バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

海の街と鮫 ダブモン!!11話14

海の街と鮫 ダブモン!!11話/14
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 

f:id:OirenW:20200706120250p:plain
 
 「うどわっ!」「なにっ!?」「何だよっ!?」
 「きゃっ!」「ああ!!」「おいおい・・・」
 「な、なに!?」「何ですか!?」
 「あー・・・」「あはは・・・」
 逆さにぶら下がり現れたのは背中に背びれ、斧先に泳ぐための先が広がった尾びれを持つ厚い鱗装甲を持つトカゲ!?
 「へへへ・・・じゃあな!!」
 それが下りて地を這い向こうに駆けていった!
 「・・・なんだったんだ一体・・・」「それより相棒、大丈夫!」
 左肩から聞こえた声にそちらに目線を向けると、フリィジアの目を見開いた心配そうな顔が飛び込んでくる、対し俺は
 「俺は大丈夫だけど・・・」
 と言いつつついでとばかりに周りを見ると、皆、驚いただけのようだ・・・
 互いを心配したりしているが・・・なんだったんだ一体・・・
 「とにかく先に進もうぜ!」
 良星の音頭で先に進む・・・
 先に行くと、途中から光が上より降り注いだりしている場所があり、
 右に向かう曲がり角の端の方に池のようにたまった水に反射して奇麗な光景が見られる、
 白っぽい水色の石で囲まれた洞窟はどこか幻想的ですらある・・・
 「おい・・・これって・・・」「だよねぇ・・・」「だな・・・」「ですね・・・」
 ん?後ろで何相談してるんだ・・・?カンテーラをはじめとしたダブモンたちが集まり話している・・・
 そんな中でフリィジアが俺の方に顔を向け
 「あ、何でもないわよ相棒!」
 こっちもなんなんだ・・・
 そうして、俺たちは先に進んでいき、道が通路のように狭くなる中でその場所に到達する・・・
 いきなり道がなくなっていたのだ・・・
 「どうすんだよこれ・・・」
 良星が呆れて呆然と前を見つめる・・・
 大きな部屋のような場所で暗くなっている中、かかっているのは一本の綱、
 下は真っ暗で先が見えない・・・
 だが、似たようなものを前にやった記憶がある・・・
 「とにかく進むしかないか・・・みんな・・・」
 「あーわかってる」「落ちかけたらサポートすればいいのよね?」「ま、俺たちがいなくても大丈夫だろう」「ですね」
 ダブモン達の声とサポートを受け、
 そうして皆が進んでいく・・・
 縄が切れても困るので、一人ひとり着実に・・・
 そうして、最後のレファンの番・・・アクリスが心配そうに見つめる中で、レファンが着実に歩を進め・・・
 「あら・・・」
 あとちょっとというところで足を滑らし落ちる!!
 「レファン!!」
 アクリスが飛び込んだ!?
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――