バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

セブンスターズ/22

セブンスターズ 22
 
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22 それから・・・ 1
 
 「それじゃ、中学卒業兼、俺達のスタジオの円満解散を祝して」
 カンパーイ!!
 俺達七人はスタジオのちゃぶ台の上でグラスに入れたコーラを掲げていた、
 ちゃぶ台の上には一階のダイナーで注文したフライドポテトやらハンバーガーやらフライドチキンが容器に入れられ並んでいた、
 「ねぇねぇ、瞬也はこれからどうすんの?」
 ん?俺か?
 「合格した音楽の強い高校行ってゆくゆくは音大で作曲を学びたいな、その後は作曲家としていろいろやってみたい、歌珠は?」
 「ほあ、私?」
 チキンをほおばりながらとぼけた声を出し俺を見る俺の左隣の歌珠、
 というか、お前が俺に訊いて来たんだろ・・・
 「高校は行くけど、卒業したら歌い手として」
 「俺と同じく音大で歌を習うと」
 「え!?なんで?!」
 チキン食いながら目を見開き驚く歌珠、
 「勉強はしとけ、試験対策は教えてやるから」
 「ぶーぶー」
 口をとがらせブーイングする歌珠、
 「そういえば紗月ちゃんは?」
 歌珠が話を振る
 「私・・・私は・・・」
 言葉に詰まり目が宙を泳ぐあからさまに考えている・・・
 と、戸惑いながら口を開き・・・
 「普通に近所の高校に行くかなぁ、その後は・・・考えてないや」
 「大学行くなら専攻はちゃんと決めろよ」
 「はいはい、如月は私と同じ高校だよな?」
 と、隣の弟に話す、
 肝心の弟は会話に参加していた俺達をこともなげに見て
 「僕は・・・大学には行きたい、まだ何も決まって無いけど・・・ね、画加来さんは?」
 「私?」
 と、紙コップのジュースをストローで吸い飲みながらくぐもった声で画加来が斜め右前の演持如月を見る
 「高校で出版社に漫画を送りつつ合格したら美大に行くわ、行ければだけど・・・」
 言葉が詰まり、二つ左隣の示書を見る、
 「示書は?」
 ポテトを口に放り込んでいた示書が気が付いたように画加来を見る
 「俺か?高専情報工学に合格したから、そこ行きつつ今受け持ってるゲームのコンソール移植をして、その後もゲーム作ってくかな?後は・・・」
 自然と残った示書右隣の動間に全員の目が行く
 と、こちらは唐突に注目を浴びてだがいつものように目を白黒させどもりながら
 「わ・・・私!?高校に行きながら動画を作るかな・・・それ以上は・・・考えてないや・・・」
 言葉が詰まりつつも返答する
 おし、この辺りで一旦別の話題にするか!
 「そういえば行く高校だけどさー」
 
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