バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

我はダブモン!我こそがダブモン!! ダブモン!!16話/06

我はダブモン!我こそがダブモン!! ダブモン!!16話06
 
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 受け取ったカードを持ちつつ、改めでバサラマンダの方を見上げる
 「で、命とは?」
 「北にある遺跡を調査してほしい」
 「北に?ここから北に遺跡があるのか?どのくらいの距離だ・・・?」
 「ほら、あの丘の下だ・・・」
 バサラマンダがその顎を右奥向こうの方に向けて戻す
 確かに指示された方向には草原向こう遠くに低い丘があるが・・・
 「あの丘のあたりに遺跡があるなどとは聞いたことが無いが・・・」
 「先日起きた地震によって出てきたらしい、ほら、あの山の・・・」
 と、バサラマンダが左の方に顔と共に目を向けた先にあったのは、天を貫くいくつもの刃のようなものが連なり出来る岩山・・・
 あれは・・・
 「四葉山か・・・」
 「そうだ・・・」
 なるほど、あれほどのものなら確かに地中に遺跡が埋まっていても出てくるか・・・
 俺が目線をバサラマンダに戻すと、バサラマンダも四葉山より戻して来る
 しかし、私にはまだ確認しなければならないことが・・・
 「だが、私には大切な使命がある、魔王様が女神と人類に勝つ裁定の・・・」
 「これは最重要任務だ、どのような使命よりも優先される、わかったらとっとと行くんだ、場所に迷うようなら案内してやる」
 「ぬ・・・わかった」
 裁定の剣より優先される任務だと?
 ・・・とにかく行かねばなるまい、バサラマンダが嘘をついているとは思えないし、
 右手に持つ未知のカードを見る
 このようなカードを持たされては・・・
 俺は、気を取り直し、北の丘へと歩を進めていく・・・
 
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