バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

世界との邂逅、神との再邂逅 ダブモン!!29話/14

世界との邂逅、神との再邂逅 ダブモン!!29話14
 
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 14
 
 「みんな、聴いてくれ!!」
 フレェトが祭壇の中央で周りに向かって叫ぶ!
 「今ここに、教皇である僕と」
 言いながらアグニスを引き、横に進ませ、
 「魔族軍、将が一人、この俺、アグニスは」
 「人間と」
 「魔族の」
 「和平を宣言する!!」
 「和平を宣言する!!」
 周りの目が大きく見開かれながら二人に集中する
 「たとえ、もうほとんど希望は残されていないのかもしれない、それでも!」
 「希望を探し、生き残る方法を探し、知恵を出し合い」
 「もしくは、何も出来なくても」
 「たとえ最後の時でも、争いの心を捨て、手を取り合おう!!」
 「さぁ、今ここに人類魔族の和平を成すのだ!!」
 「そして、平和への道を、ほんの少しの時でもいい、探し、」
 「共に!」
 「共に!」
 「歩もうではないか!!」
 「歩もうではないか!!」
 その繋げた手を掲げる!!
 わぁああああ!!
 それは歓喜かやけくそか、
 祭壇で生き残った人々やダブモンから大歓声が沸く
 「我々もその和平を祝福しよう!!」
 と、いつの間にかイーグッド含めた伝説のダブモン四体が斜め角に取り囲んでいた、
 右斜め前より時計回りに、イーグッド、
 背より羽のように炎を出し宙に浮く足の無い赤蜥蜴、バサラマンダ
 頭に三本の角、瞳のような黒複眼、筋骨隆々な肉体を持ち、前足がそれぞれ一本角と鋏になり二足歩行で立つカブトムシ、トリプティオ
 三つの潜水艦が宙に浮かぶように援護する大鮫、ダイブシーク
 「我らダブモンも今ここにその和平に加わり人間と魔族と共にダブモンも恒久の平和を目指そうではないか!!」
 わぁああああああああああ!!
 先程よりも大きな歓声が上がる、
 その中で、イーグッドが中央の二人のそばに舞い降り、
 「さて、そんな中でこの状況を突破できる策があるのだが・・・」
 二人に語り掛ける・・・
 
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