バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

ニューロンズ:AI/20

ニューロンズ:AI 20
 
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 20
 
 「ん?あれは・・・」
 市役所駐車場前のヘリの梯子に掴まろうとすると、アミ、イワヤマ、マカが駆けてくる
 「お前ら、どうして・・・」
 「ヘリを見かけて、胸騒ぎがして、追いかけてきたら・・・」
 そう、アミが答える・・・
 「どこ行くの?」
 続けてアミは眉を顰めた心配そうな表情・・・
 「首都の方、すぐ戻ってくる」
 「今、首都の方危ないよ」
 「だから行くんだ、すぐ戻ってくる」
 「じゃあ、私達も行く!」
 「へ・・・?」
 「セイザ一人じゃ心配だもん!」
 「行こうぜ!」
 「ああ!」
 イワヤマとマカも気合を込めた声を発し右拳を体の前で握り力強く一歩前に出る
 「・・・遊びに行くんじゃないぞ?」
 「わかってるよ!」
 「ああ!」
 「いこう!」
 大丈夫かな・・・
 皆が乗り込んだ後(幸い、人数制限は大丈夫だったようだ)ヘリが飛び立ち、何時間かかけ、首都、議事堂が見えるビル上にまで到達し、ヘリポートんに着地、
 ヘリの前でヘルメットとパイロットスーツを着た操縦士が俺達に向かい
 「それでは、帰る時まで待機してます」
 「ありがとうございます」
 俺はそう返して頭を下げ、柵のあるビルのふちまで行き三人と共に議事堂の様子を見る、
 ビルの上から見る限り議事堂前にはたくさんの人が集まり、警官隊と衝突している・・・
 「全国でパトカーが暴走してるはずなのに、こっちは都合よくパトカーで壁作ってるんだな・・・」
 「そういう地域じゃないから、っていっても、今考えれば不自然だよな、首都が一番パトカーとか集まってるはずなのに・・・」
 だな・・・
 左横に出ている投影画面内のエクサスの言葉に納得する俺、
 だけど、このまま眺めてるだけじゃいけないか・・・
 俺は議事堂の様子を見つつ
 「とにかく、まず目標だ、テンプルAIいぬけんを叩いて情報を引き出す、今どこにいるかわかるか?」
 「スキャンしてみればわかるかも、今俺の目は今まで以上にくっきりしてるぜ!」
 「テンプルAIのアクセス権の影響かもな、国のデータのアクセス権があるってことだから・・・」
 「なら、やってみよう、スキャン!」
 画面を見ると議事堂の中まで見えら、普通はロックされてると思うんだけどな、
 そして、そこの議事堂の左の方、衆議院の方に反応がある・・・反応の強さから見て本体か・・・?
 「議事堂の中にいるな・・・」
 「じゃあ、どうやって入るの?」
 「この状況、ちょっとつついてやればどうにかなるかもしれない、ほら、電脳世界の方のぞいてみな?」
 アミの言葉にエクサスが答える、
 電脳世界を見ると、現実の人以上のAIが殺到していた・・・
 全国からアクセスしているのか・・・?
 うまく道を作れば、パトカーなんかをどかせそうだ・・・
 と、四方よりウィルスが出てくる、それらは警官隊を避け抗議に来たAIばかり攻撃している
 もうなんでもありだな・・・
 「エクサス、アクセス権を銃にコピーしてとにかく乱射する、それで状況が動けば議事堂に乗り込む」
 「了解!」
 「何かあったら俺達が!」
 「まっ!」
 気合を込めた声のイワヤマ、イワーガ、
 「だな」
 「行くぞ!」
 賛同する声を上げるマカ、ヒノッチャ、
 「守り切るわ!」
 「ええ!」
 決意を込めた声を出すアミ、アラクルに周りを守られつつ、画面を展開、
 エクサスの衛星を撃ちまくる!
 と、その弾がパトカーに当たり、議事堂の出入り口に当たり、門が開いたりパトカーが不意に走り出したりする!
 「うぉおおお!」
 「ウィルスが暴走させてるぅううううう!?」
 議事堂前にいた人が叫び、AIが、皆が、隙を突き議事堂に入って行く
 おし、俺達も・・・
 ヘリ降り立った場所のビルの階段を下りビルの外に出て、議事堂に向かって駆ける!!
 
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※この記事は検索エンジン向けタイトルとソーシャルメディア向けタイトルにAIタイトルもしくはそれを調整したものを採用しています