バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

札使いどもが夢の跡 ダブモン!!28話/14

札使いどもが夢の跡 ダブモン!!28話14
 
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14
 
 俺達はファミレスに集まっていた、
 落ち着いて話せる場所がいいと言うのでここにしたのだ、
 「よう、久しぶり」
 先に窓際の席に座っていた四葉に会う、
 ジーパンに白黒のボーダーのシャツにジーパン生地のベストという前とは違った格好だ、
 こちらに気が付いたのか斜めに目線を向け口を開く
 「久しぶり」
 「で、どう座る?」
 そう後ろの兎白が問いかけてくる、
 道路と街並みが見える窓際の席、
 机にソファが向かい合っているという普遍的な構成、
 両側に二人ずつとすれば、一番奥に座る四葉の隣には
 「んじゃ、俺と鼓動はこっち座るから、良星はこっち!」
 「あ、ああ・・・」
 何故か四葉の隣に移動させられる、
 四葉はなぜか機嫌よさそうだ・・・
 「それにしても久しぶりね」
 が、こちらを見る顔はすぐにどこか固くなる・・・
 「ああ、連絡の件はすまんかったな、師匠は顔見知り以外は極力排除してて」
 「まぁ、それならいいわよ」
 四葉の機嫌が戻る
 「新作も色々見せてくれたし・・・」
 「ん?何か言ったか?」
 「ううん、何でもない」
 素っ気ない感じで返す四葉
 何なんだよ一体・・・
 あ、そういえば・・・
 「にしても、あんな大立ち回りして大丈夫かよ・・・」
 「いいわよ別に、あの後、あの番組視聴率上がったそうじゃない、私に頭上がんないわよ」
 いいのかそれで・・・?
 「四葉さん、私もいること忘れてません?」
 ん?ウィルピーの声?どこから・・・
 「ここですここ!」
 俺が左右を見回し探し始めたところに声が響く、
 よく見ると、四葉の右耳にイヤリングのように金の球体に繋がれた白い炎の弾・・・
 憑依か!
 「すみませんねこんな格好で」
 「ベルトよりかマシじゃないか?」
 「男の子だとそういう形は違和感あるのよね」
 「まぁ、しゃーない」
 カンテーラ、フリィジア、イグリードも話し出す 
 「おっ、ここにいたのか?」
 と、机の間の通路より黒髪の大人の男が話しかけてくる、誰だ・・・?
 
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