逅、神との再邂逅 ダブモン!!29話06
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波が止まっている・・・?
下方の海は黒い半透明のドームの端に入り、なぜか波が止まっている?
空を飛ぶ鳥や、鳥や虫のダブモンも石のようになり止まっている・・・?
あの黒いドームは一体・・・?
「少し上を飛ぶよ、あれに巻き込まれたらまずいのでね」
そう言いながらイーグットは高度を上げていく・・・
しばらくして見えてきた大陸の港は人々やダブモンの動きが止まり、
奥の森は葉っぱが全く動かず、垣間見える道を歩く人やダブモンも動いていない・・・
「どうなってんだよこれ・・・?」
途中で見える町も建物の間に見える人や建物の動きが止まっている・・・
中には俺達が行った街や里も・・・
「おい!あれ俺達の里だ!!」
「あそこ、私達がスノゥメアを止めた洞窟近くの街じゃない!?」
イグリードとフリィジアの言葉に先の方を見ると、
確かに言ったことのある里と街、
一方はそばに熱を持つ大穴を持ちながらもわらの家で構成された村の中は人々が止まり、
もう一方のクリーム色の石材と尖る三角屋根の村は降る雪すら止まり動く気配を全く見せない・・・
「これは・・・」
「一体・・・」
イグリードとフリィジアの言葉が詰まる・・・
「イーグット、俺達をどこに連れてく気だ?」
「予想はつくんじゃないか?先の方を見れば・・・」
カンテーラの言葉に俺達は行く先を凝視する、
その先には黒いドームに覆われ切っていない高い岩山があり、頂上には真四角の祭壇のような神殿が見えた、
四葉山・・・
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