バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

ラブティアエブリバディ!!/4

ラブティアエブリバディ!! 4
 
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第4話 パズルの申し子!ラブティアミステリパ!!
 
 ・・・その日・・・住宅街を歩いていると、降ってきたのはゴム製のボールだった・・・
 「ちょ、何よこれ!?」
 「あれが原因じゃねーか?」
 エディの声に導かれると、街の中央に黒い怪物が出現していた・・・
 「んじゃいくよ!ラブティアチェンジ!ラブティアエブリディ!!」
 怪物に向かって走り抜ける!!
 ボールがまとめて降ってくるのを避け、一気に走る
 あ、泳弧ちゃん!君子ちゃん!
 十字路の左側から出てきた二人がこちらを見る
 「あなたも来たんですね!」
 「こんな状況ならそりゃ来るよね・・・」
 顔に力を込めた真面目な表情と力の抜けた呆れた顔から変身した二人と合流する、
 そして、怪物に向かって行く・・・
 「フラワーガーデション!」
 「アクアスプラッシュ!!」
 ああ、花と水が効いてる様子が無い・・・
 「エッグヨーク、弱点教えて!」
 「OK!ウィークゲット!!」
 君子ちゃんが黄色い透明なボールを投げ、怪物に当たったところから黄色い光がはじけ、その黄色い光が一点に集まり
 連鎖
 の文字を映し出す・・・
 ・・・連鎖・・・?
 弱点が分からず困惑する私達
 「ボールの雨~!!」
 そこで一気にボールが降ってきて私達を押しつぶす!
 きゃああ~!!!
 がそこで右手の方より一人の少女がボールの雨の下に、
 あ、危ない!
 「てりゃああ~!!」
 少女が一個のボールを叩くと同じ色の別のに当たりつながったまま、別の色のに当たってそれは弾き飛ばし、さらに別のに当たって同じ色だったため繋がりさらに同じ色のに当たって四つ同じ色が一緒になったら消えて、
 そこで重力が反転し、落下しつつ弾いていたものが今度は上に飛び別のに当たって四つ繋がったら消えていく、そうしてボールたちは重力に従いつつ違う色は弾き同じ色はくっつき四つ消えたら重力が反転したかのようにボールが移動する・・・
 あ、第三打来る!
 「え・・・ええ~ぃ!」
 思い切り杖で一個を叩くと、それが同じ色の別のに当たり落ち、そこに降ってきたさらに同じ色のものに当たり、もう一個当たり、空中で四つ繋がり消え、
 そこで上下の重力が反転、一気に上に向かって行き四つ当たったものだけ消えていく!?
 「ぐぉおお~!」
 お、苦しんでる!?
 しかし、その後、いくつかのボールの雨が振らせられるものの、先程のような連鎖は出せず・・・
 「タイムア~ップ・・・」
 怪物が消え去ったのだった・・・
 ・・・
 私達は落りて
 「あの、何してたんですか!?」
 へ!?
 少女が話しかけてきた!?
 紫に近い黒の髪の毛を頭で一つ上に建てたショートカット、動きやすそうな短パンに下が少しなびく腰上のワンピースのかわいらしい
 「いやぁ、その・・・」
 思わず戸惑い腰が引ける・・・
 「なぁ、こいつ誘ってもがっ!!」
 エディが誘おうとするのを口を塞いで止める
 「じゃ、じゃあね・・・」
 そう言って私達は飛んで去っていく・・・
 ・・・そしてほかの場所に着地し・・・
 「え~っと・・・」
 「あいつ、また出てくるだろうなぁ・・・」
 う・・・
 エディの言葉に絶句する私達・・・
 ・・・ええっと、どうしよ・・・
 「あ~!!」
 さっきの女の子の声!?
 声のした方を見ると確かにさっきの女の子が近づいてくる!?
 「さっきの三人組・・・じゃない?」
 「な・・・何のことかな?」
 苦い笑顔を向ける私、
 「でも飛んでった方向も人数も同じだし・・・」
 「ええっと・・・何かわからないけど違うんじゃないかな・・・」
 「そうですかね・・・失礼しました・・・」
 そう言って女の子は駆けて行った・・・
 私達は再度向き合い、私は口を開く
 「よし、それじゃあ、さっきの怪物についてだけど・・・」
 「やっぱりまたでてくんじゃねぇかなぁ・・・」
 「やっぱりさっきの三人だったんですね!」
 うわぁあ!?
 エディが言葉を発した次の瞬間、茂みからいきなりさっきの女の子が顔を出す
 「ええぇ・・・」
 私が呆れている間にも目に力を込めこっちをにらむ少女
 「見ましたよ!そのネズミが喋ってるとこ!!」
 「いや、その・・・ええい!」
 私は思い切って話す!
 「とにかくね、無関係の人を巻き込むことはできないの!」
 「いいんですか!?SNSでばらまいちゃいますよ!」
 うぐっ!
 ・・・それはさすがにちょっとまずいかも・・・
 「でも危険なんだよ、だからね」
 「ぐぉおお!!」
 げ、また出た、でも、私は少女の方を見る
 怪物の戦いに巻き込まれたら・・・
 「ほら、とっとと行くぞ」
 エディ!せっつかないで!!
 「わかった、君子ちゃん、その子見てて」
 「OK!」
 言いながらも私は泳弧さんを見て、
 「行こう、泳弧さん」
 「わかったわ」
 でとりあえずさっきの少女にもう一度忠告を・・・
 そうしてあたりを見回す・・・
 って、いない!?
 まさか、怪物のところに行った?!
 ・・・三人して駆け、別の公園で怪物を見つける・・・
 丸い砂場に赤い水玉穴あきの半球体の遊具が印象的な公園、その砂場の左そばで怪物を目じりを上げ怒ったように見上げる少女の姿も・・・
 「グワァアアア!」
 怪物の叫び!
 「行くわよみんな!」
 そして、怪物と戦うもやっぱり、先程のようにスーパーボールの雨に何とか杖をぶつけるも対抗できない、連鎖もできないし・・・
 ボールの雨が少女に・・・間に合わない、押しつぶされ
 「いたたた・・・だぁああ!」
 へ・・・
 いきなりボールの雨を貫通するかの如くに頭を上げれる少女!
 「こんなことでは負けません!」
 負けませんって・・・
 「でりゃああ!!」
 あ、少女がボールに拳をぶつけてそれをきっかけに連鎖返してる!?
 がはっ!
 こっちに来ていたスーパーボールの雨を受け、エディが飛んでいく
 そして、エディが少女に両手で捕まった!?
 エディにその顔を、怒ったような表情のまま近づける少女!
 「さぁ、私を仲間にしなさい!」
 「でもなぁ・・・」
 目線を逸らすエディ・・・
 「早くしないとすりつぶすわよ!!」
 「・・・しゃあない・・・タッチディ持ってるか?」
 「持ってます!」
 「それじゃ、このゲームメモリをタッチディに装填して思うままに」
 そうして、目線を逸らしたままゲームメモリを差し出しちゃった!?
 「ラブティアチェンジ!ミステリパ!!」
 タッチディにゲームメモリを入れた!?
 「ラブティアチェンジ!ミステリパ!!」
 紫のハートに振れ、
 「ラブティアチェンジ!ラブティアミステリパ!!」
 「ラブティアチェンジ!ラブティアミステリパ!!」
 タッチディを掲げた!
 鮮やかな紫の髪色に紫のミニスカドレスに頭の横にティアラのような装飾が付く、
 「ラブティアミステリパ!!」         BGM:ラヴティアエブリバディ
 タッチディの杖を振るう!
 「チェインスパーク!!」
 杖から紫の雷が走り、ボールの一つに命中、それが引き金となって連鎖が起きる!
 それを幾度も起こし
 「ぐぉおおお!!」
 連鎖の数が足りたのか怪物が苦しみ始める!
 「今だ!」
 「スプリングエブリディ!!」
 「スプラッシュスペイント!」
 「エッグスフィア!!」
 「エーイレースライトニング!!」
 花が、水が、卵が、雷が怪物に当たり、
 中から少女が出てくる左に巻いた黒い長髪のかわいらしい女の子・・・それをミステリパが抱きしめ
 「もっと・・・もっと・・・大きな連鎖を・・・」
 「ネットの動画とかで基本形は学んでる?それに対戦で勝つためには大きい連鎖だけではダメよ、さぁ、ありとあらゆる連鎖を学びましょう!」
 「・・・そうすればもっと強くなれる?」
 一瞬ためらった後に少女が返事をし
 「ええ!もちろん!!」
 ミステリパが返す!
 「ヨクボゥ、カイホゥーーーーー!!」
 怪物が爆発、消滅する・・・
 そうして、私達は公園を離れ、住宅街の中で四人輪になって向かい合う
 「というわけでよろしくお願いします!偵理 実鈴(テイリ ミスズ)と申します!」
 そうして横Ⅴ指を近づけた左目を閉じ可愛いウィンクを決める実鈴ちゃん、
 ・・・こうして、実鈴ちゃんが仲間に加わったのだった・・・
 「ククク・・・あれが妖精の奴らが選んだ戦士か・・・」
 ん?今誰かの声が後ろの遠くの空から聞こえた気が・・・気のせいかな・・・?
 
                               CMの後は、
    皆で自由にメロディとリズムと振付けを付けて、歌って踊ってみよう!!
 
                            ミステリパに変身!
               ゲームメモリをタッチディにセットしてタッチ!
                ラブティアチェンジ!ラブティアミステリパ!
                            チェインスパーク!
                        DXミステリパゲームメモリ
 
                          ♪~毎日歌って踊ろう!
                           友達と一緒に遊ぼう!
                        毎日を~楽し、も、う~!!
                              エブリバディ!
                             あなたの夢は何?
                       つらいこともあるかもしれない
                          それでも負けないために
                             歌って(歌って)
                             踊って(踊って)
                              毎日楽しもう!
                            勉強はつらいかな?
                       でもゲームだと思えば楽しい!
        毎日楽しんで勉強して経験値貯めてテストという名のボス戦だ!
                         君ならきっとハイスコア!
                            体育はつらいかな?
                       でもゲームだと思えば楽しい!
        毎日楽しんで運動して経験値貯めて運動会という名のボス戦だ!
                           君ならきっと一番さ!
                        さぁ、楽しくなってきた~!
                       どんなつらいことも楽しもう!
                             歌って(歌って)
                             踊って(踊って)
                              毎日楽しもう!
                       つらいことも楽しんじゃおう!
                   ラヴティア、エブリバディ~・ィ~!!
 
                 由香ちゃんのために家具を作ってみるぞ~!
                でも、私の実力じゃどうにもならなくて・・・
                次回 第5話 家具作り!友情の赤い本棚!!
                  次回も、ラヴティア、エブリバディ~!!
 
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