バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

スマートフォンサイコパス/10

スマートフォンサイコパス 10
 
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第10話 ウィッグ
 
 「どうしたのそれ!?地毛!?」
 「ウィッグに決まってるでしょ、地毛だったら一生髪が荒れるよ」
 髪型は変わらないものの外側が緑、内側がプリズムのウィッグを付けて投稿した学校の教室内、
 私がいつもの机に座っているのを平雛ちゃんが目撃し、第一声、
 と、私の返し
 「へぇ、いいなぁ・・・おねぇちゃんも妙なの付けてたけど、私も付けようかなぁ・・・」
 などというが、顔はたいして平常通りだ・・・
 「ひらひなちゃんはそのままでもいいと思うけど・・・まぁ、付けたいなら自由にしてもいいと思うよ、私も衝動買いしたみたいなもんだし・・・」
 「じゃああたしも付けたいの見つけたら付けてみよう・・・」
 まぁ、そんな簡単に見つかるとは思えないけど・・・
 「そういえばさぁ、推されてた漫画、つまんないんだよね~」
 「ああ、あの・・・確かに見せられても詰まんなかったね~」
 あまみちゃんときりかちゃんだ・・・
 教室に二人して入ってきてのこれか・・・
 前の方にある自分たちの机に行こうとするのを思わず
 「どうしたの?」
 と、呼び止めた、こちらを見る二人
 「ああ、よもぎ、実はさ、友達に進められた漫画があって・・・」
 「ほら、いろんなとこでグッズ出てるやつ・・・」
 「目が怖いんだよねあれ・・・」
 ああ、あのステマ依頼された奴か・・・
 アニメがよかっただのなんだの言ってるけど・・・さて、本当の評価はどうなのやら・・・
 今のあまみちゃんときりかちゃんの反応からして、
 つまらない作品を推せば同じジャンルや類似作品が同じかそれ以下の面白さだと思われて人が離れていく、
 面白い作品なら別の漫画も見ようとしただろうが
 そんなこんな、学校終わりで会社に戻って、いつものノーパソを開き見る、
 あれ・・・?妙なところから仕事が来てるな・・・?
 
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