大決戦!!賭けられる、世界の命運!! ダブモン!!27話24
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
24
そう、まさしくあいつらと同じような年齢や背格好の・・・
それを見た男の目が見開かれ、女神にその視線が向かう!
「どういうことです!彼らの一人は現世に帰ると言っていた!!」
「残念ながら、あちらの世界の人々に知られるわけにはいかないのです、もし知られれば、彼らは何としてもこちらの世界に来ようとするでしょう、さすがに邪魔があっては困ります」
男が悔しそうに歯を食いしばる
「く・・・やはり、やらねばならないか・・・彼らを解放するために!!」
「私がいなくなれば、現世に帰れなくなるかもしれないですよ?」
「それでも!囚われの彼らをこのまま囚われの身にし続けるよりましだ!!」
「致し方ありませんね・・・」
女神が右手を再度大きく上げると女神の背後に隠れていた大きな木・・・世界樹が小さく杖のようになりながら女神の手に収まる!
戦闘態勢か・・・ならば・・・
と、俺の左手にネクロスの手が・・・
俺は思わず左に来ていたネクロスを見る、
「ネクロス、力を貸してくれるのか?」
「・・・」
ネクロスが刀となり左手に収まる!
「ならば!」
右手に持つ裁定の剣と共に女神に向かう!
男も腰より剣を抜き放ち女神に向かう!
女神が杖を上に掲げると、女神から光の球が左右に展開、
左右計4つの光の球からビームがこちらに放たれる!
それを上に跳んで避けつつ女神に一対の両の手の剣を振り下ろす!
世界樹の杖で受け止める女神、
そこに男が通り過ぎざまに剣で斬る!
しかし、女神は動じない!
「残念、裁定の剣以外効かないのよ」
「それはそれは、隙でも作れればと思ったんだどねぇ!」
今度は剣が世界樹の杖へと向かう!
が、当たっても動じない!
「うそ~ん」
「はい残念」
俺の剣を杖で防ぎながらの後ろ足蹴りが男を吹き飛ばし壁にめり込ませる!
「甘く見られたものだな!」
この隙を逃す俺ではない!一気に下に降り下から剣を差し込む
バサァ!
大きな翼の音が響くと女神が空へと避ける!
女神の余裕の表情が俺を見る!!
「残念、そう簡単にやられてあげるわけにはいかないのよね」
だが、天井がある関係上、俺の脚力なら届く!
「今度はこれ」
再度女神振るう杖のを合図に女神から放たれるは無数の光の球、
向かい来る幾つかは俺が振るった二つの剣に切られ、また俺のそばに着弾して爆発し、
それ以外は距離を取りビームを放つ!
「ここだ!!」
その刹那の間を見つけ俺は跳躍!
爆発による爆風の影響も最小限、向かってくるビームは俺を掠るが熱さと焦げた匂いを感じながらもダメージや軌道変更には至らず、
「はぁああああ!!」
俺は、裂帛を上げながら女神に迫る中で一対の剣を突き出した!!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――