世界との邂逅、神との再邂逅 ダブモン!!29話04
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「兎白!」
「オッケィ」
良星よりカードを受け取り、超越神と対峙!
「リチャージ」
「リチャージ」
「ドロー」
「ドロー」
「セット」
「セット」
「オープン!」
「オープン!」
「フリィジア!」
「ダブモンNo.199、雪降り染めの氷彫師、フリィジア」
「さぁ、行くわよ!!」
氷の髪の毛翻し、フリィジアが躍り出る!
「オーバーエレメンタルグレイジ、オーバックスよ・・・」
オーバックス!?
「さ、コストを宣言なさい・・・」
よし・・・
「『俺はフリィジアのコストに雪の鋭装 エレメンタルパワーを指定!さらに雪の鋭装 エレメンタルパワーと影の鋭装 エレメンタルパワーの効果を発動!!フリィジアのパワーを計1000上げる!!』」
超越神の前で山札が超越神の方に表を向けながら巻物のように右から左に流れて行き
「これよ」
右人差し指で指す
「ダブモンNo.???イィィィエェェェェックス!浸昏輝の侵略士、グラリーガ、オーバーァアア!!」
グラリガに粒状の光と闇が集まり、包み込まれ、成長する、
大きな翼にアゴ、尾を併せ持つ歪な姿となり、光と闇が解け、
その姿を現す、体からは様々な色の光が溢れ、その目は白と黒のマーブルなものとなっていて、俺達を威嚇するように、
吠える!!
行くぞ、1番戦闘!!
「またやるのかよ!?」
グラリーガにカンテーラが向かって行く!
グラリーガが背中の羽を動かして飛びながら大口開け光と闇のブレスを吐き
「シャドウブレイド!!」
カンテーラが刃を縦に出し光と闇のブレスを斬り裂いてく!!
「『グラリガの効果この戦闘で相手をトラッシュに送らない・・・!』」
「パス!」
「OK!」
超越神の宣言から、カンテーラに代わりパワー900のフリィジアが飛ぶ!
「2番戦闘よ!!」
フリィジアが槍を構え、
「まずは落とす!!」
槍を振るいグラリーガに向かって冷気を飛ばす!
冷気が当たり翼が凍るグラリーガ、
だが、無理矢理大きく動かして氷を弾き飛ばした!
「ええい!」
今度は槍を突き出し発した冷気で口を凍らせる!
が、やっぱり強引にこじ開ける!!
さらに、そこからグラリーガが翼を大きく動かし飛行頭突き!
「おっと!」
斜め上に飛び避けるフリィジア!
そこにグラリーガが尾を振りまわして来る!
「でりゃあ!!」
今度は真上に飛び避ける!
「ええい!チクチク行くしかないか・・・」
フリィジアが槍を大きく振るい、グラリーガ全体を凍えさせ、動きが鈍る!
そこでフリィジアが槍を離して手を反転させ槍を持ち直し逆手に構え
「そりゃあ!」
槍をやり投げの要領で投げる!!
「『ク・ルイネイションエレメンタルパワー、グラリーガのパワーを900上げてフリィジアのパワーを400下げパワーを逆転』」
「『フリィジアの効果で相殺!!』」
「『グラリーガの効果発動、パワーを300上げて逆転しつつ相手をトラッシュに送らない!!』」
と、いきなりグラリーガが光と闇のブレスを首を縦横に振りながら十字に吐き、
さらに、辺りを破壊するかのように無茶苦茶に首を動かしブレスを放出し続ける!?
そして、ブレスが終わったころにはしれっと超越神の前に戻っていたのだった・・・
「ターンエンド」
超越神の何事も無かったかのようなしらばっくれた宣言
「タ・・・ターンエンド」
「あ・・・あいつ・・・」
「まぁまぁ・・・」
怒りで目を吊り上げ拳を握り込むフリィジアを両手でかざしなだめつつターンを終える、
戸惑いながらも宣言を返し、
にしても、向こうは何を考えてるんだ・・・?
今回こそ反撃のチャンスだった気がするんだけど・・・?
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