バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

マグナムサッカー/11

マグナムサッカー 11
 
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 11
 
 いや、ところどころから毛皮がはみ出ているサイボーグ風の鉄鎧を身にまとった・・・やっぱりゴリラだ!
 そのゴリラが拳で思い切りボールをこちらに弾き返しドラミング!
 胸に手の平を勢いよく叩きつけ吠える!
 けっ、よくもまぁこんなもんをしつけたもんだ、
 だが、全く怖かねぇ!!
 「審判!今拳でボール弾いたぞ、あれはハンドだろ!!」
 「ゴリラは四足歩行なのであれも腕ではなく前足です」
 ダメか!!
 ゴリラが四足でこちらに走り込んで前足を開きボールを掴む!
 ええい!!
 「猛獣退治だ!!」
 「警告!EX選手に銃弾を当てるとレッドカードです!!」
 EX選手ってなんだよ!?
 ええいまだろっこしい!!
 俺は一気に走り込み、ゴリラの前に立ちはだかる!
 ゴリラはルールを理解しているのか、俺を吹っ飛ばしてもいいのに俺を見据え止まる、
 だが・・・ノープラン!!
 このデカブツをどうすればいいのか、つーか、やっぱりボール持ってるのはハンドじゃないのかあれ?
 このままじゃどうにもならない、俺とゴリラ、互いににらみ合いが続き・・・
 ・・・一か八か・・・
 俺は真上に向かってマグナムをぶっぱなす!
 その大きな音に、ゴリラは驚き思わずこちらにボール持つ拳を伸ばす
 よし!このままならこの拳を受け止めるという名目で掴んでその隙にボールを離させることが
 ピイイイィィー!!
 笛の音にゴリラは正気を取り戻したのか、動きが止まりボールを離す
 くそ!あと少しで少なくともあのゴリラからボールを奪えたんだが・・・
 
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