決戦!!VSアグニス&ネクロス!! ダブモン!!26話28
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
28
鼓動から手札を受け取る!!
「リチャージ!」
「リチャージ!」
「ドロー!」
「ドロー!」
さぁ、クライマックスだ、こいつ!
「セット!」
「セット!」
「オープン!!」
「オープン!!」
「エレメンタルドライブバーストエフェクト、オーブカードだ!」
「ダークネクログライスラッシャーザンエレメンタル、オーバックス!」
俺達とアグニスの前に山札が右から左に巻物のように移動していく・・・
「これ!」
「こいつだ!!」
右人差し指で指定!!
「エレメンタルバーストドライブスピリット!!『その効果でオーバー3体を呼び出しつつエレメンタルバーストドライブスピリットを発動!!山札上10枚をめくりその中にあった3体のプログレスを召喚したオーバーをコストに召喚!!』カンテーラ・ビクトリー・ブラスト!!」「フリィジア・イルミネート・ブリザジスト!!」「イグリード・エキサイティン・ブレイズィスト!!」
を召喚!!
「ネクロス・デス・ジョーカー!!」
デッキケースが雄々しくその名を上げる!!
「カンテーラ・ビクトリー・ブラスト!!フリィジア・イルミネート・ブリザジスト!!イグリード・エキサイティン・ブレイズィスト!!」
「ネクロス・デス・ジョーカー!」
カンテーラとネクロスが闇の、フリィジアが氷の、イグリードが溶岩の球体に包まれ、
それぞれが、剣、刀、槍、拳で斬り、打ち壊し、大きな姿となって飛び出して来る!!
カンテーラはフードの左上の装飾が右上のに長く後ろに歪曲したものに変わり、
その背には大きな黒い堕天使を思わせる翼を持つ、
フリィジアは氷のビキニのような肩アーマーに腕周りの鎧、腰鎧を腰の左右に付け、
六角水晶が刃になっている槍、さらに、背中に氷の翼を持つ、
イグリードは逆立つ炎の短髪に赤く燃え盛る筋骨隆々の肉体、
その背には、翼竜を思わせる溶岩の翼を持つ、
ネクロスは悪魔の羽持つ大太刀、
その大太刀に背中に鋭利さを増したネクロスが憑りついている・・・
その大太刀をアグニスが手にし、悪魔の羽がアグニスの背に移る・・・
「1番戦闘!!」
「1番戦闘!!」
「1番戦闘!!」
「1番戦闘!!」
パワー5000のカンテーラ・ビクトリー・ブラストが浮遊駆け、パワー5000のネクロス・デス・ジョーカーを持ったアグニスが走る!
「シャドウブレイド!」
カンテーラの剣とアグニスの大太刀が振るわれ、つばぜり合い、
そこにネクロスが右爪を振るう!
「おっと」
それを止めるフリィジアの槍!
「さらに、だ!」
アグニスネクロスもろとも殴るイグリードの拳!
「っち!」
アグニスとネクロスはその左手に闇を込め拳に撃ち出し弾き、後ろに跳び、
さらに、ネクロスのナイフ、アグニスの大太刀の闇の斬撃が飛ぶ!
「カンテラフレイム!」
「俺も行くぜ!」
カンテーラのカンテラからの炎とイグリードの右手の平からの炎が向かう!
斬撃とナイフが炎を切り裂くもそれでも炎は進む!
「っち」
ドン
アグニスとネクロスがさらに後ろに引こうとするも音を立て動きが止まる
「残念」
アグニスとネクロスの後ろには、フリィジアが地に槍を刺し生み出した氷の壁があった!
「なめるな!!」
アグニスとネクロスが自身を抱えるように丸まると、体中からナイフが出現!
「はぁ!」
大きく体を広げると、そのナイフが全方向に飛ぶ!
ナイフは氷の壁と炎を切り裂き無力化する!!
「ぐっ!」
「きゃ!」
「この!」
カンテーラ、フリィジア、イグリード、がその腕で防ぐ!
「こうなれば一か八かだ、フリィジア、ありったけの冷気を、イグリード、ありったけの熱を」
「中和されちゃうんじゃないの?」
「そこはそれ、どうにかするから」カンテーラがアグニスを注視しながら答える!!
「まぁ、信じるぜ」
「相棒!!」
一つでも発動できればパワーを上回れる!!
「『マルチエレメンタルパワー!!』」
「『ダークエレメンタルパワーで相殺!!』」
「『マルチプルエレメンタルパワー!!』」
「『ダークネスエレメンタルパワーで相殺!!』」
「『マルチパーシングエレメンタルパワー!!』」
「『ダークライトニングエレメンタル!、相殺!!さらに、』」
アグニスが最後の手札を見せてくる!?
「『ダークチェインスバニッシュエレメントの効果でコストを3増やし発動!!そっちのパワーを900下げる!!コストには、ダークエレメンタルパワー、ダークネスエレメンタルパワー、スキップスナイプエレメンタル、忍び闇ムーブエレメンタルパワーを指定!!これでパワーはこちらが上回った!!』」
な!?、でも、ここでやめるわけにはいかない!!
「『マルチネチュリスエレメンタルパワー!!』」
「『闇の雲クモクモエレメンタルパワー、相殺!!』」
「『マルチドライブエレメンタル!!』」
「『ダークネスエレキボルトエレメンタル!で相殺!!』」
「『マルチドライブバースドエレメンタル!!』」
「『ダークネスグロウズエレメンタルパワー!!』」
もうアグニスに手はないはず・・・ここだ!!
俺も最後の手札を見せる!!
「『俺はオールドシグナル&ニューシグナルを発動!!ダークネスグロウズエレメンタルパワーとマルチドライブバースドエレメンタルを発動!!コストを宣言しろ!!!』」
「『コストは4枚!!闇の雲クモクモエレメンタルパワー、ダークネスエレキボルトエレメンタル!、エレメントサンダースマッシュ!!、ダークアンペア―ドエレメンタル!!これでパワーを4800上げる!!』」
「『こちらもコストには4枚指定!!パワーを4800上げる!!』」
「だが、まだパワーは900こちらの方が上だ!!っつ、まさか!?」
アグニスの右口端が一瞬歯をかみしめ歪む!!
そのまさかだ!!
「『コストに指定するのは影の鋭装 エレメンタルパワー、雪の鋭装 エレメンタルパワー、熱の鋭装 エレメンタルパワー、エレメンタルマルチラーク、鋭装3枚を発動し、さらにパワーを1500アップする!!』」
フリィジアが槍を前に出し、冷気を思い切りだし、
イグリードが右拳を前に出して熱を思い切り放射する、
あいだでカンテーラが刃を前に出し、その闇をまっすぐに伸ばす、
なんだあれ?
熱振動と冷気で固定された空気がぶつかり合って闇の中に光のようなエネルギが-・・・?
「いくぞ!」
「えぇ!」
「おう!」
三体が飛び、アグニスとネクロスにそのエネルギーを振り上げ叩きつける!
「こんなもの!」
アグニスが大太刀で防ぎ、
ゴゥ!
アグニスがエネルギーに弾かれ飛ばされる!
「馬鹿な・・・」
「今だ!」
「氷よ!」
「熱よ!」
フリィジアの冷気で氷が、イグリードの熱で熱泥を精製、アグニスとネクロスの両腕を塞ぐ!
「今だ!相棒達!」
「いい宣言を頼むわよ!」
「力強い奴をな!」カンテーラ、フリィジア、イグリードのアグニスに攻撃しつつの声!!
「『フリィジア・イルミネート・ブリザジストの効果でネクロスのパワーを半減!!』」
「『イグリード・エキサイティン・ブレイズィストの効果でパワーを半減したネクロスをトラッシュに!!』」
「な!?『ネクロス・デス・ジョーカーで相殺!!』」
「『ならこれで最後だ!カンテーラ・ビクトリー・ブラストの効果でこのカードバトルに勝利する!!』」
「ぬぉりゃああ!!」
イグリードの拳が、
「はぁああああ!!」
フリィジアの突きが、
「せりゃああああ!!」
カンテーラの大縦切りが決まり、アグニスとネクロスが吹き飛ばされる!!
「がぁああああああああ!!!」
「・・・!!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――