海の街と鮫 ダブモン!!11話18
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「何だ今の音!?」「港の方からだよ!」「何があったんだ!?」
「何があったの!?」
「何なのかしら・・・」「何だ、一体・・・」「何なんだろうな・・・」
「何でしょうか・・・」
「行ってみよう!」「行ってみましょう!!」
トカゲのダブモンが子供たちを守るためにか警戒し始める中、洞窟より外に出ると、港の方に・・・あれは・・・海賊船!?
湾曲した船先と、髑髏の描かれた帆を持つ海賊船だ、それがたくさん!
左右に砲台を持ち、それで港を撃ったらしい・・・
「とにかく、行ってみよう!!」
「あっ、おい!」
トカゲのダブモンの止める声が聞こえる中で、俺たちはそうして坂を下っていく・・・
「がーはっはっはっ!!」
港のその先の海賊船の上にいたのは、幅広のボート型の帽子に四角形の配置の四つのボタンで留めた重厚な服を着て、黒いひげを大きく生やしたおっさん・・・
その後ろにバンダナをまいた筋骨隆々な男たち・・・
そして、先頭のおっさんが黄色の持ち手とナックルガードが付き歪曲した幅広の刃を前に出し、
「さぁ!お宝を出せぇえええ!!」
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