バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

ニューロンズ:AI/12

ニューロンズ:AI 12
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 

 
 12
 
 「ふぅん・・・私の凍結プログラムをここまで使いこなすとはね・・・」
 現れたのは金髪の少女の・・・バレリーナ
 金髪碧眼に青いチュチュとスケートシューズを着ている・・・?
 「なら、次は私の相手をしてよ!!」
 床を滑りながら左手の先より宙にツララを精製し、時間差で一人でに順次飛んで来る!
 「セイザ、さっきの」
 「わかった!」
 エクサスの右手にさっきの青い光が
 「ふふふ、だと思った」
 と、少女が余裕の笑みを浮かべると足で凍った地を蹴り速度を上げて一気にエクサスの後ろに回り込みつつ、それにシンクロするように発射されるツララの軌道にカーブがかかる!
 青い光で氷柱を吸収しようとする、も
 「う、うわ!」
 背中側、次いで横側に飛んできて青い光の範囲に入らず、
 ついでにバランスを崩してコケて背に地を打ち付けるエクサス、
 「エクサス!?」
 「うう・・・くそ・・・」
 歯を食いしばり眉に力の入る悔しそうな表情で慌てて立ち上がるが、
 こけた衝撃でか青い光も解けてしまう・・・
 「同じやつ、じゃ無理か・・・仕方無い・・・」
 エクサスが剣を抜き斬りかかる中で俺は衛星より銃撃を決行、
 「うふふ・・・そんなの当たらないわ」
 少女は余裕ある笑みのまま銃撃を体を後ろに曲げ避け、続け地で回転して避け、
 エクサスの剣を思いっきり後ろに横回転跳躍して避けつつ右手の先でツララを精製飛ばして来る
 「っつ、この!」
 ツララを剣で弾き斬るエクサス、
 だが、この調子だと攻撃一切当たらんぞ・・・仕方無い・・・
 「スキャン!」
 これは・・・蛇・・・?あ、みへびのデータか、それにさっきの凍結プログラム・・・?
 あの回避力、あれをどうにかしないといけないが、この蛇のデータなら・・・?
 おし、テンプルAIの力、使わせてもらおうじゃないか!
 「蛇、凍結、転送!!」
 エクサスの姿が変わって行く、
 蛇の頭のような左手のバスター、右腕が蛇腹剣に変化し、蛇柄のタイツに全身を覆い、
 胸部に氷色のプレートを付け、両足首とバスター、蛇腹剣の根元、頭の上に氷が上側を守るように複数生えるリングを付けている
 衛星はアイス迷彩風の蛇柄で横の扉が開かれ半身を出しているスナイパーが銃でねらうヘリコプターになっている
 「アイススネーク!」
 エクサスが大きく叫ぶ
 「そんな姿になってどうするの?」
 「スネークショット!」
 少女AIへの返答のように少女AIに向けられたバスターから小さな蛇のような弾が発射!少女AIに向かって行く!
 「こんなもの!」
 少女AIが滑りながら体を後ろに下げて避けるが、蛇弾は一度避けた後Uターンしつつ追尾、見事に当たる!
 「きゃ!」
 バランスを崩しながらも何とか耐える、しかし、一瞬速度が制御不可能になっている、ここだ!
 「フリーズショット!」
 ヘリのスナイパーが氷弾を発射!少女の足元を凍らせ動きを止める!
 「な!?」
 目を見開き凍った足元を見る少女!
 「そこだ!」
 エクサスが蛇腹剣を伸ばして広範囲に切り裂きつつ跳躍!
 「フリーズブレイクソード!!」
 振り上げられた蛇腹剣が真上に伸びて凍り、巨大な氷の大剣になる
 「たぁああ!!」
 それが一気に振り下ろされ少女に叩きつけられ
 少女AIはデリート、消滅する・・・
 「ふぅ・・・」
 疲れたのかエクサスが額をぬぐい変身が解ける中で
 辺りの温度も戻って行き、ポリスAI達も氷が解けていく
 そんな中でみへびが這ってエクサスの前で止まりエクサスを見据える
 「ふむ・・・よくやってくれた、その力は一体・・・」
 「何、簡単だったさ、な、エクサス!」
 エクサスも俺の方を画面越しに見ると笑顔のように意気良く両の歯を見せ
 「そうだぜセイザ!」
 自信たっぷりに俺達はみへびを見返す、
 「ふむ・・・簡単・・・か・・・」
 が、みへびは俺達を見つつも何かを思考するように顔を上に上げ宙を見て言葉を
 「蛇と冷気は相性が悪いはずだ・・・」
 途切れさせる、
 も、すぐに首を横に振って気を立て直し表情も何事も無かったかのように戻り俺達を見据え返し
 「さて、業務再開だ、この事件のことも含め話を訊かせてくれないか?」
 「いいぜ!」
 「わかった!!」
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 


 
※この記事は検索エンジン向けタイトルとソーシャルメディア向けタイトルにAIタイトルもしくはそれを調整したものを採用しています