バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

左竜右人ドラセルシア/23

左竜右人ドラセルシア 23
 
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第8話 バハムートの焼肉 後半
 
 黒くなってもいけないし、この辺りかな・・・?
 焼けた肉を焼ける前に飯と汁と一緒に来ていた箸で取りたれに付けて口に運ぶ・・・こ、これは・・・
 この噛まなくてもあふれ出るエネルギー・・・まさしく、バハムートの肉!!
 ああ、あの光線を吐きまくるあの竜のエネルギーだ~
 口の中で油が溶け高エネルギーが肉のうまみと共に解放されていくぅ~
 ここで白飯!
 おお!噛むほどに植物と動物が口の中でハーモニーを奏でる・・・
 そこで鳥出汁!
 ああ・・・口があっさり目の油でさっぱりしていく・・・
 続けて別の、油が大量に差した肉をまとめて長箸で取って金網に乗せて焼き、
 そのまま焼けた辺りで箸で取って口の中に運ぶ・・・
 ああ、光の元出油が口の中で私の原始的なエネルギーへと変わっていく・・・
 二枚目はたれに付けて・・・
 こ・・・これは・・・光が・・・私の中の闇を駆逐していく・・・
 白飯がさらに光を強化し・・・私の命と胃袋を満たしていく・・・
 心が・・・燃えていく・・・
 ・・・私は食い尽くす、光の肉を、白の飯を、翼の出汁を、・・・
 ・・・ごちそうさまでした・・・
 料金を払い、外に出る、
 青空が私を迎えてくれる、
 目の前には木で建つ家々と大きな木の船が並ぶ向こうには石で立てられた長方体が一定で奥に並ぶ人工的な港・・・
 さて、次はどこに行くべきか?
 故郷の国に帰るための道を探すか?、もう少しこの国を回るか?、それとも世界を歩き回ってみるか?
 ま・・・どうにでもなるか!!
 私はそうして、歩き出した・・・
 
左竜右人ドラセルシア おわり
 
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