バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

ハーフビースト:ハーフヒューマン/21

ハーフビースト:ハーフヒューマン 21
 
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21
 
 「うがぅ!」
 人竜の口内より光の太いビームを撃ってきた!?
 「うどわっ!」
 この階段でそれは反則だろ!?逃げ場無いぞ!!
 何とか階段の右端から落ちつつ端につかまりどうにか耐える!
 くそ!まずは足場の確保だ!!
 空気が焦げる匂いがするほどのビームの熱が取り過ぎた後右腕に力込め階段に登り一気に駆けおりる!
 「逃がさん!!」
 後ろを見ると半竜の開かれた口が光りさっきのビームが来る!
 「うおりゃぁあ!!」
 階段から右に外れて飛びつつ左手で階段の端を掴み、
 ビームが通り過ぎたのを見て落ちる勢いを筋力で無理矢理ばねにして左腕一本で跳び階段に着地、再び降り始める!
 こんな曲芸みたいなこと二度とやらんぞ!!
 等と思いつつ向こうのビームが来るたびに繰り返し(二度程)
 ようやく地上に降りる、
 さっきの少女はいないな、加勢されると面倒だ・・・
 「ほう、私の攻撃をかわしながら降り切るとはな・・・」
 感心した声を上げつつ後方、上より翼はためかせ竜のおっさんは降りてきた、
 まぁ、感心されるわな、あの階段なら大抵あのビームでお陀仏だ、
 おまけに当人は飛べるから落ちても何の問題も無いと来てる・・・
 いきなり右拳をぶつけてくる!?
 ズガァ!!
 両腕を交差させて防ぐが、吹き飛ばされつつもどうにか踏ん張る!
 うう・・・両腕折れそう・・・
 「竜人爪!」
 両手の爪を振りかざして来る!?
 「人爪交狼爪!」
 こちらも爪を振るう!
 互いに傷つけあう爪!
 っつ!
 向こうの体は俺の爪が当たった人の方はひっかき傷程度、もう一方の竜の方には完全に弾かれた、
 対する俺の方はものの見事に皮膚を切り裂かれる!?
 竜の男は高々と笑う!
 「ふははは・・・その程度か!!」
 この・・・!
 「狼叫連爪拳!!ワォオオオオ!!」
 
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