バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

決戦!!VSアグニス&ネクロス!! ダブモン!!26話/16

決戦!!VSアグニス&ネクロス!! ダブモン!!26話16
 
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16
 
 「鼓動!」
 「わかった!」
 兎白より手札を受け取り前に出る!
 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 「セット!」
 「セット!」
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「ダブモンNo.164、招雷の講釈師、ルンゴレム」
 「ルンゴレム」
 アグニスの前に雷が轟き巨大な影が写る、
 三角錐が頭と両肩上に添えられ、残りは球体で構成される人型、
 青い金属、関節は黒灰色、三角錐を縦に割ったような両足先で、精巧に作られた拳、
 頭部に付いた球体が赤く光る、目のように・・・
 「チェンピラ」
 「ダブモンNo.435、削切のれんが成形工、チェンピラ」
 金属音立ててこちらに走ってくる・・・
 砲塔とキャタピラの無い戦車に短めの関節部に先はチェンソ―担っている四肢が付いたような存在、
 それが、足のチェーンソーをキャタピラのように使い床を削りながら駆けてくる!!
 おし!行くぞ!
 「『チェンピラのコストに影の鋭装 エレメンタルパワーと雪の鋭装 エレメンタルパワーと熱の鋭装 エレメンタルパワーを指定!全ての効果を発動し、ブリザドアのパワーを1500上げる!!』」
 「『ルンゴレムのコストにスキップスナイプエレメンタルを指定!』」
 1番戦闘!!
 パワー1400のブリザドアの開いた扉からパワー1200のルンゴレムに吹雪が行く!
 ルンゴレムはなぜか正座し始め、
 ・・・正座したまま完全に凍った!?
 ええっと、とにかくここから効果を宣言!!
 「『さらにブリザドアの効果!!ルンゴレムをトラッシュに』」アグニスが僕達を見つつ右手でチャージゾーンのカードを表にして
 「『ダークエレメンタルパワーで相殺!!さらに、セラビリストの効果でブリザドアのパワーを600下げる!!』」宣言し返して来る!
 「『マルチエレメンタルパワーで相殺!!』」こっちもアグニスを見て注意しつつ自陣のチャージゾーンのカードを表にし宣言!!
 「『だが、闇の雲クモクモエレメンタルパワーでそっちのパワー上げの効果を無効化!!』」
 「『マルチプルエレメンタルパワーで相殺だ!!』」
 「『ダークネスエレメンタルパワーでルンゴレムのパワーを800上げる!!』」
 通せるものは通しておく・・・?
 「『それは通す!』」
 「『ダークエレメンタルパワーをコストに指定!さらダークライトニングエレメンタル!ブリザドアのパワーを900下げ相打ちに!!』」
 相打ちは出来れば防いでおきたい・・・
 「『マルチパーシングエレメンタルパワーで相殺だ!!』」
 「『だが、ダークネスエレキボルトエレメンタル!でルンゴレムのパワーを1900上げる、これは止められまい!!コストにはダークライトニングエレメンタル!と闇の雲クモクモエレメンタルパワーを指定!!』」
 「な!?」
 確かに無い!!
 と、唐突にルンゴレムの真上から雷が降り注ぎ、氷を砕く!
 それに驚いたのかドアがのけぞりつつ一時吹雪が弱まる、対しルンゴレムは一席撃つかのように右手で床を軽くたたく
 が、その間にもブリザドアの吹雪は強まり、
 そのままルンゴレムが床より右手を上げると同時に凍り付き、落ちてきた雷がルンゴレムの氷を砕く!
 ・・・何が・・・何がどうなってるんだ・・・
 そして、ルンゴレムが右手を腰元に戻す間にも三度凍り付いて三度の雷で解凍、
 しかし、ルンゴレムの雷の許容量を超えていたのか、ルンゴレムより雷の爆発が起きブリザドアが感電、爆発、消滅した!!
 ・・・理解が追い付かないまま終わった・・・
 「2番戦闘!!」
 「2番戦闘!!」
 チェンピラがセラビリストに向かってチェンソ―無限軌道で走り、
 右腕のチェンソーを振り上げ振り下ろす!
 セラビリストは両掌を前に出しそこより電気を放電して電気で前方に壁を作り、チェンピラを感電させ止める!
 放電が拡大する小壁のように広がる中いったん引くチェンピラ、
 そこにセラビリストが拳を握り雷闇の腕で殴り掛かっていく!!
 チェンソーを動かし回転面で受け止めるチェンピラ、
 そこから足のチェンソーで蹴り上げるも、セラビリストがチェーンソーと接する拳を突き出し後ろに引いて避けられる、
 一進一退・・・
 互いににらみ合い動かなくなる・・・
 と、先に動きを見せたのはセラビリスト!
 セラビリストが胸元に両掌を向けその間に電気と闇を溜め、闇電気球が作られていく・・・
 これは・・・大技で一気に決めるつもりか?!
 チェンピラは・・・動かない、ただ、四肢のチェーンソーの刃を高速で回す・・・
 対抗する気か・・・!?
 一瞬とも数分ともわからぬ時間の後、セラビリストの闇電気球から、巨大な拳腕がチェンピラに向け飛び出し出現!
 拳が一気にチェンピラに伸びる!
 チェンピラはセラビリストの拳腕に跳びつつセラビリストの大拳に対抗するように四肢を指として拳状となり、!
 正面切ってぶつかり合い雷火花が飛び拮抗する!
 雷で焦げるチェンピラ、だが、チェーンソーの高速回転はセラビリストの闇雷拳腕に食い込みながら徐々に進む!
 それに気づいたセラビリストが闇雷拳腕を動かそうとするももう遅い!
 チェンピラのチェーンソーが闇雷拳腕の雷を吸収して出力を上げたのか一気に鎖が回転しセラビリストに突撃!
 雷闇大拳とセラビリストを削り切り裂き爆発!消滅させた・・・
 「だが、3番戦闘がある!!」
 アグニスの宣言にエビグルマがこちらに走ってきて刃を横に振り上げ振るう!
 「おっと」
 カンテーラが割り込み刃がかすりながらも自らの刃で弾き払った!
 カンテーラが右目のみが見えるようにこちらを見る
 「どうにかなったな?」
 「あら、私でもよかったのよ」
 いつの間にか右側に復活したフリィジアが右口端を少し上げた少少々挑発的にカンテーラに返していた
 「俺もな」
 こちらにいつの間にか復活していたイグリードが反対側から得意げに両口端を上げ返答していた・・・
 「ありがとう、さて・・・」
 カンテーラにお礼を言いながら僕は改めてアグニスと対峙
 アグニスの口が鋭く開かれ
 「ターンエンド」
 アグニスの宣言に
 「ターンエンド」
 僕は返す!!
 
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