忍者マウンテンサイクリングレース 18
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18
ついにこの日が来た!
琵琶湖のほとりの山のさらに山奥、
深夜、たくさんの忍びや外国のスパイなどが自転車で競う、
ツール・ド・ニンジャ!!
「がんばれ~」
「がんばれ~」
背後離れたところから聞こえる丹と藍の声、
「久しぶりだな・・・」
転五!?
声が聞こえた右側を見るとそこには確かに濃藍の忍び装束を纏ったその男はいた
「休暇、取れたのか?」
「なんとかな、さすがに、今回は逃せん」
だろうな・・・
「あら、久しぶりね」
アリマ!?
左側から聞こえた声に振り向くと、黒い全身スーツに長い金の髪を頭後ろで簡素にまとめた平然とした表情をしたその姿を確認する
「なぜこんなところに・・・?」
「私も自転車をたしなんでいた、ただそれだけよ」
「面白い、負けはしない・・・」
この大会は裏の組織であれば男女年齢関係無し、様々な妨害もあり危険な物、
おっと、そろそろスタートだ、
出場者がスタートラインの後ろに一斉に集まり・・・
ドン!!
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