バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

セブンスターズ/14

セブンスターズ 14
 
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14 画加来 立江 2
 
 結局は、地道にやって行くしかない・・・
 最初の設定から、勢いを持たせつつ、矛盾が出たらそれを潰すように設定を変更、
 描いていた絵柄もそれを抑えるように修正、
 これだと生まれに矛盾が出るから少し早く、
 これだと強さに説得力が出ないからこういう設定を・・・
 他人の仕事を手掛けつつやったことがないやり方に四苦八苦しながらも、
 1月かけ、ようやく、納得のいくものが出来る、
 「これで、矛盾は出ないはず」
 ラフを見つつ思案する
 でも、これでヒットするのかしら・・・?
 一筋の不安がよぎる、
 というより、今までよりパワーが足りない・・・
 出来上がったラフを入口でちゃぶ台囲んで順番に皆に見てもらう
 「今までよりもすっきりしたと思うぜ、はい」
 感想を言いつつ回す音川瞬也
 「もっと恋愛要素無いのー」
 無茶言うなこれの本題は恋愛じゃないんだ、次は本題にするから歌珠多摩実
 「うん、バランスよくなってる」
 真正面に原稿見ながら首を縦に振るありがとう動間観代
 「でもこれだと売れないかもしれないね」
 そこが痛いんだよ演持紗月
 「凡庸的になってるね」
 それはいいのか悪いのか演持如月
 「まぁ、わかりやすくはなってるな」
 まぁ、問題点は欠片ぐらいクリアしてるか示書斉史
 とまぁ、皆の意見、
 ・・・そういう意見になるか・・・
 でも、そうじゃない、
 「でも、多分、一度ここに来る必要があったんだと思う」
 動間観代?
 動間観代が私を見る
 「色々描いてみたら色々思い尽くし、前に描いたものの欠点も見えてくる、何よりも色々描いてみることが肝要なんだと思う、その上で、自分のスタイルに生かすことが大事なんだと思う」
 そうか、そうだよね・・・
 思わず体全体に力が入る
 よし!
 
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