バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

光弾!ライトブレイザー!!/2

光弾!ライトブレイザー!! 2
 
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第2話 赤い機体!レッドライン!!黒い機体クロスバースト!!
 
 家に帰ってカプセルを開ける、
 中から出てきた紙っ切れを両手で開いてみれば、中に何か書いてある、
 この赤い機体はレッドラインというらしい、
 なお、カプセルの中には早撃ち勝負に使った的も入っていた、
 だけど・・・
 俺はレッドラインを回し見る
 この機体、どうしたら充電できるんだろ?
 ま、いいや、いずれネットに情報出るだろ・・・
 そんなわけで公園で的撃ちなどしてみる、
 公園の山の中にあったのと同様の机の上に的を置き、レッドラインで狙いを定め、撃つ!
 ドゴォーーーン!!
 おおーー!的のエフェクトがむやみやたらと光って点滅して気持ちいい!!
 とりあえずこれだけでいいな・・・
 でも、やっぱり対戦相手も欲しいよな・・・こうして的撃ちだけしててもな・・・
 「おい!」
 話しかけてきたのは、後ろで髪をまとめた真面目そうなやつ
 「誰だ!?」
 きつい言葉に思わずきつい言葉で返す、
 黒い髪に目つきは切れ長だがきつく、真面目そうなのを強調している、
 黒いジャケットに青いシャツでジーパンを履いた同い年ぐらいの少年だ・・・
 「誰だ、じゃない、さっきから話しかけて欲しそうにして」
 あ、そう見えましたか・・・
 「えっと、その・・・」
 と、言葉に詰まる間に少年の口が開かれる、
 「俺の名前は連目 刺激(レンモク シゲキ)だ」
 「光弾、ヒカダンって呼んでくれ」
 「ヒカダン、君はライトブレイザーをやるのか?」
 ま、見てればそうだと思うよな
 「おうよ」
 少年の目が楽しそうに少し細まる
 「それならば僕と勝負しよう、これを使って!」
 な、なんだ!?
 刺激がジャケットの大きめのポケットから出してきたのは横奥に7×7の黒いブロックが集まって薄い台座の上に置かれたようなもの
 「それは!?」
 「セブンセブンターゲットだ、知らないのか?」
 セブンセブンターゲット?
 「ど・・・どこで手に入れたんだ?っていうか、何で持ち歩いてるんだ?」
 「いや、というか、」なぜか少しあきれたような声の刺激「これはもう店で売ってるぞ?買ったばかりだ」
 「マジで!?」
 俺は思わず刺激の顔を見る、そこにあったのは顔の力の少し抜けた、少し冷めた顔の刺激、
 まさか、俺に話しかけたのはこれを試したいから?
 「いや、プロモーションしたらすぐに売り出さないといけないだろう?というか、最初に売り出された商品なのに知らないのか?その赤い機体はどこから手に入れた?」
 「あのプロモーションで拾った」
 刺激の目が驚いたように少し引く
 「僕以外にあのプロモーションで手に入れた人物がいるのか・・・まぁいい、勝負だ!!」
 公園の机にセブンセブンターゲットが置かれる、
 「お前が撃ったら赤色に、こっちが撃ったら青色に光る、自分の色が多い方が勝ちだ」
 刺激からの説明、あの的とほとんど一緒か・・・
 「それでは・・・」
 「レディ・・・」
 お互いの機体を置き、目線を機体のすぐ後ろにまでやって
 ゴー!
 トリガーを押す!
 連打によって最初の一つが互いに押される!
 が、その後は相手の方が速くターゲットを押して行く!?
 「どうなってんだ!?」
 「説明してやろう!」
 何!?
 刺激が俺を得意げに斜めに見る!
 「僕の機体クロスバーストは斜め二組に光源を持つことにより、二連射が可能となっている!」
 な・・・なんだって!?
 そして、右人差し指を突きつけながら
 「つまり、君の機体の二倍の速さでターゲットを撃破できるということだ!」
 この!
 と思いつつ撃ったら、ターゲットの一つが緑に光って下がる、
 「あれ?故障か?緑色に・・・」
 「それは側面から当たった時に出る色の一つだ、これは四人まで対応なので四色まで出る仕組みになっている」
 な・・・なるほど・・・
 と、感心した瞬間にターゲット中央が向こうの色に、青く光り下がり開く、
 「さ、このまま残りもいただく!」
 チュイーン!
 なんだ?刺激が得意気に言った瞬間にレッドラインから音が・・・?
 何か、レッドラインから気合の入った力を感じる・・・?
 ええい!
 狙いをつけトリガーを押すと、光弾が超高速で射出される!
 それはあたりに光の衝撃波を生みながら一気に走り、ターゲットのいくつかを赤く押し下げる!
 「う、うわぁああ!!」
 刺激がその光に怯み、右腕で自身の目を守る
 「今だ!」
 その隙に俺は残っていたターゲットを撃って行き、
 「しまった!?」
 気が付いた時はもう撃ち切ったのだった・・・
 刺激が仕方なく右人差し指で指しながら的の色の数を数える
 「1、2、3・・・」そして、指が空を切りながら目線だけが動き・・・「青が22、赤が23、緑が2、黄が2・・・」
 おし!
 「勝、勝った・・・」
 喜ぶ俺に対し、刺激が右手を握り締め顔を俯かせ悔しそうに歯を食いしばる
 「くそ!どうなってるんだ、あのショットは一体・・・?」
 「とりあえず、ネット説明書読もーぜ」
 刺激が俺に向かって顔を上げる、そこには目に力込め目じりを少し上げた決意の目と表情があった、
 「いいだろう、次は勝ってやるからな!!」
 刺激はそう言って、セブンセブンターゲットを持って去っていったのだった・・・
 
セブンセブンターゲット登場!
7×7のマス式エレクトロニクスターゲット!!
撃って、
対戦して、
腕を磨け!!
ド派手なエフェクトで君のライトブレイザー欲を掻き立てる!!
公式大会にも登場!!
これで練習して、君も優勝だ!!
ライトブレイザープロトタイプも付属!!
セブンセブンターゲット! ライトブレイザーシリーズ!!
 
♪海底に届く光~
 私を地上に連れて行って~
 私達は水圧に押しつぶされる海底の人~
 誰かこの水圧をどけて~
 この水を注ぐ人を止めて~
 それが出来ないならせめて、水を灌ぐ人をここへ~
 光うらやむ人となるまでここへ~
 私達は光を望む~
 
EDテーマ 水圧
 
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